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AIイラストのマネタイズにおける壮大な妄想と予想

 今回の記事はリアリティのある妄想で予想だと思って読んでいただけるとありがたい。記事の内容を一言で言うのなら……

『仕組み一つでAIイラストのビッグドリームを作れるかもしれない』

 と言う事だ。

もし何か事業のヒントになる事や、有料級の内容だと思って頂けるのであればコメントや、トップページよりイラスト記事を購入して応援してもらえたら今後も似た様なアイデアを投稿するかもしれない。

1.AIイラストの立ち位置


 今、この瞬間でのAIイラストは黎明期と言えるだろう。話題には上がっているものの術師それぞれが模索し技術を高め合っている時期だと考えている。

 中には勿論マネタイズに成功し、副業として始めている者や事業としての種を撒いている者も勿論いる。しかし、世の中の仕事と呼べるほどの市場規模はまだまだ未知数でそれぞれがノウハウを作り掘り起こしている段階であるのは間違いないと思う。

 そんな中、僕はAI術師として日々体感しているメリットやデメリットを元にビッグドリームを作るにはどうすればいいのか?を考えてみた。

2.AIイラストのメリットとデメリット

 メリットはなんといっても速度と色彩バランスだ。1分で書くなどの速書きのテイストを売りにしているアーティスト以外には作成速度で勝てる人間はいないだろう。

 次に一枚の絵として見たときの統一感が来ると考えている。一部のデッサンが崩れる事はあってもそのテイストで描ききるというのは作品を作った事のある人ならどれだけ難しいのかがわかるはずだ。

 デメリットを上げると、まずは修正が難しい点が挙げられる。一箇所の細かな部分の修正をする為には微調整で何枚か出して行く必要があり、指定を掛けていなければ他の部分も変わるなど修正に対しての工数が多い。現状デジタルペイントよりは遅くなる為、AIのみでは詰める作業というのが難しくなってしまう。その為、程度はちがえど加筆する人も多くなりAIとイラストの境目が曖昧になってしまう。

 デメリットの二つ目は、整いすぎる事にある。
 音楽で言うとパンクやフォークなどが例えやすいのだが、イラストにも味がある。AIでも味のある物を学習させるとそれっぽい物は出来るとは思うがはたして過程の無い味に意味はあるのだろうか?

 個人的には今後抽出の試行錯誤をえて、AIイラストとしての味は生まれてくると思う。しかし、見る人のリテラシーが追いつき深みが出てくるのはもう少し先の事となるだろう。

3.AIイラストのビッグドリーム

 先にも挙げた様に、現時点ではAIイラストのビッグドリームは殆ど無いと言ってもいい。しかし一つだけ大きなヒントとなる事例があった。

『NFTによるAIアートの高額販売』だ。

 AIのイラストで億単位の取引があったのはこのNFTによる販売のみだろう。AIイラストはデータである以上、このデータに普遍的な価値を持たせるNFTとは相性がいい。しかし、ただ単純にAIイラストをNFTにしたところで価値を生み出せるのは難しい。アートにチカラがあると思ってしまいがちなのだが、ある程度以上になると既に名のある一部のアーティストや術師以外として活躍している有名人の物でなくては価値は生まれないだろう。

 何故価値が生まれないのか?

 個人的な意見としては、価値を生み出すルートに乗っていないからだと思っている。アートを評価する為には背景や系譜と言ったリテラシーの上に評価が有り、その積み重ねが価値に繋がっているからだ。

『ではどうすればビッグドリームになる様な価値をつくる事ができるのか?』

 単純な事を言うならば、リテラシーを作ればいいのだが、その為には積み重ねる時間や積み重ねだ物を評価できる批評家の育成が必要となる。

 それでは当分価値は生まれないじゃないか!

 そう。そうなのだ。
 しかし、AIイラストには一つ大きな武器がある。それは『未来の可能性』と言うもの。つまりは、少なからず世の中としては投資を行う価値が眠っている状態にある。

 例えばなのだが、『未来の可能性』を投資商品として捉えた際に、新しいアートが生まれる事への社会的な価値や、価値を高めた事による利益が大きく生まれる可能性があるのだ。

 つまりは……簡単に纏めるとこうだ。

・大きなAIイラストのコンテストを開く
→運営費や賞金はクラウドファンウンディング
→入賞イラストはNFTにして販売

・投資者には入選者のイラストのNFTを配布
→入賞者のイラストというのが明確にわかる為、価値が高まる可能性がある。

・術師の名前を打ち出す
→入選者、大賞者はコンテストの名前が付きブランドとしての価値が生まれる
→M1みたいな物だと考えるとわかりやすい

・コンテストを開く事で批評する部分が研鑽されていく。
→様々な視点からの価値を探し、それを実現する為のノウハウに繋がっていく。

 つまりは、コンテストの規模が大きくなればなるほど、AI術師としてのビッグドリームが生まれてくる事になるのだ。


4.ビッグドリーム以降の可能性

 あくまで一例を挙げた形になるのだが、コンテストはなにも一つだけでは無い。コンセプトを作りそれに対してのコンテストを開く事が出来れば大きなジャンルから小さなジャンルまでの細分化が生まれてくる事になる。

 そうなれば、企業の仕事やファンも生まれる事となり個展を開くなどのアーティスト的な活動だけでなく、また、現代には無い新しい価値を生み出す事が出来るのではないだろうか?

 最後に、これはあくまで妄想で予想だ。現実ではもっと予想出来ない様な様々な問題があるのだろうと思う。しかし、こんな妄想が出来るだけのポテンシャルを秘めたAIアート、AIイラストという物は計り知れない未来を作り出してくれるのだと信じている。

未来でお待ちしてますね!

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