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待たない、譲らない、ためらわない。北京から万里の長城へ。(後編)

恐怖のバン(笑)を乗り越えて山の麓に着きました〜(前編参照)


バスを降りて、ここからは個人行動。
わたしはロープウェイで上まで行き、そこから徒歩で城壁を歩き、頂上まで歩きました
(厳密には頂上はない。長城の城壁は東西に2万キロもあるので全部に行くのは無理)

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こんな小さい入り口を屈みながらくぐってスタート!

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ちょっと歩いてすでに絶景・・・

なにこの山脈!歩いても歩いても全然飽きない。ずっと興奮してた。
まだ朝なので人も少ない。あの道が続く向こう側を目指していきます!

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同じバスツアーだった人たちは今どのへんにいるんだろう〜
突然人が減り始める

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途中からこのブラジル人のおじさんと一騎打ち!

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ちょっと足止めて休むと
自分の足音しか聞こえてなかったなーっていう静けさがきて、
鳥の声が聞こえ始める。
壮大。自然の音だなーっ。て感じ
なんだか、すっごい満たされる

その後ブラジル人のおじさんに追いついては追い越され、仲良くなった。
ひとりぼっち同士、写真取り合って、がんばろって言って、サヨナラして、
また会って、写真撮って・・・の繰り返し😁

麓は痛いほどの寒さだったのに、もうニット帽と手袋、マフラーも要らないくらいあったかくなってた。

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万里の長城て長城の道だけじゃなくて、けっこう整備されてるとこはされてて下にも歩道がある

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めっちゃいい天気ー!!!
最後の坂、、一番すごかった〜
先にいる人がこんな小さいんだよね〜

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振り返ったらバランス崩して落ちそうだから、座って写真をとる。
こんな道をずっと歩いて来たとは。。。

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いや〜ハイハイで上がるしかないよね!

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ゴール!!!!!
これ以上は行けません!

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ゴールの向こう側
もう道が舗装されてないから、安全じゃないからこれ以上進めないってこと。頂上の無い長城でした。

面白いのは、私たち観光客がはあはあ言って写真を取りながら来てる中で、当たり前に登って来て働いてる人が結構いること。
ゴールの向こうのおばさんもどうやってこんな石が崩れ落ちて来そうな急斜面を登って来たの。。
道無き道で木の手入れをしてるおじさん達も楽しそうに仕事してた。
長城に所々ある物見櫓的なポイントの避雷針チェックしてるお兄さん、ツンって押したら落ちるところに立って、すごい危なそうだった。。
そして今日のMVP!

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長城からゴミ運んでくれる人・・・!今日の一番すごい人!拍手!

ゴールではもうすっかり暑くなって、ダウンコートすら脱ぎました。
先に着いていたブラジル人のおじさんと仲良くなった。日本人って驚いてたな〜
バスが一緒だった欧米の人たちもごそっといた〜!

おじさんはお別れをして、先に万里の長城を降りていきました。
私はもーーーちょっとこの景色を拝めたくて、ぼーっと美しい山脈をみて満たされてた。

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帰り道
スタート地点に近づくと、下っていくのは私だけで、大量の観光客と修学旅行生が登ってきてた。

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欧米人のおじさんが、道を譲っていつまでも通れない。しかも彼の後ろの人に追い抜かされて、はあ・・・ってジェスチャーしてたから、私は自分の後ろの人を通せんぼして、通してあげた。目を見てありがとうってしてくれた。

待たない譲らない躊躇わない
批判してるわけじゃないけど、生き残る力、本当に強いと思う

そして私も北京3日めにして、だいぶ強くなったでしょう・・?国籍カオス・・・

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麓に戻り、たくさん歩いたあとのお昼がおいしかった〜
味付けもやっぱりおいしい〜😋
一緒に円卓を囲んだのは、なんと最初のバンの人たち!再会!
来た人から座って座ってーって言われて席が埋まった。とたん・・
ゴング!!!
が鳴ったみたいにみんな一斉に食べ始めた。夢中。何も話さない。

しかも、取り箸がない!だから、私はまだ食卓の準備すら途中だと思ってたのに。
はじめましての人と食べ物をつっつきあうのは結構気が引けたけど、、もうみんな夢中すぎて気にできない!!!
後で聞いたらそれがスタンダードだってことに衝撃…(コロナこれで広がり安かったんじゃ無い・・・?)

一気!に食べて突然みんな動きが止まった。
いや・・・速い速い!!!中国の人面白い、120%で生きてる笑笑
みんな食べ終えてさっさとテーブルを去り、私一人だけ最後までのんびり食べたけど、美味しくって幸せだった〜


は〜。とっても衝撃的で、たのしいおいしい最高に満たされた半日ツアーでした。。。

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