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今週のkinologue【6/14-20】

月曜日になってから思い出したという、ナチュラルに忘れていた週1note。ま、そんな日もある。
いろんな待ちが多かった今週、粛々と調べてまとめていたのはアイスランドの伝統料理について。主婦の学校で伝統料理を作っているシーンがいくつかあるのだが、完成した料理が出てこないものもあり、どんなものを作っていたのか気になって仕方がなかった。こういう時に頼るのはアイスランド大使館しかない。今回はスタッフ・キャストのカタカナ表記から大使のインタビューまで、本当に何から何までお世話になりっぱなし。フィンランド人だったら大使館以外にも頼れる人はいるが、なんせ日本に在留するアイスランド人は50人。大使館以外で出会うのはかなり難しい。無茶な問い合わせにも大使館の方はいつも丁寧に応えてくださり、学校で作っている料理は羊の内蔵のソーセージと羊の頭のテリーヌだと判明した。作り方はグロいが、かなり美味しそうである。アイスランドに初めて行ったとき、羊がこんなに美味しいものかと感動した。アイスランドにいる羊は、人間よりずっと数が多く、自由にのびのびとしている分、とても良い食肉となり、羊毛は美しい糸となり、全ての部位を使い切ることができるという。『YARN 人生を彩る糸』は羊から始まる映画だったが、羊なくしてはアイスランドは語れない。そして、羊料理との出会いなくしては、アイスランドを旅したとは言えない。やっぱり煮込みかなぁと思い出すだけで幸せな気持ちになるが、また今回新たに羊の伝統料理を知り、次回の旅の楽しみが増えた。

そして、いつも配給作品の公式サイトを作ってくれているwebデザイナーさんとオンラインmtg。どんな映画かという話をしているうちに、夫婦の家事分担の話に。「皿洗いは僕の担当なんですけど、家族4人分を洗うのにいつも40分かかっているんですよね。食洗機が欲しいとずっと思ってますが、中古マンションの台所サイズに合うものがないんですよねー」と切実な話。実は映画の中でも食洗機の話は出てくる。この時にキーとなるのは、皿洗いのプロセスを知っているからこそ、食洗機を導入する意味があるということ。家事を学ぶのはプロセスを知るため。プロセスを知っててやらないのと知らなくてやらないのとでは、大きく違うのだ。

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今週の家事のひとつは、今年最後の夏みかんマーマレード作り。これでもか!とローズマリーを大量に入れて、夏らしい爽やかな香りがたっぷり。

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