メディカル対談バラエティ!あなたの在り方教えて!|條晋太郎さんインタビュー!
【今回のインタビューはこの方!】
作業療法士として働く傍ら、カメラマンとしても活動している條さん。「その人の当たり前を最期まで実現する」その信念・想いを実現するために、日々奮闘なさっています。條さんの想いについて迫ります!
Instagram:@poohsinfag
🤝🏻医療介護業界で学べないことを得るサロン🤝🏻
高齢者の日常を創り撮る作業療法士|條晋太郎さんにインタビュー!
まずは自己紹介をお願いします!
作業療法士7年目、條晋太郎と申します。現在は広島県の鞆の浦で、介護福祉の事業所に勤めています。作業療法士・フォトグラファーとして活動しています。よろしくお願いします!
カメラマンと作業療法士のふたつはどのような形で活動していますか?
僕は今、グループホームに勤めています。利用者さんの日常を写真に収め、ご家族に写真を届けています。また個人事業主としても開業しているので、出張撮影もしています。
また、Webメディア「リハノワ」にて、カメラマンとして活動しています。「リハノワ」は質の高いリハビリテーションの情報とその情報を求めている当事者を繋ぐ架け橋となっているメディアです。ウェブページでいろいろな事業所について紹介したり、取材したりしています。
さまざまな場所でご活躍なさっていますね。さまざまな場所で働くきっかけは?
ご縁があり、介護や街づくりなどについて、知識・経験を得ることができる、今の職場にお世話になっています。
僕が働くなかで、要介護認定を受けた方や認知症の方と多く関わり、高齢者の心理的な孤独を感じました。人生の最期を迎える場面で、みなさんが後悔していたんですね。それが自分の心には残っていて、「もったいないよな」「なぜなんだろう」と考えていました。
僕自身もその答えが知りたいから、業者の方に積極的に伺いました。最終的に辿り着いた答えは、高齢者自身の生活に主体性と個別性がないことではないかと考えましたね。これが多くの方に共通していました。主体性と個別性がないため、自尊心が薄れてしまう。その結果、孤独になるのではないかと思います。
自分の好きなタイミングで好きなものを食べる、好きなことをする。でも、そういったことができないもどかしさも見てきた。そのような点から、人として当たり前にある願いを実現できる社会を創りたいと考えるようになりました。
また、今までにさまざまな方の看取りを経験しました。その時にご家族様から「葬式の時に写真に使う写真が無い」といった言葉を聞くことが度々ありました。遺影に繋がる写真。人生の最期の締めくくりの式に、その人を表わす写真が無いのは切ないですよね。そう考え、遺影につながる写真を撮ろうと思いました。
その人らしさが最大限に引き出される写真は、やはりその人の日常の場面ではないかと考えています。作業療法士の観点を用い、日常に適した、生活を阻害しない形で写真に収めること、これが僕ができることです。そして、いろいろな人をつなげていく。カメラの活動を始めた起点はここだと思います。
今後の展望はどのようなことを考えていますか?
社会起業家としてビジネスの経験を積みたいという気持ちを持っています。将来的には、さまざまな方の日常やその人らしさを写真に収めること、そして自分のビジョンを叶えるツールとして、介護付きのコーハウジングを創りたいと考えています。
運営や起業家としても、作業療法士の目線だけでは見えない部分も多いにあります。自身の経験則から、いかに補えるかを洗い出している最中です。必要だなと感じたら、実際に出向いて体験するようにしています。
現在、山梨県でユニバーサルデザインの一棟貸しのプロジェクトに参加しています。アウトドアに特化した宿を建てようと計画しています。このプロジェクトに参加しようと思った経緯は、病気を患った方や高齢者など、さまざまな人がこの宿に宿泊し自分の可能性を広げる。そして自分のビジョンや夢を叶える、そのような場所を創るという想いに賛同し、参加する運びになりました。
このプロジェクトにおいてもですが、思い出を形にすることはとても大事だと感じています。人生を当たり前のように過ごしてほしい。利用者さんの想いやその人の想い出を形にして残していく、これを実現していきたいです。
今後も介護・福祉の現場で、写真を撮り続けたいと考えています。今まで自分が行ってきたことを通して、自分のビジョンが明確になって進めているようで、今が楽しいです。
メディシェアにモノ申す!ことはありますか?
メディシェアには7月ころに入会しました。以前は大阪に住んでいましたが、自身の将来のため・現在行いたいことのために広島県に移住しました。そのため、なかなかイベントに参加することが難しいです。またスケジュールをもう少し早く教えてもらえると、スケジューリングもしやすいので助かりますね
メディシェアのメンバーは自分の軸を持ち、社会課題をよくするために働いている人ばかりですね。いつも刺激をもらっています。人それぞれ、いろいろな働き方が見れて面白いです。
では、最後にキャッチコピーを伺いたいです!
「高齢者の日常を創り撮る作業療法士」です!
高齢者の方々が主体性と個別性を持って生活できる、その方の人生の最期までの当たり前を実現できる。その高齢者の日常を創り、撮り写真に収め続ける。これが僕の実現したいことのひとつですね。
自身の目標や実現のために、行動されている姿が格好いいですね!日常を創り、撮る。條さんにしかできないことだと思います!これからも応援しています!
🤝🏻医療介護業界で学べないことを得るサロン🤝🏻
▼ 関連記事はコチラ ▼
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?