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野菜を育てて調理してみるしあわせ~「コスパが悪い」を超えた歓び

 5月も下旬に入り、夏ならではの暑さを経験するようになりました。
 最高気温はけっこう高いですが、朝夕はまだまだ涼しく、日中も爽やかな風を感じ、気持ちもいいです。
 そんな夏の日差しを受け、庭の片隅で、育てていた小松菜やリーフレタスが、ぐんぐんと大きくなってきました。
 1,2日で、驚くくらい葉を茂らせています。
 平日は仕事の都合もあり、なかなか収穫できませんでしたが、先日の休日を使って収穫しました。

小松菜


リーフレタス

 リーフレタスのいいところは、根を抜かなければ、さらに新しい葉が生えてきて、再び収穫できるところです。
 ここ最近は、毎週のように収穫して、わが家の食卓に彩を添えてくれています。
 
 今回は、あわせて小松菜も収穫しました。
 こちらも葉っぱだけ収穫しましたが、結構な量になったので、豆腐と一緒に入れてみそ汁にしました。


 また、ベーコンと炒めて、おかずを一品増やしました。

 葉っぱは、虫が食って穴だらけ。不格好さもあって、最初に口に入れるのはけっこう勇気が必要でしたが、食べ始めれば、美味しくいただけました。
 土に植えて、肥料と水をあげての収穫なので、無農薬。
 虫が食うほどに新鮮と、いい意味に捉えました(笑)。
 
 これだけのことなのですが、何というか「しあわせ」な気分になります。
 「宝くじに当たった」「何かの競争に勝った」などの一瞬の強烈な幸せではなく、「ペットと戯れる」「親しい人と何気ない会話で一時を過ごす」といったような、じわ~とした温かみ、心が落ち着くような幸せです。
 
 最近の研究では、動物のお世話のほかに、植物を育てることでも「オキシトシン」が分泌されることが分かってきたそうです。このオキシトシンは、長続きする幸せホルモンの一種だそうです。

 ある研究では、老人ホームで毎日観葉植物のお世話をしてもらったところ、幸福度が上がったり、死亡率が半分に下がったりしたそうです。
 「お世話する」と言う役割が、ある種の「生きがい」にもなり、そして、自分が世話をしないと枯れてしまう、相手(植物)にとって、自分は重要な存在だという「自己肯定感を高める」ことにもつながっているようです。
 
 昔は、自分が野菜を育てて収穫するなんて、「コスパ・タイパが悪い」だなんて思っていた時もありました。そんな時間があるなら、仕事をしたり、スーパーなりで買ったりした方が安いし、時間を無駄にしない・・・なんて・・・。
 しかし、それは、自分が偏った見方で「一部分」を見ていただけのことで、大きな視点で考えたら、本当に無駄な事なのか・・・と考えさせられました。
 実際、育てて、その野菜で調理してみると、今まで経験したことがない気持ち~幸福感といってもいいと思いますが・・・を感じました。食べてくれる人にも喜ばれますし。 

野菜を育てることは、まだまだ始めたばかりですが、意外と自分の癒し、自分を支えてくれている「遊び」なのかもしれないなと思っています。

 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
 

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