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2025年以降・日本の未来予測~森信三先生・藤本茂さん(投資家)・小林正観さんの言葉から     

 「予言」と言う言葉を聞くと、ノストラダムスやマヤの予言、最近だと、 2025年7月の言葉が出てきて、正直言って、「こわい」イメージしかありません。

 人は、「生き延びる」ために、常に危険を予測したり、不安を感じることで、安全の確保につながる行動をとるようにできているそうです。なので、どちらかというとネガティブな部分に注目しやすい傾向があります。そこに、いい悪いはありません。
 ただ、ネガティブな思いに囚われて、日常生活がうまくいかなかったり、いつも重たい気持ちを抱えて、気分が沈んでしまったりしては、人生を無駄にしてしまいます。

 例えば、南海トラフ地震などは、過去のデータをもとに考えると、すでに2030年~2040年の中でほぼ確実に起きると予測もされています。そうであれば、あとは、自分でできる事、行政でできる事で備えをしておいて、命を守り、少しでも被害を小さくするように動くしかありません。
 闇雲に恐れるだけで、あるいは、自分は大丈夫と言って、何もしないより、水や食料、簡易トイレを準備しておくだけでも、未来は変わってきます。

 では、同じ予言でも、「いい予言」はないものでしょうか?
 あるいは、将来が明るい予測、明るい見通しはないのでしょうか?


➀森信三先生の言葉


 教育哲学者であり、国民教育の父とされた森信三先生。戦前は、今でいう教員養成学校の先生をしてみえました。その時の講義内容がまとめられた「修身教授録」は今でも読み継がれていますし、先生に限らず、経営者の方などに広く読まれています。


 そんな森先生が、なくなる前に(今から30年ほど前)に、将来の日本についてこんな言葉を遺されています。

2025年になったら、日本は再び立ち上がるだろう。しかし、その再起再生の原動力になるのは、二宮尊徳先生(小学校の銅像にある 二宮金次郎)の教えに基づくほかない。
そして、世界が、日本の立ち直りを認め出すのは、2050年ごろだろう。


そのほかには、日本民族の使命として

 東西文明の融合への具体的縮図づくり

とも言っています。混迷を極める世界情勢ですが、日本には日本なりの良さがあり、世界での役割があります。世界にはいろんな文明、主義主張がありますが、そこで対立するのではなく、それを包括的に受け入れ、独自の新しいものを生み出していく力が日本にはあります。

 日本人ほど、日本の良さに気づいていません。
 
 W杯サッカーの日本人サポーターの振る舞い(観戦後の掃除)に称賛が集まりました。
 日本が発祥の「もったいない」(の考え方)が、ワンガリ・マータイ(環境保護活動家 ノーベル平和賞受賞)さんによって、世界に広まりました。
 経済的な事だけで見てしまうと、「貧しい国」になってしまったと悲観的になるかもしれませんが、逆に、もう一度、日本の良さを見直す機会になっているのかもしれません。

②藤本茂さん(投資歴70年)

  よく日本経済について「失われた〇年」と言われ、「バブルよ、もう一度」的なことが語られることがあります。

 しかし、本当にバブルの時代がよかったのでしょうか?

 現在でも、「景気回復の実感がない」と言われますが、バブル時の経済成長時でも、世論調査では多くの人が同じこと~「円高で生活不安 ジワリ」「好景気の実感がない」~と新聞に記録されています。

また、投資歴70年。1980年代を含め、現在まで投資をし続けている藤本茂さん(日本のバフェットとも称される)は、

バブルのころの日本より、むしろ、今の日本の実体経済の方が本物でまとも。これから上がっていく。

との見方も示しています。
ある意味、バブル時が異常だった、見せかけの成長だったともいえます
2024年から、新NISAも導入されました。
経済面でも、立ち上がっていく気配を感じます。

③お釈迦様の言葉(小林正観さんの話)


 小林正観さんは、現在(21世紀)がどんな時代になるかと問われて次のように言っていました。

21世紀は、架け橋ですね。20世紀と22世紀の。この百年で西洋文明から東洋文明へと価値観が変わって、それがその後3000年続きます。その礎がこの百年ででき上がります。

 そして、お釈迦さまの言葉(話)を紹介しています。

自分(お釈迦様)の教えが、末法の時代になってから500年ほどたつと、つまり2500年後ですね。インドのはるか東方にジャプトーバーという国があって、その国で自分の教えや考え方が正しく理解されなおす・・・。
 その国の人々は争うこと、闘うことが嫌いな人たちで、その考えと自分の教えが正しく理解されることが相まって、融合して平和な世界が始まる。そこから3000年間、平和は続くだろう。

 ちょっと、日本人としては、嬉しいというか、わくわくする言葉です。

 しかし、誰かが、何かが、上記のような「いい世界」に連れて行ってくれるわけではありません。何もせずに、願ってばかりいても、いい世界にはなりません。

 「行動」が必要です。

 何も、おおげさな、ものすごいことをする必要はないと思います。
 身の回りの環境をよくする事~ごみ拾いだったり、掃除だったり。
 まず、自分が楽しくなる、満たされることをしていくだけで、きっと笑顔も増えるでしょう。そして、そんな笑顔に触れた周囲の人たちも笑顔になるでしょう。

 みんが、そんなところからスタートしたら、世界中がよい世界になっていく気がします。
 いや、よく見れば、そんな良い兆候はあちこちに出てきています。

 いろんな出来事がありますが、そこにプラスの意味を見出すか、マイナスの意味をとらえて、落ち込むかは自分次第です。
 落ち込みそうになった時は、上記の3人の方の言葉、話を思い出し、日本には、日本人には世界を変える底力があると、顔を上げて、前へ進んでいきたいですね。
 
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです

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