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足るを知る


「足るを知る」ということ。今自分が手にしているもの、目の前にあるものは当たり前ではないんだと気づいて、意識して、感謝すること。

これは、以前「感謝ノート」についての記事でも書きましたが、改めて、私にとって非常に大事な、必要な考え方であると実感しています。

感謝ノートとして、感謝できる物事を毎日10個程度書き出すという作業を習慣化した時期がありました。

超ネガティブだった私はこの作業を通じて、少しずつ満たされた気持ちを実感できるようになり、生きる気力を取り戻したように思います。

毎日続けた感謝ノートでしたが、書く内容が同じようなものになってきたことや、感謝を十分に実感できるようになってきたことなどを理由に、毎日ではなくたまにふと思ったときに、ジャーナリングの一環として書き出すような頻度に今は落ち着きました。

今思う「足るを知る」について改めて文章に残しておこうと思います。

ネガティブ感情に支配されていると、私の場合はどうしても「ないもの」に意識が向いてしまいます。

もっと体力があったら。
もっと自由な時間があったら。
もっと気にしないで人と話せたら。
もっと積極的に人と接することができたら。
もっといろんな人に認められるような能力や魅力があったら。

…そんな感じで、自分にこれがあったらもっと生きやすいと思うのに、と感じる部分に意識が向き、渇望や絶望のような感情を抱きがち。

でも、ないと感じるようなもの以上に、今あるもの、既に「足る」の状態にあるものもたくさん私は手にしていて、それは当たり前のものではないんですよね。

例えば…、
今この時代にこの国に生まれたこと。
特に事件事故に巻き込まれず成人して今も健康に生きていること。
寝ている間も身体が休まず機能して毎朝目が覚めること。
今手にしている、家、服、食べ物、電気ガス水道、スマホ、パソコン、車など。
家族の存在。

些細なことから、命のような大きなテーマまで、書き出していくとキリがないくらいに取り巻く環境すべてが当たり前ではなくて、使わせていただいていることに感謝できるものなのだと実感できます。

現状を嘆きたくなるときもあるけれど、こんなにもたくさんのものを手にしていている私は自分が思う以上に満たされた存在であって、だからこそ何かできることがあるのではないかと、自分と向き合い、奮い立たせるような、そういう気持ちに繋がるときもあります。

これからも、落ち込んだりしてないものに意識が向いてしまうときは、今あるものを自覚して感謝することで心身を整えていきたいと思います。

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