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妻と良い関係性を築くために、行なっていることを3つ紹介します。

私の周りには、家で嫌われている人がいます。
私はそんな人たちを見ていて、
自分は絶対にこうはなりたくないなと
思ってしまいます。

本来なら一番居心地が良いはずの自分の家。
人生の多くの時間を過ごすはずの自分の家。
自分の家を " 帰りたくない場所 " にしたくない。

みなさんそう思っているはずです。

なのに、私の周りには自分の家が
居心地の悪い場所に
なってしまっている人がいるのも事実です。

では、なぜ居心地の悪い場所になってしまうのか?

そのほとんどは家族と良い関係性を築くことが
できていないことにあると私は考えます。

なので私は、家での人間関係を
良好に保つ努力をすることにしました。
(実体験として、本記事では妻との関係性についての
取組を記述していますが、子供や親との関係性に
置き換えることもできると思っています。)

この記事では、
私が取り組んでいることを3つ紹介したいと思います。
3つの項目は目次にある通りです。


家族との関係性をもっと良くしたいと
思っている方や、
関係性を良くしたいが何をすればいいか
わからないという方が、
明日から何かを変えてもらえるような
記事にしたいと思っています。

心あたりがある方はぜひ最後まで読んで
いただけると幸いです。
読んでくださった方が少しでもヒントを得て
いただけると尚、嬉しく思います。

この記事は約4,600文字程度です。

取組その1:感情的にならない

この項目では、すぐに感情的になってしまう人
向けに書いています。
先天的に感情的になりにくいという人は、
この項目は読み飛ばしてください。

本テーマは、私にとっては永遠の課題です。
みなさんはどうでしょうか?

感情的になりやすい人が
感情的になりにくくするためには、
相当なやる気と、期間と、地道な努力が必要だと
私は考えています。
(実際に私がそうです。)

私が自分自身の感情のコントロールに
取り組み始めたのは3年ほど前です。
今やっと半分くらいまで(感覚です)達成した
かなというところです。

私がコントロールしたい感情は、
主には怒りの感情です。
・イラっとしてもすぐにきつい言葉を発しない。
・妻と険悪なムードになっても15分程で
 通常の感情に戻る。
・何かきつい言葉を言われてもすぐに
 言い返さない。
このあたりを具体的な目標としています。

以前と比べてこれらがかなりできるようになった
という実感があります。

この目標に向かって行なっていることは、
 " 感情日記 " と " 意識すること " です。
順に説明します。

感情日記とは、自分が感じたことを日記に
ただただ書いていくだけです。

自分自身の感情をコントロールするために、
まず重要なことは自分の感情のでかたを
知ることです。

コントロールする対象が何なのかを知らない
限りはコントロールすることはできません。

そこで日記をつけて、文字化をすることで、
自分で把握できるという狙いがあります。

私は3年前から感情日記を書き続けています。

今となっては、
何か嫌なことがあり、
ドッと苛立ちの感情が出てきても、
今自分は〇〇という事象があって、
〇〇という理由により腹が立っている。

とか、

前にも似たようなシチュエーションで
同じように苛立ったな。というように、

自分で客観視できるようになっています。

客観視することで、瞬時に攻撃的な
言葉を発することが劇的に少なくなりました。

客観視のスキルを身につけた後は、
ひたすら実践するのみです。
せっかくスキルを手に入れても、
使わなければ意味がありません。

これがまた面白いことに、
思考停止でぼーっとしていると、
すぐに感情が表に出てしまいます。

なので、客観視しよう!という
意識を常に持っておかないといけません。

自分が少しでもイラっとしたら、
客観視をするというルールを決めてしまいましょう。
そのルールに従っているとそのうち習慣化されて、
無意識に客観視しているはずです。

最後に客観視ができたら、
「どうするか?」を考えていけば完璧です。

自分自身のことなのに、
まるで友人に相談されたかの様に一歩引いて、
答えを考えることができます。

そして自分なりに答えを出していけば、
気づけば感情的な状態から正反対の状態、
すなわち冷静な状態になっています。

対人関係においては、冷静な話し合いは、
相手としても安心して対応ができます。
感情的にものを言われてしまうと、
身構えて相手も相手自身の本心とは違う言葉が
出てきてしまいます。

冷静に本心を伝え合えるコミュニケーションが
できると、良い関係性と言えるのではないでしょうか。

取組その2:相手の感情の責任を取ってあげる

実は感情日記には、もう一つの効果があります。
それは、この項目を読んでいただけるとわかります。

本項目のテーマである感情の責任を取るとは、
簡単に言うと、私が悪いということにしてしまうことです。

これだけ見ると、そんなのは損だとか、
相手がつけあがるなどの意見が聞こえてきそうですが、
ニュアンスが少し違います。

皆さんは、自分のせい(責任)になりたいでしょうか?
もちろんなりたくはないですよね。

それは、仕事や社会において、
罰則があったり、キャリアに傷がついたりすると、
今後に人生に大きく影響してしまう為、
可能な限り避けたいということだと思います。

では、家族間において、
自分のせいになるとは、どのような例があるでしょうか?

