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まだまだお正月!

おはようございます。
Kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

昨日、初夢を見るも悪夢にうなされ、さらにお雑煮を作り忘れるという失態を犯した結果、日の出まで一睡もできなかった。
僕はベッドから起き上がると、高野山を済ませ、電気シェーバーで髭を剃った。勢いよく冷水で洗顔後、歯磨きを終えました。

「寝不足なんぞ取るに足らん。今日は2日。まだお正月じゃん!」

テンションの上がった僕は、冷蔵庫から残ったおせち料理と缶ビールを取り出し、それらをテーブルに置き、こたつをON。
「山芋をおろせば食えぬが、短冊切りなら食べられようぞ。乾杯!」
朝から缶ビール。誠に幸せであります。
冷えたおせち料理をアテに、僕はぐいぐい飲んでいきます。
さらに将棋盤を置いて一人将棋をしたり、三国志の人形を並べては戦わせてみたり、神棚に向かって『延命十旬観音経』を唱えたりした。

「ピーンポーン」
玄関のチャイムが鳴った。
「おお…よくぞ参られた。さあ中へ」
今年初めての来客。親戚の幸一さん一家だ。
僕はこの時の為に、八街産の落花生「半立ち」を購入しておいたのだ。それと酒のアテに合うつまみも数品購入済み。抜かりないでしょ?

「それでは乾杯」
幸一さん一家と、契りを結びます。
「して、若君はおいくつになられた?」
僕の問いに、若君が元気よく答えた。
「9さいですぅ」
「そうか。立派な目をしておる。将来が楽しみじゃ」

僕は高野山に行ったあとで、再びこたつに入った。
「若君、どうぞお受け取り下され」
若君の目が大きくなった。
「あ、ありがとうございますぅ」
僕からお年玉をもらった幸一さん一家は、瞬時に帰って行った。

その後、幸二、幸三、幸四さん一家もやって来た。あっという間に僕の財布が軽くなったのは言うまでもない。
まあこれぞ、お正月の醍醐味ではないか。


すっかり日が暮れてしまった。
僕はテーブルの上を片付け、洗い物も済ませた。そして高野山を掃除すると湯屋に入った。
そしてお雑煮を拵えようと台所に立った。
「さっさと拵えて、また飲もうではないか」
鍋に冷水を入れ、IHヒーターをON!
お餅をレンジでチン!
あとは大根、ゴボウ、人参、鶏肉を適当に切り分け、沸騰した鍋に投入。
お出汁は、鰹節、本だし、白だし、塩、醤油でOK!
お餅を投入し、IHヒーターOFF!
丼に移し、最後に青のりをふりかけて完成。
「そうだ、あいつも入れよう」
僕は冷蔵庫から蒲鉾を取り出し、2切れ添えた。

それでは喫食。
お出汁が五臓六腑に沁み渡ります。そしてお餅に勢いよくかぶりつきます。そこに青のりの風味が…。鶏肉と蒲鉾も主演級の活躍ぶりです。
これまたお雑煮とビールが合うのです。
「嗚呼…朕は誠に幸せ者じゃ」
僕はお出汁も飲み干しました。

その後、磯辺焼きを2つ拵え食べました。
お餅が焼き上がると、僕は刷毛を使用し焼き上がったお餅に、七味醤油を塗ります。それから海苔を巻きます。すると香ばしい七味唐辛子の風味と辛さが、磯辺焼きをさらに美味しくするのであります。

暑くなった僕は、窓を全開にしました。
「星たちがかくれんぼをしておるな。それもまた良し!」
僕は漆黒の闇を見ながら、スクワットを開始。
30回を超えると、膝に違和感を覚えた。
「焦ってはならぬ。徐々にメタボ腹を解消していけば良いのだ」

窓とカーテンを閉めた僕は、こたつに入った。
すると一気に睡魔が襲ってきた。
「昨日の寝不足の襲来か…食後に寝てしまっては、さらにメタボ腹になってしまう…」
2分後、僕は寝落ちした。

目が覚めると、すでに室内が明るくなっていた。
「悲しきかな…だが人生はまだ続く。続くのだあ!」 
僕は勢いよく叫ぶと、そのまま寝た。
普段なかなかできない、気持ちのいい、あの2度寝だ。

まあ~お正月ですから、大目に見てやってくださいネ!


【了】


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