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とにかく、今は映画を配信で。

ついに全国を対象とした緊急事態宣言発令・外出自粛。これまで細々と営業を続けてきたローカルの劇場も休館となってしまいました。これで、劇場も配給者も収入の道が途絶えてしまったわけです。

#ミニシアターエイド基金 は開始3日で目標額1億円を達成し、現時点(4/18 0時台)で1.3億円を超えています。平均すると1人1万円以上の寄付となり、やはりミニシアター文化を享受していた世代からの支持を集めているのではないかと思われます。

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寄付先の団体ひとつあたりの金額が150万円以上となったので、それにも勇気づけられ、休館を決めた劇場もあるでしょう。まだまだ支援を続けていければと思います。この基金の説明には配給者にも売上がわたる仕組みだと書かれています。上映による興行収入が発生すれば、利益を劇場と配給者は多くの場合、半々にするので、配給者の収入にもなります。しかし、それは劇場が営業を再開して観客からの鑑賞料金が劇場に入ってから。配給者の手元にくるのはその数ヶ月先のことです。そこまで、持ち応えられない配給者が出てくるかもしれません。そんな状況のなか、配給者を支えるのはDVD・BDレンタル/セル、TV放映、VOD配信の売上です。今はレンタル店には行きにくい状況なので、ここはぜひVOD配信をたくさん見て、配給者を支えて頂けないでしょうか?今月の配信の売上を、配給者が手にするのには2ヶ月近くかかりますが、劇場営業再開後よりは早いと思われます。そして、出来れば、体力のある大手の作品ではなく、ミニシアターに作品を提供している中小の配給者の作品から見ていって欲しいです。作品をどこの配信サービスで見られるか、調べるにはeiga.comの動画配信検索が便利です。

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そして、出来れば、Netflixのような定額制サービスではなく、1本ずつ購入したりレンタルするサービスの方がありがたいです。

昨年『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブス』(こちらは未配信)が大ヒットしたミモザフィルムズさんもnoteに自社作品の配信情報をアップしています。

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映画館での観客、TVや配信での視聴者、DVDの購入者、、、どれも同じ映画を観る受け手です。それぞれへのきめ細かい対応がこれまでどれくらい出来てきたか、直近の、そして今後の配給者にとっての課題です。映画業界の古い商慣習も含め、ゆるやかに変わっていければと思っていましたが、このコロナ禍で切迫した問題になってきてしまいました。

#映画 #映画館 #ミニシアター #ミニシアターを救え #映画配給 #配給を救え #映画を配信で

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