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映画【Little Children】が好き

このポスター良いよねぇ


監督
トッド・フィールド

出演
サラ・ピアース:ケイト・ウィンスレット
ブラッド・アダムソン:パトリック・ウィルソン
キャシー・アダムソン:ジェニファー・コネリー
ロニー・マゴーヴィー:ジャッキー・アール・ヘイリー
メイ・マゴーヴィー:フィリス・サマーヴィル
ラリー・ヘッジス:ノア・エメリッヒ
リチャード・ピアース:グレッグ・エデルマン
シェイラ:ジェーン・アダムス
ブルホーン・ボブ:レイモンド・J・バリー
アーロン・アダムソン:タイ・シンプキンス
セイディ・ゴールドスタイン

(あらすじ・ストーリー)
郊外で平凡な生活を送る主婦サラは、ある日、近所の主婦たちの間で評判のハンサムな主夫トッドと出会い意気投合。やがてふたりは子連れで会うように。そして互いのパートナーとの溝を埋めるかのように肉体関係を結ぶが……。


大人になりきれない大人の話。

閑静な住宅街に、ペドフィリアのロニーが出所してきて、献身的な母親と生活を再構築していくところから、お話が始まる。

サラは、お金には不自由してない主婦。
本が好きで、フェミニスト。
もちろん、夫と不仲。

ブラッドは、仕事デキ妻に『今度こそ司法試験合格してね』と言われ続ける主夫。
イケメン、フットボールが得意なスポーツマン。
妻と不仲でもない微妙な感じ。←ここが味噌w

要するに不倫の話なんだけど、哀しい話はどこか奇妙で笑える。
必死はどこか滑稽で、哀しい。

サラが途中から明らかにキラキラし始めるのよ。
夫といる間は全くなのに。

そして、不幸な妻役として絶賛活躍中のジェニファー・コネリー。
大好き。

みんな幸せになりたい。
でも、その幸せってなんだろうね。

大きな家に住むこと?
理解ある彼くんがいること?
見た目が美しいこと?
いわゆる世間の価値観からはみ出さないこと?
司法試験に合格すること?
2人で逃げること?
前科者だけど、街のコミュニティーに受け入れられること?
自分の正義感を振りかざして相手を打ち負かすこと?
性欲自体がなくなること?

ロニーのお母さんの言動に胸が潰れる思いがする。
そして、ロニーの選択も。

家族って。
夫婦って。

何一つ、自分の思い通りにいくことなんかないのに。
自分だって、相手の思い通りに生きられないのに。

そんなに形にハマってないといけないのかな。
苦しい思いも、愛情っていう言葉に置き換えて包むことができるのが母の愛なのか。

家族が全責任取らなくて良いと思う。
異常っていうのは絶対に出るのが自然の摂理。

我ながら、母性の欠如が甚だしいな。
最期まで「あなたを(無条件で)愛してるよ」って伝えられるかな。

私は、私以外の他人に冷たい目線しか向けられない。
ひどい見た目のおばさんになるのが怖いから、美容整形以外のありとあらゆる事に課金してる。
それって自分の老いを受け入れられてないってことなんだよね。

不倫に鬼のように怒る人多いし、それが正しいんだろうから、別にいいんだけどさ。
なんか自分のストレスを世の中にぶつけてる気がするから、正しいこと言ってても全然聞く気にもなれないw
人を所有できるわけではないのでね。

全然大人になりきれない45歳。
大人にならんでもいいやん、人に迷惑かけん程度なら。

自分の責任ってどこにまであるんだろう。

娼年見た後、これが見たくなった。
口直し映画でした。


ジェニファーコネリーの映画で好きなやつ

砂と霧の家

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