見出し画像

『だったらお前がやれ』 | 役割分担と課題感との不一致について

こんにちは。以前の記事で、視点の違いによって物事の見え方が変わってくることについて書きました。

私生活の中で似たような事例があったのでこの場を借りて紹介したいと思います。

『こうあるべき』という主張をするつもりはさらさらありません。こんな考え方もあるのか的な視点で気軽に見ていただければと思います。

はじめに

現在妻は育休中で、1日中家事と子供の世話をしてくれてます。大変有難い話です。

私も早めの退社に在宅勤務を織り交ぜながら出来る限り関わりを作ってるところです。

が、家庭内で気になって仕方がない事が2つほどございます。ただ、本当にくだらない、些細な事です。

気になって仕方がない

【土間に鎮座し、玄関を占領するベビーカー】
我が家のベビーカーは折りたたみ式。来客がある際は私の部屋に収納してます。しかし妻が毎日散歩で使うため、たとえ私が片付けたとしても、必ず次の日には玄関に鎮座してます。笑

朝出勤する際は玄関床を靴下で歩く事なく(これも怒られたので)限られたスペースの中、自分の靴をつま先で手繰り寄せなければなりません。

画像2

【キッチンの床に転がってる食材たち】
みかんやバナナが散らばってます。あくまでも個人的な好き嫌いの話なんですが、キッチンでの作業中に背後を通られるのが私にとってはストレスなんです。

物が床に散乱する分だけ通路も狭くなりますので、胃がギュッとなるようなストレスを感じます。笑

この前、ついにバナナを踏んづけてしまいました。妻に報告したところ、ノーダメージ。全く気にしてない様子です。笑

画像3

心頭滅却できない私たち

マジでくだらないじゃねぇかという声が聞こえてきそうです。気になる点がこの程度ってある意味幸せなんだと思ってます。

ちなみにこれらについては妻には伝えてません。どうしても気になって仕方がない場合はそっと片付けてます。笑

役割分担は相手への期待を生む

夫婦間は勿論、職場などで日々繰り広げられる何からの衝突の背景に『役割分担』と『課題感』との間に不一致が結構あるかもしれないなと考えるようになりました。

画像4

役割分担
読み方:やくわりぶんたん
作業を複数の要素に分け、それぞれの作業を各人に割り当て、手分けして作業に取り組むこと。役割を分担すること。

冒頭の私のケースの場合、相手に動いてほしい(=片付けてほしい)と考えてしまう背景には役割分担の考え方が根差していると思っています。

『〇〇はアナタの仕事だから』
『〇〇くらいはやってほしい』

役割分担を念頭に置くと、相手もしくは自分がやるべきタスクが浮き上がってきますよね。今回のケースでは、私の心の中で暗に『役割分担』で仕事を振るい分けて、相手に『それをやってほしい』と期待しているわけです

しかし、待っているだけでは一向に片付く気配がないのが常。あるいは『あれ何とかしてよ』と話をするとどうでしょうか。場合によってはこじれてしまう気がします。

その理由ですが、ベビーカーにしろ食材にしろ、妻にとって『課題』ではないのでは、考えています。

画像5

課題自体を認識していないと、関心も持てないし着手すら出来ない

課題感は問題意識という言葉でも使われますね。

問題意識(もんだいいしき)とは、社会において存在している問題に対して、人々がそれの性質を見抜くなどといった形で、その問題に対して主体的に関わり合おうとする意識の持ちようのことを言う。
《出典》Wikipedia

ワーママはるさんのボイシーをこの前聞いたんですが、『行動変容モデル』という考え方でこの辺の認識の不一致について説明されていました。

《出典》ワーママはるラジオ
#289 相手を変えたい!それが相手のためだものを分解

課題自体を認識していないと、関心も持てないし着手すら出来ないわけです。

私のケースの場合、私が気になって仕方がない事は妻にとって全く問題ではない(=課題ではない)ということになります。というか、そもそも気付いてすらないのかもしれません。

私にとって無茶苦茶気になる事も、妻にとっては気付いてすらない。これは考え方の違いなのでどうすることもできません。

画像6

解決策は2つだけ

この場合、解決策は2択になります。

課題感を擦り合わせるか、自分でやるか

私の場合、後者を選択するようにしてます。笑

課題感のすり合わせ『これって問題だよね、うんうん。じゃあ一緒に解決しよう』は時間も手間もかかるため、小さな事は自分でやるようにしてます。当たり前だろ、という声が聞こえてきそうですが。笑

ただ、家庭内のイザコザだけでなく職場でも同じことが起きている気がしてなりません。

自分のデスクを片付けろ』とか、
何故、言われたことをやってないんだ』とか

こういうのってすべて課題感の不一致が要因なのかなと思ってます。言っている側からすれば、『アナタの役割、アナタの仕事』ですが、当の本人からすると『課題ではない』のです。

画像7

だったらお前がやれ

この言葉は、昔開発部のトップだった方が確かよく言ってた気がします。

私がこの言葉を他人に使うことはありません。笑
ただ、自分自身に対して多用してます。

私自身が課題として感じている事は、『だったらお前がやれ』と自分自身に投げかけて自分で処理するんです。

気になるんだったら自分でやれ、やらないんだったら気にするな、の精神ですね。勿論、どうしても気になって仕方ないものの自分で取り組めない事もあります。その場合は心頭滅却します。笑

このように役割分担と課題感の不一致っていろんなイザコザに発展する気がしてます。

私の周りの人は皆んな良い人なので何も言わないですが、場合によっては『だったらお前がやれ』と思ってるのかもしれないですね。気をつけたいと思います。それではまた。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?