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知ることは感動を呼び起こす

最近とても面白い本を
読みました(*^^*)

池谷裕二さんの
パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学
(扶桑社/2020/07/02)です

池谷先生は
東京大学薬学部の教授でいらっしゃり

その著作は
どれも本当に面白いのですが

(脳科学という専門的な分野の話を
  とても分かりやすくユーモアたっぷりに
  紹介してくださり非常にとっつきやすい✨)

本作は「子育て」が
テーマという事で

最近出産した身としては
特にワクワクしながら
読み進めていきました(*^^*)✨

…結果
   毎度ながら本当に惹き込まれ
   その面白さに脳が痺れました😍!!

例えば
赤ちゃんは母乳を飲みながら
 同時に呼吸が出来る
」という話

少し長いですが
引用させていただきます↓

赤ちゃんはおっぱいを飲みながら、呼吸ができます。これは当たり前のことではありません。ヒトとしては驚異的なことです。なぜなら、大人はコップで牛乳を飲んでいる間は、呼吸ができないからです。(中略)

 実は赤ちゃんの呼吸器系は、進化の段階で言うとサルと同じです。サルは食事と呼吸を同時に行うことができます。ところがヒトの場合は、生後3〜4ヶ月になると、咽頭が下がってきます。声を出すためです。(中略)

新生児は、まだ飲み込むのが下手ですから、母乳を誤嚥するリスクを避けるために、サルのように咽頭を高く保持しています。

母乳を吸いながら呼吸している赤ちゃんの姿は、ヒトの長い人生のなかでも、今このときだけに見られる貴重な瞬間。奥深いものがあります。

『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』より

「飲みながらの呼吸って
 出来ないんだっけ?」と思い

お茶を飲みながら呼吸しようと
試みましたが
何度やっても失敗(^_^;)\(笑)

そして
授乳している時に
よくよく子どもを観察してみると…

母乳を飲みながら
同時に呼吸してる!!✨すごい!!✨

今だけしか見られない
貴重な瞬間に立ち会えた喜びで
胸がいっぱいになりました❣️

池谷先生がこの話を
紹介してくださらなかったら
同じように授乳していても

「よく飲んでるなぁ感心感心」
くらいの感想で
終わっていたでしょう(^_^;)\💦

何かを知ることで
世界の見え方が変わり

何気ない日常を
感動でいっぱいにすることも出来る
のではないかと思いました(*^^*)

池谷先生ご自身も
脳科学者ならではの目で
お嬢様の成長に敏感に気付かれ

喜びを綴って
いらっしゃいます✨

例えば…↓

 

 先日、公園で娘と遊んでいたときのこと。ボールが転がっていくと、娘は私のほうを見てボールを指差しました。おそらく「取れ、取れ」ということなのでしょう。(中略) 

この「指差し」は、人間としての成長の1つです。(中略) 

少し前までは、私が見ている視線の先を目で追うことはありましたが、今回のような「指差し」は、対人的に見れば逆のベクトルになります。

なぜなら、他人が見ているものを私も見たいのではなく、私が見ているものを他人にも見てほしいということですから。

こんなちょっとした変化にも、つい職業柄か、脳の成長を感じます。

『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』より

繰り返しになりますが
(しつこくてすみません 笑)

私だったら
「ボールが気になるのね〜」
で終わっていた話です(^_^;)\

しかし池谷先生は
そこにお子様の
確かな成長を感じておられる。

知っている・知らないで
同じ物事への反応が
ここまで異なると思うと

知ることの大切さや
その素敵さ
が身にしみます

お嬢様の成長を
とても感慨深く受け止めていらっしゃる
池谷先生の姿が眩しく

私もそうやって
子育てしていきたいと
強く思いました(*^^*)

何かを知ろうとする姿勢を
いつも大切にしていきます

今日もご覧くださり
本当にありがとうございました✨


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