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#5 - MVPを作って、仮説を検証する

お疲れ様です。熊谷です。

この記事を執筆している今、私は本業の始業前でございます。私と同じように副業から起業を考えられているサラリーマンの方々は特に、大変ですが今日も頑張っていきましょう。

さて、本日は「MVP(Minimum Viable Product)」について。

MBLで活躍中の大谷翔平選手が選出されたMVP(Most  Valuable Player)ではないのでご注意を。


■はじめに

起業の初期フェーズにおいて、多くの方はまだリソースがない状況にあるはずです。

リソースとは、お金、時間、仲間だけでなく、

営業をかける顧客リスト、課題が正しいのかどうか判断するためのデータ・情報、そして「このアイデアでいこう」と起業家自身が思えるだけの根拠などを含みます。

多くの起業家にとって、起業初期のフェーズではこれらリソースが不足しているケースがほとんどだと思います(超大手企業出身の方はお金や人脈がある状態から起業をスタートされるケースもあるかとは思いますが…)

では、そのような駆け出しの起業家はどのように事業を立ち上げていくべきなのか?

実体験を通して学んだことを共有します。


■実体験|起業初期の失敗例

私も、起業を志した当初はまさにこの「リソース」が明らかに不足している状況でした。

そのため、私自身、このフェーズでは何をすれば良いのかが全くわからず、また、ビジョンやアイデアはあってもそれらはただの絵空事でしかない状態でした。

よって、構想していた事業は一向に立ち上がらず、時間だけが過ぎていく一方でした。


起業当初の私はというと、

・とにかく起業に関する【本】を読み漁った
・ネットで「起業」と検索しヒットした【記事や動画】を見まくった
・アイデアを【リーンキャンバス】に書きまくった
・起業家の集まる【セミナーや交流会】に参加しまくった

などなど

cf.リーンキャンバス:ビジネスモデルを可視化するためのフレームワーク
https://sairu.co.jp/method/24846/#:~:text=リーンキャンバス(Lean%20Canvas)と,シーンで活用できます%E3%80%8

身近で手に入れられる「起業」に関する情報を手当たり次第に取りに行きました。

が、、、

これでも一向に事業が立ち上がることはありませんでした。

なぜか?

今思えば、分かります。

それは、簡単に言えば「アウトプットがなかった」からです。

もう少し具体的にお伝えします。


■学び| 起業初期は“顧客の発見“から始めよ

結論、起業当初にやるべきは「そのサービス・商品を お金を払ってでも使ってくれる・購入してくれるお客様が 本当にいるかどうかを確かめること」です。

どういうことか?

私の例で言うと、
リーンキャンバスを作成したり、起業にはどのようなことが必要かをインプットし続けたり、更にはMVVや企業理念、まだ作る予定もない会社の社名やロゴを考えるなどに結構な時間を使っていました。

このようなことをサービスもない、顧客がいるかどうかも分からない段階に行っていても全く意味がないということです。

真にやるべきは「お金を払ってくれる顧客がいるかどうか」を調べるために、何かしらの「サービス・商品っぽいもの」を最速で作成し、実際に想定しているターゲットに「販売してみる」ことから始めることです。


↓↓この段階で参考になる書籍はコチラ↓↓

cf. 大富豪の起業術 上巻―毎年700億円を稼ぎ出す〈ダイレクトマーケティング〉


■学び| 最速でMVPを作成する


もう少し具体的に起業当初にやるべきことを解説します。

スタートアップ界隈ではお馴染みの「MVP」、つまり、「最小限の実行可能な製品」
を早期に作ることが重要です。

ここで注意しておきたいのが「プロトタイプ」との違いです。

「プロトタイプ」とは一般的に、実際の製品ではなく、主にアイデアの一部である点でMVPとは異なります。

起業初期の段階では、想定しているお客様からの買ってもらい、かつ、サービス・商品に対するフィードバックをもらう必要があると先に述べました。

そのため、いわゆるプロトタイプ(アイデアの部分的なもの)では十分ではなく、これではお客様候補は実際の使用感が分からず仮説の良し悪しが十分に確認できません。


新しいモビリティーの開発を例にすると理解しやすいです。
ここで、FoundXの馬田隆明さんのスライドを引用します。

「移動をスムーズにする」ための新しいモビリティーを開発するとなった場合、我々がはじめに作るべきは、「タイヤと乗り場が合体し、実際に移動に活用できるモノ」であり、「タイヤだけ」「乗り場だけ」の実際に移動まではできないモノでは不十分なのです。

↓↓参考資料↓↓



■まとめ


いかがでしたか?

起業初期のフェーズでインプット過多になっていないでしょうか?

早期にMVPを作成し、お客様候補に販売することを何よりも優先していきましょう。

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