授業を見てもらう良さ
今日は、3年生のわり算の授業の終末だった。
昨日で単元のまとめや習熟を終えたので、これまでの学習を生かした「問題づくり」に取り組んだ。
本校は「対話的な学び」を研究テーマにしているため、今回の問題づくりは対話的な学びの場として参考になる実践になるんじゃないかと思った。
やや思いつき感があったし、計画も不十分だった。
でも、
“誰かに見てもらいたい。きれいじゃない授業を見てもらって、感じたことを聞きたいな〜”
と思い、声をかけることに。
校内全体の時間割を見ると、6年生の担任2人が空き時間と分かった。
私より若い2人、声をかけられたら断れないよな。申し訳ないことしたな〜。
しかも、学ぶことも少ないだろうし・・・と、少し後悔しながらも授業を終え、2人がいる階に行き、1人の教室でお礼と感想やご意見を頂いた。
1人からは、活動の後に書かせた振り返りから、
「ほとんどの子が「楽しかった」というような内容でしたね。でも、何が楽しかったのかとか、何が面白かったのか聞くと、結構具体的な返事が返ってくる。そういったことから、低学年から表現力の引き出しを身に付けさせる必要性を感じました。」
私の授業がそこに気付かせたらしい。いいのか悪いのか。。。
まあ、いいということにしておこう。
その同僚が低学年は、ある程度の型にはめることは悪いことではないと思う。と、私の考えにもある伝統芸能の考え方が浮かんだので話すと。
「守破離ですね。」
茶道やってきた身としても、懐かしさすらあるこの言葉。
型を極め、自分で考えて行動し、型を基本として飛躍したパフォーマンスを身につけていくことはとても大切だと個人的には思ってきたので、考えが一致して嬉しかった。
もう1人の同僚からは、書かせるための視点を示すことを、低学年から積み上げる必要があるという。何を書くべきかを、視点を明確にする必要があると。
そして、2人が共通していたことは、“書くことで表現する力”が本校の課題点ということまで話せた。
対話的な学びを充実させる一つとして、子どもの表現力をサポートする必要さを3人で再確認できた。
国語の大切さも共有できた。
やっぱりこういう話し合い好きだな〜。
これからも、授業を見合いながら語り場が自然と校内にできる環境をつくっていきたい。
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