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絹織のーと

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詩集です。徒然なるままに。そしてその大半は、たった一人の為だけに。
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2022年9月の記事一覧

秋の徒然

秋の徒然

随分と涼しくなって過ごしやすく
夏の暑さを恋しく思うような夜長
会いたい人にはいつも会えない
どこからかきこえる足音を
はっとして耳で追いかけるけど
思い描く人のものではないのね

泣きたくなる時間は苦手
いつも自分が孤独だと再確認させられるから
明るい陽の下でなら
濡れた頬も乾くのよ

けれど誰にも知られずに
おもうさま涙を流すのは
いつも星の下

あなたへの徒然

あなたへの徒然

普通の恋愛なんてできないと分かっていた。

あなたと出会った時から。

不思議な視線の動き

理解できない思考回路

独特の人生観

真似できない、と感じながらも強烈に惹かれていく。

会えば会うほど、離れられないジレンマ。
愛してると紡ぎたい唇がもどかしい。
手に入れられないもどかしさから、独占したくなる。時間ごと、人生ごと、身体ごと。

誰にも見せたくない。

私から離れないで。
私以外を見な

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