知ってるだけで得する脳の特徴3選
子どもコーチングやママコーチングを提供する中で、定期的に話題に上がることがあります。
今日は特に多くのコーチングの中で話している脳の特徴を3つご紹介します。
◾️脳は否定語を認識できない
友人や家族でぜひ実験してみて欲しいのですが
「赤いりんごのことを想像しないでください」と言ってみてください。
相手の脳内には「想像しないで」と言われているにもかかわらず、鮮明に赤いりんごが映し出されているはずです。
脳は否定語のことを認識できないのです。
「走るな!」と言うと走ることを考えてしまいますし
「人が辞めないように」と考えると、人が辞めることを考えてしまいます。
「子どもを頭ごなしに怒らないようにしなきゃ、、」と考えても頭ごなしに怒ることを自分の意識はどうであれ脳は考えるんです。
だからこそ
お店の中を走り回る子どもには「一緒に歩こう」と伝えてみる
人にやめてほしくないなら「どうやったら人が働き続けたくなるかな?」と考えてみる
子どもを頭ごなしに怒ってしまう自分が嫌なら「今日は最後まで話を聞いてみよう」と決めてみる
こんな風に変換してみるといいでしょう。
◾️脳は主語を認識できない
「Aさんってほんと性格が悪いよねー」という会話を友人としているとしましょう
ここで話されている性格が悪いのはAさんですから当然Aさんの悪口を言っている訳ですが
脳は性格が悪いのがAさんなのか友人なのか自分なのかを正しく認識せずに「性格が悪い」ということを主に認識します。
性格が悪い話をたくさんしている人は人の性格が悪いところばかりを見つけるようになるし、自分自身についても「あぁ自分のこういうところって性格が悪いよなぁ」と考えてしまいます。
人の愚痴や文句を言っている人とあまり付き合わない方がいいのはこのためです。
よく話す会話内容が、できない理由、愚痴、人の悪口だと、脳もどんどんそのことを考えるように加速していきます。
私たち人間の身体は何からできているかというと当然口から摂取する食べ物や飲み物からできています。
悪いものを食べたらお腹を壊したり病気になります。
同じことが脳にも起きます。私たちの思考が何からできているか?というとインプットする情報からできています。
どんな情報を普段取り入れているか?で思考が決まります。
◾️脳は時間を認識できない
今までの人生で1番辛かった時はどんな時ですか?
と聞かれたらいつのことを思い出すでしょうか?
子どもの時にいじめにあったり仲間はずれにされた時かもしれませんし
お金に苦労した時かもしれません。
信じていた人に裏切られるなどの人間関係や
大切な人を亡くした時かもしれません。
人にはそれぞれ辛い時期がありますがそのことを思い出すと出来事そのものは昔のことなのに脳は「今」のこととして認識します。
今カフェで美味しいコーヒーを飲みながらこの記事を読んでいても悲しくなります。
辛い出来事とは全く関係ない今の時間も辛い記憶を思い出すだけで辛い今になります。
過去のことだとしても「今」なんです。
未来も同様です。
楽しみでたまらない予定はなんですか?
と聞かれたら何と答えますか?
買い物に行く、旅行に行く、美味しいものを食べる、好きな人に会う、好きなドラマの放送がある。
人それぞれ楽しみな予定はバラバラです。
そしてあくまでも「予定」なのでまだ現実のものになっていないにもかかわらず脳は未来のことも「今」のこととして認識するので
楽しみなことを考えたら「今」がワクワクします。
過去も未来も現在も脳にとっては「今」でしかないんです。
だから辛い記憶を辛い記憶のまま整理していると定期的に「今」を辛いものにします。
辛かった記憶を「あの経験でかなり成長した!」と解釈できると「辛い記憶」ではなく「成長できた思い出」になります。
辛い過去が重りのように今の幸福度を下げている場合は記憶を塗り替えて今を楽しくするように記憶を改竄した方が生きやすくなります。
以上、いかがでしたか?
これらは努力とか個人差などは関係なく、人間という生物の脳に備わっている特性なので意識なんかでは変えようのないパターンです。
だからこそ、このパターンをうまく扱って自分の人生が少しでも良くなるようにできたらいいですよね。
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