・あなたの発言で傷ついた。
・あなたのせいで楽しくなかった。
・あなたのせいで間に合わなかった。
などが挙げられます。
(ここでは不倫やDVなどの深刻な例は含みません)

もちろん本当に自分が悪いのであれば、
ちゃんと謝って改善すべきです。

でも些細なケンカなどは、
言うなればどちらも悪いことがほとんどです。

では、これを自分のせいということにすると、
どのような罰則があるでしょうか?
あるとすれば自分のプライドが傷つくくらい
だと思います。

にも関わらず、人は自分を守りたくなります。

自分のせいになりたくないと、
無意識に必死になって戦いたくなります。

私も昔はそうでした。

だからこそ、気持ちはよくわかります。
なので私は、目の前の大切な人が、
保身のために私に対して強い主張をしてくると、
「そうだね、あなたの言う通りだ」と、
受け入れてあげたくなります。

それを可能にするのが、
 " 感情日記 " です。

本項目の冒頭に書いた、もう一つの効果は、
相手から何か責められるようなことを言われても、
ダメージを受けにくくなるということです。

これは自分自身が、
「自分という存在を認められる」ということです。

感情日記を書いていると、
日記の中で自分と対峙しなければなりません。

嫌な面、良い面様々な自分と出会います。
最初は、嫌な面と対峙すると、
自分が嫌いになりそうにもなります。

しかし、感情日記を書き続けることで、
そんな自分を認められるようになります。

この理屈は私にはわかりません。
単純接触効果とかなのかもしれません。
ただ、感情日記を書き続けた私の実体験として、
今では自分の嫌な面が見えても、
「私ってこういう人なんだな、まあそれでいいじゃん。」
と一線引いて考えられるようになっています。
(改善すべきと判断したことは改善しますが。)

これも、前項で書いた客観視なのだと思います。

つまり、話を戻すと、
相手との口論の中で、私のせいにされたとしても、
自分自身は自分の味方であるために、
自分を守るような言動をしなくて済んでしまいます。

自分が悪い、そんな自分でも問題なしと、
自分で認められるという仕組みです。

自分が悪いということにすると、
相手から蔑まれて信頼関係が崩れそうに思いますが、
醜い争いをして、感情的になって暴言を吐くよりは、

結果として相手の主張を潔く受け入れて、
寛容な対応をした方が、
信頼関係は築けると私は考えます。

取組その3:自分の気持ちを伝え切る

最後の項目は、一番簡単なことであり、
すぐに効果がある内容となっています。

小さい頃からみなさんもよく言われていたと思いますし、
昔はよくできていたという方が多いと思います。

「感謝の気持ちを口に出して、相手にきちんと伝える」

これだけです。とても簡単です。

間違えてはいけないのは、
自分が心の中で思っている=相手に伝わっている
ではないということです。
以心伝心や阿吽の呼吸という言葉があるだけに、
言葉を交わさなくてもお互いのことがわかることが
ペアとして理想とされているかもしれません。

しかし、実際に相手に伝わっている可能性は、
限りなく低いと考えて良いでしょう。
エスパーでもない限り、たとえ家族であっても、
相手胸の内を言い当てることはできません。
阿吽の呼吸を目指すのは現実的ではありません。

つまり、言葉に出して伝えることは必要不可欠
というわけです。

ちなみに、私は、普段からあなたが大切な存在である
ということを伝えています。
もしご飯を作ってくれたなら、全力で美味しい!と
言います。全力でありがとう!と言います。
掃除をしてくれたら、全力で部屋が綺麗だから
気持ちが良い!と言います。
何かをしてくれたら、全力で助かった!と言います。

さて、今すぐに感謝の言葉を口に出してみませんか?

感謝の気持ちを伝えることができたら、
少しだけレベルアップします。
楽しい、不安、心配、怒り、悲しいなどの気持ちを
うまく伝えれるでしょうか?

特に私が難しいと感じたのは、
怒りの気持ちを伝えることでした。

感情に任せて怒りを伝えようとすると、
どうしても口調が強くなったり、
嫌味っぽくなったりしてしまいます。
そうすると、相手も戦闘体制に入ってしまい、
大ケンカの未来が見えてしまいます。

それを回避する伝え方のコツとしては、
あなたのせいで私が苛立っている、
怒っていると伝えるよりも、
「私はこういう人だから苛立っており、
あなたに迷惑をかけて申し訳ない。」
といった感じで、あくまで私側に問題がある
ということを伝えると良いと思います。
前項でも書いた " 私のせい " にする方法となります。

そうすることで、相手は自分のせいではないので、
身構えて保身する必要が無くなり、
変に落ち込んだり、攻撃したりすることはありません。
つまり、「あなたは苛立っているのね、
じゃあ、私にできることはなんだろうか?」
と冷静に考える余地を与えることになります。

初めは、言葉だけでも私のせいという文言を
並べるところからで良いと思います。
その訓練をしていると、表情・仕草なども
柔らかくなっていき、より相手が怒っている自分を
なだめるような対応してくれるようになります。

このように感情を共有し、
家族間で助け合うことができれば、
一人で悶々とストレスを溜め込むことも少なくなる
といった効果もあります。

自分が抱いてる感情を洗いざらい伝えることは関係性を
良くするために重要な手順の一つとなると考えます。

まとめ

私はこれからの(長いはずの)人生を
妻とずっと一緒に生きていくわけなので、
妻との関係性は最重要事項として考えています。

今回の記事は、家族との関係を良好にするためには、
という内容で感情に焦点をあてましたが、
感情のコントロールは、
何かにつけて直面する課題であると感じています。

・何かに集中する
・怒りの感情のコントロール
・悩みや落ち込みから立ち直る
・サボり癖
・緊張    など

私は永遠のテーマである感情のコントロールを
し続けることで、
自分が歩みたい人生を生きていきたいと思います。

(おわり)




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