【読書感想】癒される小説✨「今宵も喫茶ドードーのキッチンで。」
こんにちは。Yui Kinouです。
今日は読み終えた本の読書感想を投稿します。
今回はnoteで感想を投稿しているのを見かけて、買って読んでみた本です。
(誰さんだったかは失念してしまいました……)
舞台は近代。マスクをして、外出を控えて…という、まさに今の社会。
そんな社会に疲れたり悩んだりした人たちが喫茶店に一回、二回と訪れて、店長の一言でいい方向に変わっていく、前向きに戻る、そんなお話でした。
今の時代にあるあるな疲れや悩みなので、今の社会情勢に疲れている人にぜひ読んでみてほしい一冊です。
今宵も喫茶ドードーのキッチンで。
標野凪 (著)
◆店主だけのときと、短編ごとのメイン人物の時の文章が異なるのに違和感はあり
店主だけの時はですます調で、誰かが見守っているような文章。
しかしメイン人物が出てくるときは、普通の三人称の文章になっていたので違和感がありました。
最初、「店長だけの時のですます調」が意味が分からず、戸惑いました。
言葉の使い方もなんだか子供っぽい。
それが可愛らしくて癒される人もいるかもしれませんが、私自身は引っかか手しまいました。
しかし、その視点が一体ナニ視点なのか、最後の短編で分かります。
途中からウスウス"そう"なんじゃないかと思っていたのですが。
最後まで読めば納得の理由なので、違和感にムズムズしながらも最後まで読んでいただければと思います。
◆今の社会にありえる人の苦労や悩みがよく描かれている
テレワークなどで家にいる時間が増えたことで、ネットの情報に振り回されたり。訪れるお客さんが減ったことで翻弄したり。配慮しているのに理不尽なお客のクレームに振り回されたり。はたまた年齢や衰えに悩んだり。
このご時世にありそうだな、と思う悩みを抱えている人が短編ごとに登場します。
個人的にはネットの情報に振り回されている姿がやはり身近に感じました。
お気に入りの配信者。でも日を追うごとに自分の理想から離れてしまったときの何ともいえない思い。過剰な意見。憧れの他人の生活を、自分の生活に取り入れようとしても失敗。自分はなんて駄目なんだろうと落ち込む。
他の短編よりも自分にありそう、ということで気に入っていますが、他のお話もすべて穏やかで、ゆっくりとしたペースのお話でした。
短編ごとのメインキャラが、別の短編で出てきたり、繋がっていたりするのも見ものです。
ぜひ興味があれば読んでみてくださいね。
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