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春を待つロゼット、カウントダウン開始

温かい日が続いたかと思うと、寒い雨。一雨すぎ去るごとに、温かくなっていく時期。そこを超えると、一気に春の息吹は加速して、野原の植物は芽を伸ばし花を咲かせ、彩り豊かになります。春爛漫の一歩前、劇的に変化する身近な自然に、ちょっと目を向けてみませんか。

アトリエ樹乃会の親子アートクラスでは、「ふゆの ぺたんこぐさ」(くさはら かな・福音館)の紹介の後、タンポポのスタンプアートを楽しみました。

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まず、クレパスで「ぺたんこぐさ=葉」を描きました。子どもが嫌がらなければ、手のひらに緑色の絵具を付けて、手形スタンプで葉を表現しても楽しいでしょう。(※親子アートクラスでは「ぺんてるゆびえのぐ」という、子どもが誤って口に入れても安全な絵の具を常用しています。)

つぎは、おまちかねのスタンプ。少し厚めの紙(牛乳パックを使いました)に切り込みを入れ、クルクル巻いてテープで止めます。絵の具をつけて、ペタペタすれば黄色い花がぽっぽっぽっ!「黄色いチョウチョもくるんだよ!」というリクエストが飛び出し、即興でチョウチョのスタンプも作りました。

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そして、後日「公園で遊んでぺたんこ草見つけて喜んでました!!」というメッセージが届きました。教室での体験を、外での体験とリンクさせ振り返っていくことで、子どもの世界はぐんと広がります。意識して身近な自然を見られるようになる「きっかけ」となったようで、とても嬉しかったです。皆さんも、ちょっと道端の草に目を向けてみてください。

大きいお子さんや大人には、「野草のロゼットハンドブック」(亀田龍吉・文一総合出版)がお勧め。花が咲く前のロゼットの状態だと、いったい何の花だろう?と分からなくなることもしばしば。ハンドブック片手に調べるもよし、毎週同じルートで観察し花が咲いたら答え合わせするもよし。まだ「ちょっと花は咲いていないね~」という今だからできる身近な自然観察、楽しんでみてはいかがでしょう。

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