見出し画像

気概にアッパレ!自分の尊厳は自分で取り返し続けるテイラー・スウィフト

2020年11月、音楽ビジネス界に衝撃が走った「テイラースウィフト原盤権」。事務所買収や移籍に伴い、本来彼女にあるはずの原盤権という音楽そのものの権利が、米エンタメ界の敏腕マネージャー、スクーター・ブラウンが筆頭株主のイサカ・ホールディングスに渡ってしまいました。

そのせいで、彼女は自分の人生を捧げた6枚のアルバムを、自分の思うように演奏できなくなってしまう羽目に。アーティストにとって血肉を注いだ自分の曲を手放すのは、どんなに辛いことだろうと想像しただけで辛くなります。

彼女は自分の曲を取り戻すため再録を始めました。そのうちの一枚が、4月に発表された"fearless(taylor’s verson)"。まだカントリー色の強かったテイラーのイノセントさ光る名盤ですが、再録版はパッと聞き素人ではわからないほどの再演ぶり。テイラーの本気が伺えます。今後はこのテイラーズバージョンを使用するよう訴えていて、実際日本のラジオではこのテイラーズバージョンのラブストーリーが盛んにかかっております。

どんなに自分の不利な状況になっても、愚直なまでのタフネスさで"正しい側"に立とうとするテイラー。女性としての生き方がどんどんと刷新されていくこの世において、見習うべき姿勢といつも感心しています。もちろんテイラーズバージョンのfearlessを聞きつつ、これからの再録を震えながら待ちます。そして、世の中の"原盤権"の取り扱いがどう変わっていくか見守りたいと思います。応援してるよ!テイラー!

きん
Twitter→@heaco65

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?