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10年後の子供たちに馳せる思いがここにある

10年後といえば、ににくん20歳、べちくんは17歳である。
背はワタシを越えてしまっているだろうし、何よりもう

ママ見て見て!
なんて言わないだろうな、と考えると想像もつかないところの
ににくんとべちくん。

しかし今の年齢だって幼児のときは想像もつかなかった。
ににくんが3歳のときはいつ終わるかもしれぬイヤイヤ期にげんなりし
ああもう一生分の子育てをした気がすると思っていたワタシに

今の10歳の彼をタイムマシンにのせて見せたとすれば

なんてカッコいいお兄ちゃんになったんだ!!と驚嘆したはず。

そう思うと、こどもがこどもでいるときなんてほんの一瞬だ。

もう花火みたいなもんなのだから、しっかりと目に焼き付けておきたい。
と、話はそれてしまったが、10年後の話。

作家の吉本ばななさんは
お子さんのことを

健康で他の命を大切にできさえすれば、あとは生きていてくれさえすれば
それでいい

とおっしゃっている。

いいなあ、と思う。

せめてこのランクの大学に入っていてほしいとか
安定する職業についていてほしいとか
学歴はあったほうがいいとか

そんな願いは一切なく、
ただ生きていてくれればいい、とはなんと潔いのだろう。

親が子の幸せを願うとき、その中の何パーセントかは

ワタシを安心させて、という想いがあると思う。
それは仕方ないと思う。
誰だって子供が苦しんだり、失敗したり、悩んだりしているのを見るのは辛い。

しかし
安心安全のレールに乗せてさあ、これで安心、というやり方でいいのだろうか。
彼らの人生は彼らのものなのに。

10年後子供たちにどうあってほしいのか?と問われたら
ワタシは己を知ってほしい、と答える。

自分がどんなことが好きで、どんなことができて
どんなことが耐えられないのか

それを踏まえて、じゃあオレはこれで勝負しよう、と思える何かが
見つかっていてもいいし、探し途中でもいい。

自分を極めていくことが、その人の幸せにつながっていくと思うから。

そこで親ができることといえば、健康面に気をつかい、できるかぎりいろいろな体験をさせてあげて、あとは味方でいてあげること。

もうそれだけ。

君たちは今、種から双葉、緑の状態。
なにが咲くかはわからない、なにが実るかわからない。

それがトマトであれ、バラであれ、露草であれ
ワタシは声を大にしていいたい。

いいね!と。




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