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母がいた年、いない年

今確定申告中です。

15日に提出期限が迫っています。

今日は、11日。

これだけ切羽詰まっているのにおちついているのは、きっと先が見えているからでしょうね。

取り掛かれば、先が見えるのでほっとするのですが、取り掛かるまでが、ドキドキしています。あほらしですね。でもありますよね?ね?


今、ちょうどクレジットカード使用明細を見ながら、昨年使った内容をソフトに打ち込んでいます。

カード明細には、個人的に買ったものもあれば、経費で買ったものも全部あるので、一年の総振り返りのタイミングでもあります。

例えば、いついつ、携帯代を支払って、いついつ、お花を買って、お茶をかって。

そして、この日にお客さんが来たので、いくら料金をいただいて
って一年分を打ち込んでいきます。

そんな時、ふと手が止まりました。そして、その項目が出てくるたびに胸がぎゅっとなりました。

その項目は

「ホメオパシー」

これは、私が、亡き母に買って送ったホメオパシーのレメディー購入の記録です。


母が亡くなったのは去年の9月。7月末から、急に悪くなりました。

ここ数年、レメディーをたびたび母に選んだし、購入して届けていました。

その時の記録です。


3月23日 ホメオパシーレメディ 12500円

このころは、母だけではなく、父も悪くなっていたので、父の分も選んで送っていました。

このころはまだ、生きていたんだな。
どんな気持ちだったろうか。

父が悪くなって、母も最初は強がっていたなぁ。

私もこのあたりは、もう父が家に帰ってこれない現実を受け入れるのに
胸がつぶれる思いでした。

母の心はいかばかりだったか。


5月2日 美ら海ビレッジ 17000円

私が娘と帰省したタイミングで止まるコテージの宿泊料金です。

父の容態も落ち着いてきて、母も落ち着いてきて、
ゴールデンウィークに帰省した時、やんばるにお泊りしてくるねぇ~
と。

母は、私や娘がこうやってお出かけしてお泊りすると、いつも心配して、
ついたら連絡するんだよ。と言いました。

でも、私は、そんなに心配しなくていいのに、と親の心子知らずで、
いくら待ってもかかってこない電話にしびれを切らした母が、私に電話をかけてきて、それを少し疎ましく思っていたのでした。

この時はさすがに、自分から電話していましたが、
それでも、何十年変わらず連絡無精で、干渉されたくない自分です。

母が生き返っても、おそらくまた連絡無精であると思うので、ほんと、ごめんなさい、しかありません。

こんな自分でごめんなさい。とホオポノポノで唱えるしかありませんね。笑



2023年の確定申告をするということは、2023年の一年を「お金の動き」という視点から、見直すということです。

図らずも、今2023年を振りかえっています。

胸がぎゅっとつかまれるのですが、
でもそんな体験も、今年まで、なのかな。

母がいた一年は、もう去年へとすぎさり、
来年になったら、確定申告しなくてよいのですから。

そう思うと、母がいた年、いない年の境目 の「今」は
なんとも貴重な一年なのだな と思いました。


オレンジ物語のHPのトップページに、時々、200文字程度のコラムを乗せています。

そこに「葬送のフリーレン」のことを書きました。
https://orange810.com/

私は、母が亡くなって今0歳。そして今年1年目を迎えます。

生まれて初めて、母のいない世界を体験し始めています。
それは、母がいた世界を思い出したくさんのことに気づかせてくれる機会のように感じています。

もう数年したら、明らかに遠ざかり、幻のように感じていくであろう母との思いで。すでにあれは幻だったのでは?とよく感じているのです。

沖縄から返ってくると、あれ?沖縄に行っていたのは、夢だったのでは?なんて感じることが多かったのですがそんな風にね。

母が亡くなったことは幻だったのでは?と感じることが多いのです。

そして、

母が生きていたことまでも幻だったのでは?という感覚まであります。

そして、

もしかしたら、
私が生きていることも幻なのでは。と。

そして、それなら、この後、私はこの「命」を「生」を「幻」をどう生きていくのでしょうか。と、そんなことを考えたりしているのです。

図らずも今日3月11日は「命」のことに思いをはせる日ですね。

さて、そろそろ、娘のところに戻るとします。
確定申告するから!ごめん!といってそばを離れています。
さっきまでは、ちゃんと作業していたのですよ。

でもホメオパシー とか、 ちゅらうみビレッジ とかでてくるからさ。

しばらく書いていなかったブログを書きたくなったのです。
胸の内を表現したくなったのです。

いいわけばかり♪

ではまた!



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