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何にもせず眠りたい 全身でだらけてたい ドレス放り投げ まるまりたい 夜はミカタだ  …

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何にもせず眠りたい 全身でだらけてたい ドレス放り投げ まるまりたい 夜はミカタだ        働いてるけど、出来れば働きたくない。

最近の記事

ビール傘

まっしろなあたらしいかさ はれているのにかさをさす きょうはいつもよりたのしくあるく わたしはむてき むてきばりあーじょうだいだから わたしはむてき あめがふってきてもだいじょうぶ ぬれないわたしはむてき おゆがふってきてもだいじょうぶ ぬれないわたしはむてき じゅーすがふってきてもだいじょうぶ ぬれないわたしはむてき わいんがふってきてもだいじょうぶ ぬれないわたしはむてき びーるがふってきてもだいじょうぶ ぬれないわたしはむてき ばしゃ!!! ほんとう

    • サラダバス

      『次は公園前入口〜』 「私が押すね!」 5歳のリオちゃんが停車ボタンを押した。 公園前入口にはスーパーがある。 幼稚園が早く終わる水曜日は、 毎週リオちゃんと一緒にスーパーへ買い物に行くのである。 張り切るリオちゃん、 毎週水曜日はサラダを作るお手伝いの日である。 そのお手伝いに慣れ始めた初夏。 リオちゃんは張り切っている 今日は水曜日。 今日のバスは少し混んでいる。 『次は病院前〜』 「バスの中は涼しいねぇ…!」 綺麗な白髪のおばあちゃんがバスに乗ってき

      • カミングアウトコンビニ

        「おでん始めたくありません」 「新商品パッケージ変わっただけです」 「ポイントカード処理めんどくさい」 「袋も箸もスプーンも自分で入れて」 「タバコも自分で持ってきて」 「宅急便ヤマトに行ってくれ」 「支払いクレカ引き落としにしろよ」 「揚げ物屋で買ったほうが美味しいよ?」 「スイーツ買うならケーキ屋行きな?」 「自分で温めて」 「新商品多すぎない?」 「仕事多すぎるので明日全休にしたいです」 「カミングアウトコンビニすぎんか???」 #毎週ショート

        • 人事部 異動する課

          「私はこのようなものです!」 と名刺を差し出された。 そこには『人事部異動する課』という肩書きが。 「人事部…異動する課…ですか?? どういった仕事をしているところなんです?」 「そのままの意味です! 職場で色んな事情で欠員が出ることありますよね? 退職や病気、結婚、育休、産休とか…! その欠員が出た時に我々がすぐにそこの配属になるんです」 「え、ということはどこの所属でもすぐ即戦力ってことですか!?」 「私はまだまだそんな即戦力ってほど出来るわけじゃないですよー!

        ビール傘

          「涙鉛筆」

          【急上昇】「ジャンメイク新作コスメ涙鉛筆が神すぎ」 ※こちらの動画はプロモーションが含まれます。 『いつもご視聴ありがとうございます! 今回は、ジャンメイクさんからご提供いただきました。 「ジャンメイク涙鉛筆」です。 もうパッケージも可愛すぎるよね。 さすがジャンメイク…!ネーミングも超可愛い。 カラー展開は、 涙鉛筆01番うるうるアイズ、 02番きらきらアイズ、 03番どはどばアイズの全3色展開です。 01番は学生さん向きのうるうる系カラーかな、 左目01番でメイク

          「涙鉛筆」

          【創作小説】主人公席のクラスメイトB

          ここは都内の閑静な住宅街にある私立女子高等学校である。 わたしはよく漫画やアニメの主人公が座っている席に座っている。 窓側、一番後ろの席。そこがわたしの席。 主人公席に座るただのごく普通の女子高校1年生。 わたしには個性もなく得意もなく可愛くもなく… でもクラスで浮いてもいない。 主人公には決して慣れないし、 主人公の親友ポジションにもなれない、 クラスメイトAほど発言もしない、 そんなわたしはクラスメイトB程度のモブ高校生。 そんなわたしのクラスの話をしていこうと思

          【創作小説】主人公席のクラスメイトB

          眠れない夜に

          ぴちゃん…ぴちゃん…ぴっちゃん…… 蛇口はしめたはずのなのに ぴちゃん…ぴちゃん…ぴっちゃん…… 雨は降っていないのに ぴちゃん…ぴちゃん…ぴっちゃん…… ぴっちゃん…ぴちゃん…ぴちゃ、 #眠れない夜に

          眠れない夜に

          「わたしは王様」ショートショート王様

          わたしが何も言わなくても、 うまいご飯が出てくる。 美味である。 わたしが拒否すると、 もっと上等なものが差し出される。 最高だ。 わたしが風呂に入ると、 身体を洗ってくれる。 気持ちがいい。 わたしが困ると、 何でも手伝ってくれる。 実に楽。 そうかわたしは王様なのか。 わたし中心に世界は動いている。 わたしが笑うと、みんなが笑う。 なんでだろう。 わたしが泣いても、 みんなが駆け寄ってくれる。 なんでだろう。 ある日突然、 自分でやれと言われた。 今までなん

          「わたしは王様」ショートショート王様