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中学生時代の僕

そして、僕は中学生になった。中学受験をする人はほとんどいなくて、多くの人は近くの中学校へと進んだ。

自分が出来そうなスポーツは野球くらいだったし、特に新しいスポーツを始めたいとも思わなかったし、小学校時代の野球部の友人たちの多くが中学校でも野球部に所属することを決めていたのもあって、僕も野球部を選んだ。

その中学校には少年のいた小学校とは別の小学校からも生徒が入ってきていた。初めはどこか雰囲気の違う彼らに違和感を感じていたけど、日が経つにつれてそんなことはなくなっていった。と言うのも、

共通の敵がいると、団結力が強まる。

鬼がいたのだ。
いや、正確に言えば、僕の学年を担当した先生のうち、2人が鬼だった。赤と青。僕の目にはそう映っていた。

それだけじゃない。さらに神は試練を与えた。いや、”同級生たちは”の方が正しいか。委員を選ぶ多数決だ。
各クラス男女1名ずつが「学級委員」と言う役職に選ばれる。1学年には2クラスあったから、計4人。...それに僕は3年連続で選ばれた。
学級委員はクラスをまとめること。
 集会や行事での生徒の指揮
 クラスの環境の維持
 先生から生徒への事務連絡
などを行うことが求められた。

中学校は小学校以上に厳しい毎日を過ごした。
とにかく怒られたし、とにかく悩んだ。
提出すべき課題をクラスの多くが忘れてしまったために、集会の始まる時間に会話が止まなかったために、歌の練習でみんなの声が出なかったため。
毎日のように怒られた(実際どうだったか正確には覚えたないけど体感としてはそうだった)。

僕は元々、静かだけどふざける性格だった。人生は自由で、楽しいと思えるだけポジティブな性格だった。

でも、小学校、中学校と経験をしていくうちに、僕は、
自分への自信がなくなっていった。物事をネガティブに捉えるようになっていった。

(それでも今ではそんな経験をくれた監督や先生方にはとても感謝している。今の自分があるのもそういった方々のおかげだと思えるようになった)

自信喪失人間がこの時誕生した。

そして、僕は高校生になった。

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p.s. 内容重い?かな?


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