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簡単に手に入る「あるもの」を使って姿勢を改善する「ちょっとずるい」使い方


トレーニングもケアもめんどくさい!?

姿勢を改善するには、単に良い姿勢を意識するだけでは不十分で、むしろ身体が硬い状態のまま良い姿勢を意識することは身体にとって逆効果にすらなる場合もあります。

姿勢はあなたの身体の機能や周りの環境に合わせて、最適な状態を作ろうとしています。

そのため、あなた自身の身体が変わらないと、良い姿勢にならないと言うことです。

「姿勢を良くするために、硬い身体をほぐしましょう」
「定期的にストレッチして身体を柔らかくしましょう」
「マッサージを日頃からして、循環を良くしましょう」

これらは、姿勢を良くする上でも重要なことです。

「でも、ぶっちゃけめんどくさいですよね?」

確かにストレッチやマッサージをすることは大事なことです。

ですが、手が届かないところや、自分では伸ばしにくい筋肉も実際ありますし、その度にマッサージに通ったりするのも手間もお金もかかる。

私がケアをする上で一番重要だと感じていることは、その効果よりも「継続性」です。

明らかに間違った方法ではない限り、ケアやトレーニングは継続することが一番効果を発揮します。

どれだけ効果的な方法だとしても、続けられないなら意味がありませんから。

「じゃあどうすればいいの?」

そこで今回は、簡単に手に入る「あるもの」を紹介します。
ケアする上での利点や注意点なども紹介するので最後までぜひご覧ください。

※本来の用途とは異なるため、使用の際は自己責任で行ってください。

「楽して身体をケアしたい」と言う方は、この先を読んでみてください

テニスボールは身体をケアするのにちょうどいい

結論からお伝えすると、身体をケアする上で効果的な「あるもの」とは、「テニスボール」のことです。

現在ではボールの形をしたマッサージグッズなども売られているので、丸い形のマッサージグッズ自体は珍しいものではありません。

ですが、それらの商品は、程度に差はあれど比較的高価なものが多いです。

「いきなり高いものはちょっと、、、」

と言う方も多いので、導入として私が良くお伝えするのがテニスボールを使ったケアの方法です。

テニスボールの利点は、
・安価である
・入手が容易である
・サイズが手頃なのでケアの場所を選ばない

などがあります。

先ほどもお伝えしたように、私自身ケアをする上で一番重要だと思うことが「継続性」です。

高い商品の場合、買ってしまえば、元を取ろうと比較的継続することができるかもしれませんが、そもそも購入にまで至ることが少ないので、ハードルが高いです。

その点、テニスボールの場合、値段も数百円で購入可能ですし、スポーツ用品店に行けばまず売っていると思います。
(100円均一でも販売していますが、100円均一の商品の場合は、空気の入り具合などが競技用のものと異なるため、個人的にはスポーツ用品店での購入をオススメします)


そして、テニスボールのあの「サイズ感」がちょうど身体をケアする上で様々な部分にフィットするので、一つあれば、身体の大体の場所をケアすることができます。

テニスボールはケアの方法も簡単

ケアをする上で、継続しにくい一つの理由が「方法が覚えられない」と言うものがあります。

例えばストレッチでも、正確に筋肉を伸ばそうと思うと、その方法も様々な種類があり、一つの筋肉を伸ばすだけでも一般の方は覚えるのが大変なことだと思います。

私は、理学療法士の免許を取る中で、筋肉や骨の解剖学や運動学を数年勉強して覚えているので、ストレッチの方法などを覚えることはそこまで難しく感じたことはありませんが、患者様やお客様に指導すると、一つのストレッチを覚えるのに、かなりの期間が必要なことは良く経験します。

やり方がわからない(曖昧)

効果が実感しにくい

続かない

のように、やり方が簡潔であることは、ケアを続ける上で非常に重要な要素になります。

ではテニスボールを使ったケアの方法はどうでしょうか?

テニスボールを使ったケアの方法は「押さえる」だけです。

もちろんケアしたい場所によっては、姿勢などを変える必要性がありますが、基本的にはテニスボールを使って、気になる場所を押すだけでケアすることができます。

これはテニスボールの硬さや手頃なサイズ感が、ケアをやりやすくしているのだと考えています。

手で押すと指が小さく、痛みを感じてしまう場所でも満遍なくボールが当たるので痛みも少なくケアできますし、手が届かない背中などもボールを置いて、その上に乗るだけで筋肉をほぐすことができます。

「押すだけ」「乗るだけ」なので、例えば、Youtubeを見ながらケアすることもできますし、場所によっては座っても可能なので、仕事をしながらでも身体をケアすることができます。

私の場合、デスクワークをしているときに、テニスボールを床に置いて、足の裏をほぐしたり、椅子に置いて太ももの裏をほぐしたりすることが多いです。

持ち運びも特に困らないサイズなので、職場に持って行くこともできますし、家に置いても特にかさばらないのも良い点だと思います。

テニスボールを使ったケアの注意点

テニスボールを非常に使いやすいものではありますが、ケアをするときの注意点もあります。
注意点を簡単にまとめると

・腫れて要るところには使用しない
・首などのデリケートな場所は使用しない
・使用中痛みや痺れが出る場合は中止する

これらはテニスボールに限ったことではないのですが、専門家の施術ではないので、ご自身でケガのリスクを考える必要があります。

日本人は特に「痛いほうが効いている」と考えてしまいがちなので、無意識に強い刺激を入れてしまう場合があります。

強い刺激はその場ではいいのですが、その後になると筋肉が余計に緊張してしまったり、痛みが強まったりする場合があります。

「痛みがない範囲で行う」ことが絶対に必要です。

またつい首などのデリケートな部分もやりたくなってしまうと思いますが、首には重要な血管や神経が走行しているので、自分の判断だけで行うのは危険です。

どうしてもやりたいと思った場合は、まず専門家や医師に相談して方法を確認して行いましょう。

最後に


今回はテニスボールを使う利点と注意点について解説しました。

テニスボールは簡単に手に入るため、「とりあえず安いものから始めたい」と言う方にはぴったりかと思います。

まずはテニスボールで試してみて、効果を実感できたら、より具体的なストレッチの方法や、新しいケアグッズの購入を考えてみてはいかがでしょうか。

今回の内容が参考になれば幸いです。

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