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30 day book challenge 第12日

これは書きにくいなあ。

「嫌いな『人気』本」

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嫌いな本、絶対読まない本はありますよ。

嫌い、というのともちょっと違うかな。「ダメ」ですかね。どの本、というのではなく、ホラー一般が……。

怖いのダメ、絶対(泣)。

何度か書いているけれど、どうも自分はささいなことで交感神経が高ぶりやすい体質みたいなんです。小さい時からそうで、一般的な言葉で言えば「神経質」ってとこでしょうか。他の人ならあまり感じない程度の刺激が、わたしにとっては大きな揺さぶりになるのだと思います。

若い頃はそれでも果敢にいろんなものに挑戦できましたが、年を取った今は本当に「刺激物」に弱くなりました。びっくりに弱いです。すぐ心臓がどきどきします(注:不整脈はない)。交感神経が興奮するとなだまりにくいのでしょう。そしてその興奮が身体的にも心的にも、とても不快です。

だから、怖いのは苦手です。

「リング」とか「らせん」とか、絶対読みません。好きな人ごめん。怖いからリンクもつけないよ。

動画も見ない。映画も行かない。チャッキーもジェイソンも知らんです。ホラーと銘打った作品だけじゃなく、それっぽいのも苦手。特に映像作品は絶対、ぜったいに、見にいかないし、動画も画像もパスです。映画館は映像から逃げられないのでホラーでなくても実は苦手です。視聴覚から入ってくるどきどきハラハラが身体にこたえて辛いのです。

じゃあ活字はというと、若い頃はそれでも読んだんですね。
「八つ墓村」とか「犬神家の一族」とか。あれはホラーじゃないって? いやあ、ホラーでしょ、横溝正史はさー。

「八つ墓村」も夜中に読み終わってトイレに行けなくなって困ったけれど、いちばん怖かった本と言ったらコレですね。なぜこれを手に取ったのか当時の自分を問い詰めたい。好きな人にはお勧め。好きでない人は絶対読んじゃいけません(マジ)。

上の創元推理文庫の冒頭にある「インスマウスの影」が、もう、怖いの!! 一生読み返しません!

ラヴクラフトは20世紀初めのアメリカの作家。異形の神などが出てくる恐怖小説で有名です。生前は全然有名じゃなくて貧しかったようですが、今では幻想・怪奇小説ファンで知らない人はないくらい。彼の構築したクトゥルフ(クトゥルーとも)神話は著者の死後も後の作家たちやファンによって書き続けられている人気ジャンルです。

あまりにも一部で人気で、とうとう日本ではその恐怖キャラを逆手に取った「這いよれ!ニャル子さん」なんてパロディ小説まで作られました。これがヒットしてマンガになったりアニメになったり。

wikiも貼っておきますね。見てびっくりというか、さすがにここまで展開していてあきれたというか(褒めてます)。ラヴクラフト先生は草葉の陰でどう思っているのでしょう。案外喜んでたりして。

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