本当の自分を自覚すること

ハクが千尋に言っていた
「いつもは千でいて、本当の名前はしっかり隠しておくんだよ」
というセリフ。

これは、決して個人情報保護法の観点で言っている訳ではなく、相手(湯婆婆)に名前を知られ支配されないようにね、という助言です。

千尋は、ハクに教えられるまでの間「本当の名前」を忘れていたことに気付き、ハッとする訳です。
(この人何の話?って思いますよね。大したことは言いませんが、なんとなく結論には辿り着けますので、今暫くお付き合いをw)

人間関係が発生するところ(職場、家庭、ママ友関係とか様々ですが)には、必ずと言っていいほど、相手を支配しようとするやつ1人はいますよね。
湯婆婆です。

ワタシの職場にも湯婆婆(年下ですけど)がいて、何かと支配するために、批判的な対応をされてきました。

入社したときは、まだ子供が1歳ちょいすぎで、家計の足しになればいいや程度(無理ならやめりゃいいという温度感を旦那と握っていた)だったんですが、熱を出しても半日休みで家で子供をみながら仕事したり、土日も時間を見つけては資料作成したり「これだから子持ちは」と言われないように必死でした。

もともと頑張り屋といえばそうですが、部署ではじめての「ママさん」だったので、続く人たちになんとかレールを敷こうという使命感みたいなものがあったようなことを記憶してます。

そしてとにかく忙しい部署で、日々時間に追われ、気付いたら4年が経過していた訳です。

湯婆婆に批判され続ける日々の中で、プライドはどんどん失われ、もともと、勇気、負けん気、イワキ!(伝わる??古い??)みたいなワタシの性格はどんどん変化していって、気付けば友人には、
「丸くなった」
「優しくなった」
「昔はもっと怒ってた」
と言われることが増えました。

ちなみに夫は、湯婆婆に苦しめられるワタシを見て「昔のnanairoinkoちゃん(支配されないよう本名伏せてますw)なら、そんなやつやっつけてたよ!」とよく言っていましたが、湯婆婆に勝てる訳ないじゃん!とワタシ自身が思い込んでいたので、夫のアドバイスは全く刺さらなかったみたいですw

どうやら、自分が聞く耳を持たないと、周りのどんな気付きもアドバイスも、風のささやきと同じになるようです。

ワタシはそれらの変化を
進化だ!
と思い込んでいましたが、4年経過したある日、ついに心に穴が空いたような暗い気持ちが毎日を灰色にしはじめ、立ち行かなくなってしまいました。

灰色になった日常で、必死に「以前と、何が違うんだ…」「どうしたらうまくできるんだ…」と考え悩みを繰り返し、眠れない日々。
そしてついにある日
わ、ワタシ、本来の自分を忘れてる!!!
ということに気付いたのです!(すごく大袈裟に言ってると思うでしょ?でも、ほんとに「!」だらけの瞬間だったんですよww)

こんな簡単なことに気付くことができなくなるくらい追い詰められていたのかもしれない。でも、それ以上に、本来の自分らしさって意外と気付きにくいし、忘れてることにも気付きにくい

そして、周りから批判を浴び続けると「自分らしさ」を自分が否定し、忘れていってしまうんだと思いました。

でも、本来の自分らしさ(何が好きで、何が嫌いで、どんな曲を聴いて、嫌なことされた時にどう反応していたか…などなど)は、自分の心を知るための大事な指標。

自分がどうしていると幸せなのかを知っているのは他でもない自分しかいない!

あんまり自分自分言いすぎて、自己主張激しめなの?なに??と思われるかも知れませんが、それくらい「自分らしさ」は大事なこと。
そして、それらを自認し尊重することは、
自分の人生を大切に生きるということ
なのだよ、ということが、この記事で最も伝えたいメッセージでもあります。(ここ結論ですよ〜w)

湯婆婆はどこにでもいます。
気を抜いてると支配しようとしてきます。
笑顔で何か仕掛けられることもあります。(この辺りのエピソードは、読んでも気分悪くなるだけなので割愛しますw)

でも、本当の自分、本来の自分を失うか失わないかは、あなた次第(ビシッ!キリッ!!)なんだということを忘れないで欲しいと思います。

時々自分らしさを忘れることもあるよね〜ということを自覚しておくだけでも、本来の自分への帰り道は分かりやすくなります

ワタシは幸い、自分らしさを失っていることに気付き、また物凄いスピードで自分らしさを取り戻し(思い出し?)気付けば、灰色の日々から、白よりの白(え?)や、清々しい青あたりを取り戻すことはできました。

具体的に何したら取り戻せたか については、また別の機会に書きますね。

サクッと書こうと思ったのに長くなっちゃいました。もう目がしぱしぱだよ。

でも、書いてスッキリできたので、明日も頑張っちゃうよ〜!

最後まで読んでくださってありがとうございます^ ^
「♡」いただけると、次回記事も頑張れる気がします!

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