見出し画像

ツキヨタケ食レポ

きのこに詳しい人100人に聞くと100人が毒きのこ、食べてはいけないと答える「ツキヨタケ」
天然巨大シイタケにも見えなくもないため素人や初心者が間違って食べてしまい病院送りにしちゃうきのこです

ですがツキヨタケは毒抜きする方法があるのです

それを、食べます。

実は食文化ある地域もあり、完全な資料で見た訳ではないですが秋田県、山形県庄内地方、広島県比婆山周辺で食文化があるのを確認しています。

ツキヨタケはムキタケ(無毒)と似ており、生える環境が似ており間違えやすいきのこです
(それが原因で全国で毎年誤食事故が起きます)
誤食した人の話ではおいしく食べたと言っており味も気になるところです…

10月頃に採取してきましたが、これはツキヨタケか?実はムキタケではないのか?

画像1
よく見る色のツキヨタケ


遠目で見たらマスタケのような色のツキヨタケ
ヒラタケみたいな色のツキヨタケ

ツキヨタケとムキタケの判別法はいくつかあります。
有名なのは、
①根元の柄の部分の黒いシミ
ですが、稀に無いものもあり完全ではないです。

シミも見えづらく色も白くムキタケのようなツキヨタケ

他の判別法は、
②ツキヨタケは表面に黒い斑点がある
③ムキタケの表面はわずかに産毛のように起毛している
④煮込むとムキタケは表面の薄皮が簡単にめくれる、ツキヨタケはめくれない
⑤長時間煮込むとツキヨタケは黒っぽく変色していく、ツキヨタケは変色しない

画像2
ツキヨタケ下茹で後の様子
画像3
参考画像、ムキタケのおでん。色も変わらず、薄皮が浮いている。

今回のきのこは…
①誰がどう見ても黒いシミ
②下茹でしても消えない黒い斑点
③採取の際、表面は起毛無し
④食べるまで数回下茹でしましたが剥けない
⑤黒くなりました

フルコンプでツキヨタケです。

ツキヨタケの毒成分「イルジンS」は水に溶けやすい物質です
体内に入ると嘔吐、腹痛、下痢を引き起こします
様々な文献や科学論文を調べて毒が抜ける確実性が高いやり方がこちらです

※安全に最大限配慮した方法ですが、安易に試して事故が起きないようここから先は有料にします

ここから先は

1,937字 / 10画像

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?