見出し画像

心は簡単に折れると知った瞬間 『被災者研修』体験記①

昨日は東日本大震災について
書いたのですが

それから3年後
私は社命により
『災害時のリーダーシップ』
という研修に参加していました

正直…
めちゃくちゃキツかったです(;´∀`)
毎秒毎秒ゴリゴリ精神が
すりつぶされていった感じでした(笑)

というのも研修内容が
「参加者が被災者となって
 一泊二日共同生活をする」

ものだったからです

特にキツいと感じた点は以下の通りです
・普段の生活とかけ離れていたこと
・常に時間に追われていたこと
・研修参加者以外の存在があったこと

具体的にご紹介します

*普段の生活とかけ離れていたこと
 当時は2月で研修施設の外は
 雪がこんもり積もっている状況でした

 ですが当然暖房はなく
 室内でもコートを着込んで
 被災者名簿を作るなどの作業をしました

 調理の時間が取れず
 お食事は缶詰めのパンだけだったので
 寒さと空腹で頭も回りません

 お風呂も無いので
 研修施設の水道水を少しだけ
 使わせてもらったんですが
 案の定キンキンに冷えてました。。
 
 そして
 就寝の時間になったのですが 

 被災者研修を開始してから
 体を暖める機会がなかったので
 震えが止まらず眠れないのです(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

 他の参加者とすし詰め状態
 横になっているので
 
 隣の方に震えが伝わるかも…と
 緊張する始末(^_^;)\

 体の状態が良くないと
 思考もネガティブになってしまう
ようで

「明日はモタつかずに動けるかな」
「最後までやり遂げられるかな」

 などと不安が頭をもたげてきて
 不眠に拍車をかけました

 朝は案の定フラフラになりながら起床し
 寝違えた体にムチ打って
 研修に向かったのを覚えています

 何とか全日程を終えた時には…

 ボキボキに折れた心と
 ボロボロの体が残りました(ノД`)・゜・。

 帰途に就く私は
 きっとゾンビに見えたと思います(笑)

 被災者の方々からは
 怒られてしまうと思うのですが

 情けない話
 たった一泊二日で
 こんなに絶望感でいっぱいになるとは
 全く想定できていませんでした

 何気ない普段の生活が出来ないだけ
 簡単に心が折れていく事に驚き
 自分の脆弱さを痛感したのです
 
 当時は終わりが見えていたから
 何とかやり切れたものの
 
 不自由な生活がいつまで続くか分からない
 状況なら私はどうなってしまうのか…?

 という恐怖をひしひしと感じた
 2日間でした 

 だからこそ
 日頃の備えが大切になるんですよね

 私の場合は
 体が冷えると使い物にならない事が
 はっきりしたので(^_^;)\

 全身を保温してくれるシートを
 防災バッグに詰めております(笑)
 
 自分の弱点を補ってくれる物品を
 用意しておくと安心
だと思いました

 お腹が空くと動けなくなってしまう場合は
 非常食を多めに準備しておくとか
 (私は早速やろうと思います(*^^*)笑)

 長くなってしまったので
 被災者研修でキツかった点の続きは
 次回にさせていただきます

 本日もご覧くださり
 ありがとうございました‼


この記事が参加している募集

防災いまできること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?