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トランスジェンダーの方の試着はお断りしたい

まず大前提として、私はトランスジェンダー差別をしたいわけではありません。
それでも意地悪なタイトルに感じる方もいると思います。

すごく正直な気持ちを言うと、ある一定層の男性が女装したいと思っても、私は気にしないです。
「ご自由に」という気持ちです。
それは私と「密な接点がないこと」が前提です。

心の性という実態が判別しづらい事に対し、女性側だけに我慢を強いる事について、もう少し女性側の立場にたって考えて欲しいと考えています。

私は高級インポートランジェリーや国内の高級ランジェリーをお取り扱いしています。
DMなどでランジェリーのご相談受けてたり、有料で似合うモノをお探しするサービスも提供しています。

そこに男性からメッセージが来るのですが、経験上『トランスジェンダーです』と名乗り、女性用下着を着て男性器剥き出しの写真を一方的に送って来る犯罪者も結構いるので、接点を持とうとするトランスジェンダー自体を信用しづらい状況です。
もっと正確に言うと、こういう内容で相談してくる男性は、自分の性的興奮のために私を利用しようとする男性しかいませんでした。
※もちろん、犯罪なので警察に通報しました。

女装で視覚障害者を装い、『男性トイレに入れないから、多目的トイレに誘導して欲しい』と女性にトイレへの介助を求め、痴漢行為を繰り返していた男性が逮捕されるのを実際に目撃しています。
※この男性はかなり前から警察にマークされていました。女装である事が問題ではありませんが、目立つのは間違いなく、特に女子高生を狙って声かけてしていたそうです。
精神疾患があり、不起訴になったのです。

これはいくらトランスジェンダーに犯罪者が多いと言う意味ではないと当事者支援団体が主張しても、私の被害経験は変わらないですし、『性犯罪の加害者が9割以上が男性である』事実は変わりません。

特にトイレや公衆浴場などに代表される女性専用スペースに男性が入ってくる事に、女性側が警戒するのも仕方がないと考えています。
被害に遭ってから対策では間に合いません。

女性用下着という非常にプライベートでセンシュアルな商品を取り扱う身としては、女性用下着の試着は女性専用スペースで女性だけであって欲しいです。

『レズビアンは良いんですか?』と男性から聞かれるんですが、全く問題ないです。
レズビアンはただの性的指向で同じ女性ですし、女性は試着に性的興奮などしません。

そういう考え方を前提に、今回は書いています。


Xで話題の乙女塾さんの記事に驚愕しました…。

やり取りさせていただいたけど、本当にこういうのはやめていただきたいです。

取材する気があるのなら、企業に問い合わせし、記事にする内容です。

何が怖いって、これ女性が取材というか突撃して勝手に書かれていますが、当然行われるであろう【企業への取材の協力のお願いを一切してない】と感じました。
いきなり行って、いきなり聞いて、ただの感想を記事にして書いてるからめちゃくちゃな事を平気で書いてあって、恐怖と狂気を感じます…。
これは、立場が悪くなる悪手だと思います。

そもそも問題ですが、ランジェリーの会社には広報の部署があるので、そこにメールや電話などで問い合わせしたら答えてくれます。
それで、返事がなかったり、お断りされても、それがランジェリー販売側の企業としての答えなんですよ。
企業は従業員への教育や防犯上の問題もクリアされてなければ、受けられないんです。

こんな末端の販売店の店員さんに聞くのは酷です。
お互いに何か起きた時に、責任取れませんから。

『バレなきゃ大丈夫』『堂々として行こう』じゃ済まない話です。

トランスジェンダーの試着を受けてくれる企業があれば、きちんと公表できるし、企業側もトランスジェンダーフレンドリーとしてのマーケティングもやります。
お客様としてそれこそ堂々と来店できるし、心ゆくまで試着も購入もできるので、それこそが有意義な発信になると思います。

私からの別の提案

乙女塾の運営スタッフさんが、販売店側にトランスジェンダーさんと同行して試着する提案をしてみるとか、乙女塾を介して企業や販売店にフィッティング予約を取るサービスを始めたらいいんじゃないかと思うんですよ。

試着にいって断られるのも傷つくだろうし、断る側もすごく勇気がいる。

現場ではどうしていいかわからない販売員さんもいるだろうし、きちんと情報共有しておく事が1番大事だと思います。

初回、乙女塾を介して予約来店購入したら、次回からは1人で来店しても購入履歴でサイズも簡単に調べてられると思うし、ネットでも買いやすくなりませんかね?
事前にサイズがあるかどうかのすり合わせなどもきちんとできるので、お互いに無駄足にならないと思います。
もちろん犯罪行為があった場合は、その人は警察に連れていかれるし、その企業からサービスを終了されると思うので、そこまでキチンとやってると、企業からも信頼されると思います。

既存の女性専用のサービスを、男性が同じようには受けられないので、そこは企業や販売店との信頼関係を作っていかなくてはいけません。
なにより犯罪行為がない事の証明になると思います。

そして、購入せずに試着のみはお買い物のマナーに反します。
男性か女性かなど一切関係ありません。

試着会など、試着を前提としたサンプル品なら問題ありません。
しかし、店頭にある商品は、販売を目的に置いています。
購入の意思がないのに、試着は大問題です。
予約枠を調整し、接客して、試着、買わないとなると次回からは受け入れてもらえません。
なので、そこをもっと啓発して欲しいです。

乙女塾の試着会も盛況らしいので、やはり試着を増やしていきたいのであれば、企業との交渉あるのみだと思います。

トランスジェンダーの方でランジェリーショップを始めたい方っていないんですかね?

