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25年前の自分に会いにいく | 昔読んだ本との再会

こんにちは。皆さんは他の方のnoteを読んで影響される事ってありますか?思い当たらなくても無意識のうちに影響されてることってあるのかもしれません。

この前、クジラさんのnoteに触発されました。

ああ、今この時期に読めて良かった、この場所で読めて良かった。そんな思い出の本って多分みんなにあるんじゃないかなと思います。
※ クジラさんのnoteより

そうです。昔読んだ本、思い出の本、皆さんにもあるかと思います。

大脳新皮質のデータベースにアクセスし、本に関する最古の記憶を辿り、未だに印象に残っている本について思いを馳せるに至りました。データは大部分が損傷してましたが。笑

はじめに

小学生の頃、確か5、6年生くらいだったような。面白いなと思った本があります。

すごくおぼろげな記憶で、覚えていることは『面白かった』という記憶とタイトルのみ。あとは、物語のオチの一部を少々。

クジラさんのnoteに触発され、早速Amazonにてポチりました。そして、会社から帰宅後に小学生の自分の思考に会いに行きました。

※ リンクがちゃんと表示されないので写真にて失礼

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https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4035400505/ref=cm_cr_arp_mb_bdcrb_top?ie=UTF8

25年間、感性は変わらない

普段、フィクションは全く読みません。ノンフィクション、特にエッセイとかビジネス書の類がメインです。

※ Amazonのレビューからあらすじを拝借しました

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普段は縁がない小説(?)だったんですが、いやー面白かったです。自分の感性が25年もの間、良い保存状態のまま残っていた事に驚きました。

この面白さはどこから来ているのか…。万人には共感できないかもしれませんが、当時の私がどの部分に興じたかについて少し考えてみました。3つあります。

【登場人物の人柄】
どの登場人物も人間味溢れる点に惹かれた
んだと思います。そして悪い人が出てこない、まるでアンパンマンみたいな世界観がありました。

それぞれが葛藤に悩みながらも事実を受け入れていくというドラマに魅了されたのかなと。

【セレンディピティ〜偶然による幸運〜】
狙った通りの結果よりも、思いがけない出来事による幸運の方が、お話として好きなんだと思います。

これは私の趣向だと思ってますが、例えば偉い人の成功体験なんかだと、(その人曰く)本人の意思で切り開くお話よりも、偶然に助けられた人情話の方がストーリーとして好みな気がしてきました。

【でも結局は、伏線の回収】
物語に全く関係ないと思っていた前半での点と点が、終盤にかけて線で結ばれていくーこの展開に子供ながら偉く感動した覚えががあります。

今でもいろんな事象を無理やり(笑)関連づけて考えるのが好きなんですが、この趣向は子供の頃に出来上がったのかもしれません。

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25年間の時を経て気がついた点

とは言え、新たな視点としていくつか細かい部分が目につきました。25年前にはおそらく気がつかなかったんだと思います。

・セリフの言い回しが不自然に感じる部分も
・話の展開に多少強引なところも
・平仮名が多くて読みづらい

自分の感性の赴くままに感動できない部分ってオトナの良くないところだと改めて実感しました。笑

よく部下の資料に対して重箱の隅を突くような指摘をするオジサンがいる気がしますが、25年ぶりの本でその擬似体験が出来たのかもしれません。面倒臭いオジイさんにならないためにも、この視点は胸の内に締まっておこうと思います。

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この四半世紀は何だったのか

25年を経て大人になったものの、物語に対する感性は変わりませんでした。強いていうならば、本線とはあまり関係のない細かな点に対して、多少の違和感が生まれただけ。

感性は変わらず、常識が増えた、という事でしょうか。

好き嫌いのような趣向や感性は子供の頃から変わらないのかもしれませんね。『三つ子の魂百まで』とは言い得て妙です。

25年間で目立った進歩がみられなかったともとれます。笑 ポジティブに考えると、もしかしたら我が息子と本の感想について同じ目線でディスカッションできるかもしれません。

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全ての過去は、現在の自分の伏線

今回の読書を通じて、自分の感性の保存状態を無事確認できました。この感性は私のこれまでの人生にいろんな面から影響を与えたのかもしれません。いや、そうに違いない気がしてきました。

これまでにいろんな人と関わって、様々な環境を経てここまで来ましたが、全ての出来事が現在の自分に少なからず影響しています

また、今後身に降りかかるであろう出来事も、良い悪い関係なく、この先の人生に影響するんだと思います。

そう考えると、全ての出来事は人生の伏線なのかもしれないですね。なんか感慨深いです。それではまた。

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