【感想】山形県 高畠町に住んで3日!
今週の月曜日から、山形県の東置賜郡高畠町という地に住んでいます。
振り返りは1週間ほど経ってからでもよいかなと思っていたのですが、鮮度が落ちていく感じがしたので、「なぜ山形にきたのか?」「どんな場所に住んでいるのか?」と共に、3日間の出来事をシェアします。
山形での生活が終わってからまとめた総集編はこちら!
1. なぜ山形に?
「好奇心の赴くままに動き、未知の世界と出会う」
これは私の行動指針の1つであり、山形にきた理由です。
もうちょっと具体的にも書いてみます。私は成人するまで大阪の実家で暮らしてきたのですが、そこから色んな場所で生活するようになりました。
以下は、1ヶ月以上住んだことのある町リストです。
大阪:21年(実家)
京都:2年(下宿)
コム, イラン:5ヶ月(留学)
東京:4ヶ月(シェアハウス)
千葉:1.5ヶ月
神奈川:1ヶ月
その場その場で興味の赴くままに動いただけですが、結果的に下宿も上京も海外生活もシェアハウスも経験しました。しかし、これらはすべて都市部でした。
なので、残るはそう・・・「地方」だったのです。
SNSやブログで見かける地方暮らしは、「時間がゆっくり」「人があたたかい」「空気がきれい」といったキラキラしたものばかり。
なんとなくバイアスがかかってそうなのが嫌で、1年ほど前からリアルな地方を見てみたい気持ちがありました。
という訳で、いろんな都合がよくなった6月、縁もゆかりもない山形県に移住してみることにしました。
また、山形を離れた7月に再考した文章も載せておきます。
【なぜ山形に?】
視界に入る世界を変えることで、成長したかったからです。
前提の考えとして、インプットはアウトプットに規定されますし、アウトプットはインプットに規定されます。ここ数ヶ月、そのサイクルが既知の世界の中で留まっている感覚がありました。
というのも、2021年はコーチングという新たな取り組みを始めましたが、結局は1人で過ごす時間が多く、思考・行動パターンのほとんどは過去の自分から規定されてきました。
つまりは、同じことの繰り返しで、成長が鈍化しているように感じられたのです。
その中で、漠然と「このままでは腐ってしまう」という自覚がありました。なので、その循環を変えることが、なにか糸口につながると直観しました。
2. 高畠町ってどんなところ?
高畠町(たかはたまち)は、米沢牛で有名な米沢市の北部に位置する2万人規模の小さな町です。
Googleが言うように、基本ぶどう畑と田んぼしかありません。
3. Day1 - 始まり
初日は関東〜東北を電車で旅しながら向かったので、20:00頃の到着でした。おうちは古民家をシェアハウスにしたもの。
近所のシフォンケーキ屋の方が駅まで迎えにきてくださって、ご当地ビールとシフォンケーキもいただいちゃいました(どちらも最高においしい!)。
あとスーパーで当たり前のように米沢牛が売られていて、わくわくでした。
4. Day2 - ぶどうの奥深さを知る
2日目は、まず朝起きてすぐ、ぶどう農家さんのお手伝いをさせてもらいました。
農業に触れること自体初めてだったので、主に体力面で不安がありました。
ただ実際にやってみると、想像していたよりは体力だけでなく頭で進める面が多かったです。技術と知識をベースとした判断力、加えてスピード(生産性)を高めていくのが、とても重要だと気づかされました。
というのも、ぶどうを最高の品質でつくるには、ほぼ毎日ぶどうの様子を見ながら、段階毎に必要な作業をやり切る必要があるからです。
人手・後継者不足に悩まされる今の時代では、このやり切るが大変です。
体調が悪かろうと、プライベートで問題が起きようと、嵐が来ようと、その日の畑のコンディションに合わせてアクションしなければなりません。
私の「都合のいい時に、疲れすぎない範囲でお手伝いする」という姿勢と、「家族と自分が食っていくために、何としてでもやる」という姿勢には、天と地ほど重みが違うと実感しています。
そんなこんなで、昼に帰ってごはんを食べると、バタンキュー。前日の旅の疲れと、朝の冷え込みもあり、そのまま夕方までお休みしちゃいました。
日中は都内と同じくらいの気温なのですが、日が落ちてからは13度くらいまで下がってしまい、まだまだ長袖と分厚い布団が手放せません。
5. Day3 - 初めての町
3日目は、自転車で町に行きました。
目的は、知らないことを知りたいから。
ラーメン屋の店主とお話して、この地で生きてきた人ならではの視点や声を知ったり、
YouTuberの真似事もしてみたり(しゃべるの上手くなりたい)。
行ってみて一番の気づきは、町は意外と近いということです。
私が住んでいる場所は、駅から6kmのところにあります。なので最初は「歩くと1時間以上かあ。買い物とか不便そうだなぁ」と思っていました。しかし実際に行ってみると、坂がほとんどない真っ直ぐな道なので、自転車で20分も漕げばスーパーやコンビニに着きます。
つまり、雪が積もる冬でなければ、車なしでも暮らせちゃう説・・・!
自転車と平らな道路を生み出してくれた先人たちに日々感謝しています。
6. Day4 - 振り返っている今
今日も朝からぶどう畑のお手伝いをしました。
どうやら体力的には、3時間程度なら何とかなりそうです。農大卒の研修生の子たちは3:30に起きて、5:00-19:00で働いているらしく、大尊敬。
だんだん気温の日較差にも慣れてきて、そろそろこの場所に適応できたと言えそうです。
あまり書くことがないのが、その証拠かもしれませんね。
7. まとめ
3日間暮らしてみて思ったのは、改めて「自分の在り方がすべてを決める」ということ。
どこに住んでいても、自分の在り方次第で見える世界は違うし、出会う人も、出てくるアクションも変わってきます。
もし昨日、自転車で町に出かけなかったら、「町ってどんな場所だろう。遠いよなぁ。おもしろいのかなぁ」なんてボーっと考えていたと思います。
家でパソコンを開いて時間を潰してしまうと、もとの生活とおんなじじゃない、と思いそうです。
だから、内省と行動のサイクルをどんどん回して、今ここにしかない生き方を探求していきたいです。
そんなことを思いながら、この1週間を折り返そうとしています。
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