トランスジェンダー特化型を標榜するといいと思うんですけど、どうですかね?

需要があるならお客様もつくだろうし、専用のお悩み解消グッズとかオリジナルで作ると人気でそうだけど、やっぱり女性専用のお店で買いたいとなると、なんとなくトランスジェンダー同士の差別というか諍いを感じるんですが、間違ってるのかな。

私みたいにランジェリーが大好きでランジェリーショップ開業したりするので、それと一緒だと思いますし、私のセレクトで買いたいですという女性が顧客様になってくださっているので、私のお客様は限られています。
私のお店と顧客様との関係と同じを目指して行くのが本来の姿ではでは無いかなと、私は感じています。

最後に

性転換手術後で、アンダー60台にするために肋を抜いてる方がどのくらいいらっしゃるかもわからないけど、肋まで抜いて全身整形していたら、販売店によっては全く問題ないですよって言われることの方が多いと思いますし、男性向けランジェリーを着る必要がないと思うんです。

アンダーバストのサイズは、骨格で決まるので、身長が高い=骨格が大きいので、すごく華奢でもアンダーは75サイズという事はよくあります。
女性の場合、65〜75がよく店頭にあるサイズなので、そのサイズに固着しているんじゃないかと思いました。

私の場合、大手🇯🇵ブランドだと70Hですが、🇫🇷ブランドだと85EかFです。
ノンパテッド(パッドがないもの)🇫🇷90Dを詰めて85Eにリサイズしています。

ただこのやり方はあまり一般的じゃないみたいで、特に男性はカップサイズなどの数字にこだわるので理解してもらえないのですが、簡単に説明します。

姉妹サイズって聞く(トランスジェンダー界隈の方はこの知識がない段階なのだろうか?)と思うんですが、(65I)と(70H)と(75F→75Gでした。間違ったw)のワイヤーサイズは一緒です。
アンダーベルトに対してのワイヤーの設定位置が近いか遠いかの違いです。
パテッドブラでカップのトップが形成されてると、アンダーが小さいほど乳間が近い形になります。
アンダーを詰めると、同じカップサイズより横に幅がある形になり、平面的な身体にフィットしやすくなります

この男性用ランジェリー専門ブランドがアンダー2サイズしか無い理由はこれだと思います。

なので、(80B)は10cmアンダー詰めすると(70D)と同等サイズになります。
(100B)も10cmカットで(90D)なので、複数のサイズの対応が可能です。

それを知らないから、『サイズが豊富にあるブランドを…』となると思うんですが、明らかに勉強不足です。
はじめから売れる予測がたたないものは、企業は作りません。
それは、どの業界でも同じです。

こちらのブランドはデザイナーさんがアトリエをお持ちで、お直しや加工もお手のものだと思いますし、購入前の相談も、パッドの作り方までホームページに記載されています。
こんなに技術があり、理解者であるデザイナーさんがいらしゃるのだから、取材申し込みしたら良いと思うんですよね。

しかも、OEM(小ロットのオリジナル下着の生産)も受注できるようなので、クラウドファウンディングなどで資金を集めて、乙女塾の自社下着ブランド立ち上げるなど、できる事はあると思います。
デザインはもちろん、サイズ展開も希望どおりできますし、支援が集まり購入したい方が多ければ、ユニセックスランジェリーとして第2弾、第3弾と続くと思います。

ランジェリー業界では激安価格帯が支持される昨今、サイズの展開がどんどん縮小されていく中、女性でもサイズ難民が増えています。

売上のほぼ100%を占める女性客に嫌われるような行動をとる男性は企業にとって、懸念材料でしか無いと思います。
闇雲に来店し、試着に行っても弾き出されていくのは目に見えていますので、危険な行動はお互いにとって好ましくない方向に向かっていくと思います。

友好関係を築くためには理解が必要ですが、理解されるには自己開示が必要です。
もっと建設的な方法で、行動していただきたいです。

追記1

追記2
日本最大手のWacoalからお返事が来ました。
順次追加します。


『こんなにムキになる必要ないでしょ』と思われる方もいるかもしれないけど、この問題は【ランジェリーに人生のリソースを傾けまくってる私】にとっては、超重要問題なのです。

私は活動家ではありません。

【みんな違って、みんな良い】になるは、犯罪すれすれ行為を見逃すことではありません。

ファーストブラに始まるランジェリー売り場での経験が、男性からの迷惑行為に踏みにじられる事があってはならないことです。
ランジェリーの試着を避けたいと考えている女性も多く、ランジェリー売り場は縮小傾向です。

下着は健康にも直結しますので、合わない下着は有害です。

その事も踏まえて、乙女塾さんには責任を持って記事を公開していただきたいです。

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