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掃除の会に参加する しあわせ➀~掃除を通じて素敵なご縁が広がり、人脈が広がっていく。

 地域や県内で開かれる掃除(街頭清掃やトイレ掃除)に参加するようになって、8年以上がたちます。
 コロナ禍の2020年からの3年間は、多人数で集まるのが困難な状況でしたので、「3密」にならない街頭清掃や少人数、時に一人での掃除活動を継続しました。
 現在は、仲間からお誘いがあれば各地域に行って、だいたい月1、2回の掃除活動を楽しんでいます。
 
 掃除活動といっても「学校の掃除の時間」「地域の神社清掃」「河川などのごみ拾い」「地域ごとのゴミ(0)ゼロ運動」などなど、様々な活動があります。
 私が参加するようになったのは、街頭清掃や小中学校のトイレをボランティアで掃除する会です。
 
 参加するようになったきっかけは、読書会に参加しているメンバーから声をかけられたことです。
 
 それまでにも、雑誌や本で、イエローハットの創業者である鍵山秀三郎さんが、起業してからずっと毎日、会社やその回り、お店の駐車場等々、掃除活動を徹底して行い(自分の信念がもとで始めたことで、社員さんに掃除を強制したわけではないそうですが、10年続けた頃から、進んで手伝ってくれるようになり、20年たつ頃には、他の会社から研修を受けに来られることが増え、30年では、全国に広がる掃除の会が作られるまでになったそうです)、会社を大きく育ててこられたことを知りました。また、小林正観さんが水回り(特にトイレ掃除をする)と、仕事やお金に困らなくなるという法則があるようだと、本(「宇宙を味方にする方程式」)で紹介されていて、何かいいことがありそうと気にはなっていました。

 掃除には何か力があるようだと思い、実際、一人で、ごみ拾いや勤めているところのトイレ掃除をやってみましたが、すぐに挫折してしまいました。

 毎日、仕事に追われ、忙しくて、掃除どころではない!とか、雪の降る寒い日や真夏日の暑い日でも例外なく掃除するのは大変、さらに、別に掃除をしたからと言って、お金が儲かるわけでもないし、何も得しない!と言って、だんだん、さぼるようになり、いつしかやめてしまいました。
 しばらく、掃除とは無縁(家の掃除ぐらい)な生活をおくりました。
 
 読書会で声をかけられたころ、仕事で行き詰まりを感じていて、何か変えていかなくては・・・と思い悩んでいた時期でした。
 また、掃除の力を「頭では」知っていたので、誘われたこと自体、何かの流れがきているのかもと思い、すぐOKしました。2015年の事でした。それが現在まで続く掃除活動の始まりでした。
 
 参加した掃除の会メンバーは、職種や年齢、性別も多様で、一緒に掃除をしたり、掃除後に話をしたりすることで、得られることがたくさんありました。
 
トイレ掃除を行いましたが、今まで見たこともないような激しい汚れを、専用の道具を使って、こすり落とすことを経験し、最初はひるみましたが、いつしか、無言になって、便器を磨いていました。
 徹底的に綺麗にする活動を仲間の後押しを受けて経験し、掃除が終わった後の便器の白さを見て、自分の心の中も同じように清々しくなったことを昨日の事のように覚えています。
 
 毎日にではありませんが、定期的に、徹底的なトイレや街頭清掃を続けているのは、一人の時とは違い、仲間の存在が大きく、また、掃除から得られるものを実感し始めてきたことが大きいと思います
 ここで、、私が感じた掃除の会の良さについて振り返ってみたいと思います。

 参加して感じている掃除の会の良さは次の通りです。
➀ 掃除をきっかけにして、人とつながれる。
  ご縁が広がる。いい人ばかり。

② 自分に自信が生まれる。自己肯定感が高まる
③ 「気づく力」が上がる
④ 仲間の発信を受けて、自分の気付きが深まる
⑤ 地域に愛着がわくようになる
⑥ 後始末について考えるようになり、自分がごみを捨てない人になれる

➀ 掃除をきっかけにして、人とつながれる。
  ご縁が広がる。いい人ばかり。


 掃除をすることは環境にも自分にとってもいいことだろうとは思っていても、なかなか一人では続けられませんでした。
 自分の弱さに負けてしまったからです。
 いろんな言い訳や掃除をしない理由をつくって、だんだんとさぼるようになりました。
 さぼっても自分の「仕事」ではないし、責められるわけでもありません。 ただ、何となく掃除をするのでは、すぐに飽きてしまって、続かなくなることを経験しました。
 また、掃除についての知識もなかったので、何となく雑巾で拭くとか、ゴミを集める等だけで、専用の道具で徹底的な掃除をすることを知りませんでした。
 
 しかし、仲間と一緒に掃除すると違います。
 街頭清掃でもトイレ掃除でも、ゴミを拾ったり、便器をこすったりの掃除すること自体は一人で行います。しかし、隣で一緒に掃除をする人がいたり、あとで、街中で拾ってきたごみを一緒に分別する人がいたりして、「一体感」を感じられます。

「同じ釜の飯を食う」「遊びは仲間増やし」と言う言葉を耳にします。
一緒に何かをする体験は、お互いの心を開いて、距離を近づけるに、手っ取り早い方法です。
 職種や年齢などが違うメンバーばかりですが、休日にわざわざ、自分の家ではない場所をボランティアで掃除しようという人ばかりなので、みんな「いい人」です。笑顔が素敵な穏やかな人ばかりです。そんな人たちと一緒に活動していると、不思議と、一人の掃除のときにはなかったやる気、次回もやってみたいな、いや、むしろ、またお会いしたいなという思いにつながりました。
 
 掃除の会に参加して、友人が増えました。それも、遠い地域の友人です。   
中には県外の方もいます。車をとばして、高速道路を使って朝早くから来られる方もいます。
 掃除を一緒にやっていると「同志」といった感じになります
 そして、その方が住んでいる地域の街頭清掃や公共施設のトイレ掃除をするという話があれば、遠くからでもかけつけるぐらい、心の距離がぐっと近づきます。
 なので、普段は会が終われば、次の1カ月後の回まで会うことも連絡を取ることもほぼありませんが、親近感を持った人とは、だんだんと心の距離も近づいて、別の掃除場所でお会いしたり、個人的に親しくなり、手紙やメールのやり取りができる仲になっていたりします。
 人見知りで内向的な私ですが、掃除をきっかけに、新しい友達作りができるようになりました。
 私にとっては大きな進歩、人生の流れを変えるきっかけになりました。

次回に続く・・・。

皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。

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