なぜ日本だけが成長できなかったのか
こんにちは👋😃
今回は森永卓郎さんの著書『なぜ日本だけが成長できないのか』を読んだお話です。
失われた30年という表現もすっかり耳に馴染んでしまいました。
なぜ日本の経済や産業が成長できないのか?
森永卓郎さんの答えは
『日本経済転落をもたらした真犯人は、米国と日銀と財務省だ。』
ということです。
財務省ってマジで悪者なのか👀
なんの知識もない一庶民でも、
「米国の横暴とそれに追従する日本政府のせいで日本が損している」
とか
「なんだか知らないが日銀がよからぬ事をやって日本が損している」
といったイメージを持っています。
それというのもマスメディアで批判されることが多いからです。
さて上記2つの悪者と比較して、財務省はどうですか?世間一般で悪者扱いされているでしょうか?
安倍政権時代に起こった「森友学園事件」で、不正を働いた省としてダーティーな印象を持った人は多いことと思います。しかし一方で、
「不正を行ったのは政府側からの関与があったためだ。」
「不正行為に加担したのは財務省内のごく一部の人間&組織だ。」
というように、財務省自体は悪い存在ではない、と認識していないでしょうか?
それが違うんですよ奥さん
ヾ(´・ω・`) 財務省ヤバいんですって
( ´゚д゚`)エー
正直、経済関連の情報を漁っていると、財務省に対して否定的な意見に度々直面します。
財務省の何が批判されるのか、最たるものが
「増税しながらも出す金は絞る」
いわゆる緊縮財政、財務省の財政方針です。
「財政健全化」というワードをメディアでよく見聞きしますよね。これは
「金は出さん😡、税金は取る、もっと取る😜」
という、緊縮財政+増税を意味します。
そもそも現時点で財政健全化など必要ないようですが、財務省は長年の方針の間違いを認めることが出来ずに意固地になってるのです。
必要ない財政健全化を推し進める根拠は、
「日本の財政は赤字で、破綻の危機だ」
という財政破綻論ですが、これに対し森永さんはこう本書に記しています。↓
参院選の峠を越えた今、蠢きだす
ここで少し目線を変えて、岸田文雄総理の経済政策に着目したいと思います。
唐突に思われるでしょうが、前段と無関係ではありません。
もちろん財務省(財政健全化)が絡んでくるのです。
2022年7月現在、岸田内閣の経済政策「成長と分配の好循環」がどの程度進行しているのか、現時点では判然としません。
政策内容にはスタートアップ企業の支援や大学ファンド設立(研究開発支援)、看護・介護職の待遇改善などがありましたが、経済・社会面での効果が出るのは時間がかかりそうです。
さて本書が発行された2018年には、岸田さんは自民党の政調会長でした。
この頃の岸田さんの政策は現在とやや趣きが異なるようで、森永さんはこう解説しています。
どうやら岸田さんは政調会長時代は財政再建よりの政策を志向していたようですね。
森永さんが指摘したように、それでは国民の支持を得られないと考えて、「看板を掛けかえた」のでしょうか。
それとも「聞く政治」によって方向修正をしたのが現在打ち出している政策なのでしょうか。
参議院選挙も終わり、今後3年間は国政選挙のない「黄金の3年間」が岸田内閣に与えられました。
世間の政治の関心はもっぱら憲法改正に集まっていますが、経済政策は常に大注目していなくてはいけません😤
安倍元総理の志を引き継ぐと明言した岸田総理、後継者としてアベノミクス路線をやってくれるのか?
それとも財務サイドに落ちるのか?
森永さんの本の話からだいぶ逸れてしまいましたが😅今回はとりあえずここまで。
まだまだ続くんじゃよ✌️
また次回も『なぜ日本だけが成長できないのか』のお話をしようと思います。
ここまでお読みいただいてありがとうございます😊
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