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二宮尊徳に学ぶ会社の見方について

就職活動、転職活動では面接がつきもの。たまに大学生との付き合いがあると、面接で何を話したらいいか相談されることがある。

企業としては、将来会社に貢献してくれる人物を採用したいと思うのは当然。その選抜として面接が存在するわけで、いかに自分をPRできるかが勝負になってくる。

そのために、面接対策やら企業口コミから情報を収集するなど、さまざまな取り組みをする学生が多い。

しかし、転職活動となれば話しが変わってくる。転職活動は即戦力を求めるもの企業へ入社することで、より現実的な話しができることが前提となってくる。

面接でありがちなのは「企業理念に感銘を受けたので、社会貢献したく御社を希望した」という、本当にそう思ってるの?と聞きたくなる回答。

また転職とは異なるがNPOやベンチャーの理念に、大きな課題解決を掲げて資金面について全く考えていないものがあったりする。

感銘を受けるのは自由だが、その裏にある資金面といったところも理解してるかが大事だろう。

先日、小田原旅行に行った。
小田原の観光地といえば小田原城。

小田原城の敷地に報徳神社がある。
報徳神社といえば、学校の銅像でおなじみ二宮金次郎像だ。

二宮尊徳こと二宮金次郎は勤勉な子供だったというイメージだが、その勤勉さもさる事ながら歴史上の実業家が指針とするものを築きあげてきた人物とのこと。

その二宮金次郎の言葉に「道徳なき経済は悪であり、経済なき道徳は寝言」という格言がある。

道徳なき経済は言葉通りで、マルチ商法や投資詐欺のようなもの。まあ、最近の政治もなんて言いたくなる。

問題は「経済なき道徳」だね。

この「道徳」さえ意識してれば社会は受け入れてくれると思っていたら甘すぎる考えだし、道徳で世の中なんとかなると思っていたら、それは絵空事にすぎない。

僕も1社目を選んだ時は、道徳しか考えず入社したのでバカだった。後ろにある経済について全く意識してなかったから、今思えば浅はかだったよね。

道徳ばかりに目を向けず、しっかりビジネスを理解することって大事だよ。

って、昔の自分に言いたいよ。

報徳神社でそう思った話しでした。




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