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毒きのこ、特殊きのこの料理レシピ?カレーとの相性

脳にきのこが生えてる(?)ハンターシェフは、普段から毒きのこや市販されてないアカヤマドリなど特殊なきのこを美味しく調理できないかと考えています。
しかし風味も食感もひとつひとつ違って、参考になる資料もない状態で全て手探りで試作しています。
そこで日本人ならではの発想で、とりあえずカレーに入れて相性をみる実験を行いました。
ベースの料理は「市販の中辛ルウを入れた一般的な肉野菜カレー」で、材料・作り方は市販カレールウの裏に書いてあるレシピと同じく作っているので詳しいレシピは割愛しますが、野菜を煮込む段階できのこを入れています。
(ちなみに写真一応撮りましたが予想通り見た目全部一緒でした…)


アカヤマドリ。夏頃に採れる。


・アカヤマドリ:★★★★★
元々フレンチ向きのポルチーニに似た風味なのでカレーとの相性もバッチリでした。
スパイスの奥にきのこの濃厚な旨味を感じます。
傘と柄と管孔(傘の裏側)で食感が違いますが粗いみじん切りにして混ぜ合わせると気にならなくなります。
自分は粗いみじん切り状態で冷凍保存してます。


チチタケ。夏頃に採れる。

・チチタケ:★★★★☆
スパイスに負けないチチタケの風味が活かされてます。ただ若干和風っぽい風味が出て完成度はアカヤマドリほどの相性ではない気が。レシピが存在するか分かりませんが、しょうゆとの相性が抜群にいいきのこなので、しょうゆ風味のカレーが合うのかもしれません。(カレーうどんとか?)


オオワライタケ。毒きのこ。夏から秋に採れる。


・オオワライタケ:★★★☆☆
※毒抜き処理したきのこを使用してます。もし食べる際は必ず毒抜きしてからお試しください。

普通のカレーになりました。
元々毒抜きした時点でほぼ味がない状態なので、きのこ風味の主張もなく普通のカレー味です。
逆にシイタケとカレーは合わないと言われる中、気軽にカレーに使えるきのこと言えます。(毒きのこですが…)


タマゴタケ。夏から秋に採れる。


・タマゴタケ:★★★☆☆
悪くはない。
が、ちょっと違う気がしました。
にんにくとベーコンを入れたアヒージョにしたらとても美味しかったので、違うレシピのカレーなら、例えば少量のサラダ油に自分でピックアップしたスパイスを入れて、ラード入れない炒めるタイプのレシピならもっと美味しいのでは?と思いました。


ツキヨタケ。毒きのこ。秋に採れる。


・ツキヨタケ:★☆☆☆☆
※毒抜き処理したきのこを使用してます。もし食べる際は必ず毒抜きしてからお試しください。

合わない。
「カレー」と「ツキヨタケ」の味が完全別居状態で全然マリアージュしてないw
不味くはなってない…?けど美味しくもないという不思議なカレーが出来た。


数日おきにきのこカレーを作り、製造者責任で全部食べましたが特に体調変化はなかったです。


食べられる毒きのこ、特殊きのこ全体のごく一部ですがこのような結果になりました。
カレーのレシピは30種類のスパイスを入れたものや、6種類しかないものなど、なんならクミン入れただけでカレーっぽくなるので、星の数ほどレシピがあるとも言えるカレー界隈のレシピを1つ試しただけで一概に判断はできませんが、このような判定になりました。
きっとツキヨタケに合うカレーのレシピもあると思うので探してみたいと思います。

この記事を見た他のシェフ達は基礎研究の一環として役立ててください。


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