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ぼくというコンテンツ

おはようございます。はじめまして。

木乃セイといいます。自己紹介をすると長くなるのですが、ぼくはLGBTQ+のうつ病患者で軽度のADHDを患っています。睡眠障害と抑うつ状態がひどく、現在は仕事を辞めて療養中。普段はオタクをやっています。

1992年生まれの28歳。大学を中退してからずっと体調がひどく、就活・就職歴なし。3年前に今の家でパートナーと同棲をはじめましたが、完全に養われているのが現状で、現在は障害年金の申請をがんばっています。

趣味は広く浅く気になったことをなんでもやっており、ライフワークとなっている小説執筆のほか、ゲームや紅茶や着物やカメラやアウトドア、手芸やドールや動画作成エトセトラ。最近はハムスターを飼いはじめました。かわいい。

LGBTQ+当事者としてのぼく

LGBTQ+と雑に書きましたが、ぼくはFtXのパンセクシャルです。

なんのこっちゃという方に向けて説明しますね。ぼくは、肉体および戸籍上は女性です。でも自分の性別はわからない。FtXというのはFemale to Xの略ですね。「無性」「中性」と表現される方もいますが、ぼくの場合は「男性、女性、どちらでもありうる」ってかんじでしょうか。

普段はなんとなく男性っぽい粗雑な振る舞いや発言をしていることが多いんですが、メイクもしますし、スカートも履きます。

身長が148cmしかないので女性用の洋服を着ているほうがしっくりくるんですよね。背がもっと高かったり、顔立ちが男性っぽかったらボーイッシュな服装をしていたと思います。自分に似合う服を着るのが好きなので。

で、パンセクシャル。これはバイセクシャル(男性、女性、どちらも好きになりうる)とはちょっと違って、あらゆる性を好きになりうる人のことを指します。これも細分化していくといろんな人がいると思います。ぼくの場合は「そもそも恋愛対象を性別で分けるシステムが理解できない」ってかんじです。

今のパートナーはシス女性(体も心も女性)なので、結婚できません。扶養に入りたいから早く同性婚が認可されねえかな、などと情けないことを考える日々です。

注意欠陥・多動性障害者としてのぼく

ADHD。物忘れがひどく、人の話を聞いてない。基本、3つ以上のタスクを同時に覚えられません。スマホはどっかに置きっぱなしがデフォルトで、片付けをすれば何かしらひとつは忘れ去られてそのまま放置。

興味も散らかり放題で、のめり込んだかと思うとすぐ飽きる。よく言えば多趣味、悪く言えば中途半端で飽きっぽい。熱意が長持ちしないので、よく言えば行動が早く、悪く言えば我慢ができません。

去年は唐突にフィルムカメラが気になってメルカリで購入、そのままはまり込んで現在、5機のフィルムカメラがうちにあります。

年末には友人とスキーに行くために実家に「スキーウェアを送ってほしい」と頼んだら、板と靴まで送られてきました。板がちょっと錆びてたので、道具買ってきて自分でメンテしました。

先週はハムスターにラタンのおもちゃをあげたら大喜びでかじっていたのでラタンボールって自作できるのかな……と思って籐細工のやり方や籐を売ってるサイトを調べました。

あと一昨日スケートリンクに行ってきて、そこで光るスケート靴履いてる人がいたのでちょっと気になりました。だってかっこよくないですか? ゲーミングスケート靴ですよ。

うつ病患者としてのぼく

もとから寝つきはかなり悪い方だったんですが、今の家に引っ越して半年くらい経った頃、完全に眠れなくなりました。数日間、一睡もせず。市販の睡眠導入剤でどうにか眠れましたが、3日分しか入ってなかったんですよね。連用はするなと書いてあり、限界を感じて心療内科を受診しました。

現在はデパスとベルソムラを中心に、睡眠導入剤と向精神薬を服用しています。最初の診断名は気分失調症という、うつ病よりも軽い傷病でした。2019年の11月頃までは経過もよく、当時のアルバイトも好調に続けられていました。3週間に1度だった通院を4週間に1度にしよう、という話も出ていたくらい快方に向かっていたんです。

2019年12月、祖父に末期がんが発覚。即入院。

2020年1月、祖父が亡くなりました。

これだけなら耐えられたのかもしれません。亡くなる前にお見舞いも行けましたし、少しだけど話もできた。ぼくが即興で手作りしたお守りを持って、祖父は旅立ちました。法事に来てくださるお坊さんによると、なんだかまだどこかで修行をしているようです。

ですが、この急すぎるできごとに心労もあり、体力的な疲労もあり、体調を崩していたところにやってきたのがコロナ禍でした。

2020年10月、ぼくはそれまで請けていたすべての仕事をシャットアウトし、療養に専念することにしました。通院回数、服薬量、ともに増える一方です。もうほんとうに、笑っちゃうくらい何もできません。

かろうじて続いていた買い出しと料理がたまにしかできなくなりました。気力のあるときにはやっていたはずの洗濯もパートナーに任せきりになりました。寝たり、起きたり、ぼんやりしたり、ハムスターを眺めたりして日がな一日過ごしています。一日が、あまりにも長い。

ぼくというコンテンツ

なにかしたいな、という思いはずっとありました。でも徒歩5分のところにあるスーパーにすら行けないのに、働くのは難しい。好きなことなら集中できるので、好きなことをできたらいいかな、と思ったりもしますが、その「好きなこと」が分散し、ばらけてしまうので、なかなかひとつのことが長続きしません。

それで考えて、友だちに相談したりして、出した答えが「ぼく自身をコンテンツにする」でした。

自分で言うのもなんですが、ぼくみたいな人って、そうそういないと思うんです。いや、ぼくみたいな人はけっこうあちこちにいるのかもしれませんが、「ぼくみたいな人を発信しようとする人」って、いないんじゃないかな、と。

LGBTQ+当事者として、ADHDとして、うつ病患者として、そしてただの多趣味なオタクとして。

どれかひとつを専門的に取り扱うのではなく、それらすべてを擁した「ぼく」がコンテンツです。思いつくかぎり、いろんなことをやりたいと思っています。気取ったりごまかしたりは、なるべくしない予定です。

ということを心に決めたのが今日です。で、さっき、とりあえずクローゼットを作業スペースに改造しました。そこに置く棚と、撮影用のリングライトをアマゾンで注文しました。明日届くそうです。基本このペースで生きています。

はじめまして。木乃セイといいます。どうぞこれからよろしくおねがいします。

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