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全ては熱意を持った自己から始まる〜他人を変えようという努力は無駄であるという話〜#107

こんにちは。記事の投稿数を、タイトルの頭ではなくお尻に持ってくるように変えてみました。なんかこう、まずこれについて書いてます!というのがあって、その後に記録のための数字があった方が、タイトルがスッと入ってくるかなあと思い、ちょっと実験です。

さて、今日は"他人を変える努力は無駄だ"という話です。

本日の木下さんのVoicyのテーマが「他人を変えようと悩まない」だったので、
拝聴した上で、自分の経験を発信したいと思います。


「私はこうしたいんですけど、課長がうんて言ってくれなくて」「なんで部長はわかってくれないのかな」と言う自分が正解である思考を持っている人から、「○○さんが協力してくれないからできない」「この業務は自分だけ負担が大きくて不公平だ」みたいな自分は悪くないと遠回しに言っている人って結構いますよね。

こういう人の特徴は"仕事が進まない(できない)理由を人のせいにしている"ということなんだと思います。

私が言いたいのは、こういう人を変えようとしても、マジで無駄ですよという話。

1つ、体験談を書きます。
現在、勤めている大学の周年記念で歌を作るプロジェクトにアサインをされています。

このPJ、稀有な経験ではあるのですが、2年前に始まり、なかなかひどい状況で進んできました。当時の状況は、リーダーにアサインされた職位ある教員が、協力してもらえそうな人に手当たり次第に声をかけて、その上で高尚な想いをのたまいながらも、具体的な業務や声をかけた協力者の役割さえも、現場で相談して詰めてくれという状態だったとのこと。そこで、誰か現場を巻き込まないといけないと思った2つ上の役職の方が、勝手に私の名前を「メンバー」として学内の会議に上程、私は会議資料の共有で知るという始末。他社も含め4社目ですが、ここまでひどい状態で巻き込まれたのは初めてでした。こんな状況のPJなので、周りもやらされ感しかないですし、主体性は0。

で、私は状況は聞きながらも、色々と円滑に進めようと思い調整・段取りなどをして行ったのですが、アジェンダを示しても、それは今決めなくて良いとか、ふわっとした話のまま教員が議論を掻き回して終わるとか。そういう状況が何度かありました。私が中心に進めろというお達しはありつつも、事務の他のメンバーもサポートにつけてもらえることになったのですが、手取り足取り指示をしないと何も動いてもらえない状況。加えて、子供の入院などがありどうしてもお休みせざるを得ない時も、会議資料の作成から委員への資料配布、説明の段取りまで共有していても、当日全くうまく進行ができなかった上に「本来はラコすけさんがやるべきなのに」みたいな被害者意識が蔓延していたという状況だったそう。マジで組織として仕事する気あるのか?という怒りが込み上げてくるような状況でした。

そもそものPJの始め方や人選など、山ほど課題があるのはわかっていたのですが、とにかく前に進めていかないといけない。自分がPJの主導権を握れる立場になったら絶対にこんな愚かな真似はしないと固く誓いながらも、チームで仕事を進めないといけない。どうしたら良いものか、結構、悩みました。

そこで出した結論は、他の人の意見を聞いてうまくやろうとしない、他の人に一切期待しないということ。やる気のない人には協力を要請せず自分でやりたいように工程も含めて組み立てる。文句があるなら具体的な対案の1つでもぶつけてみろ、というスタンスに切り替えました。そこから少しずつ光が見えてくるようになりました。

勝手に組み立てると自分が細部まで勝手に設計するので、それがうまくいこうがいかなかろうが、1つの仮説になるんですよね。で、自分で組み立ててるので、当然よく考えているので説明もしっかりできる。

それを会議でぶつけていくと、細部まで具体化されている上に、承認したかどうかも議事が残っちゃうわけですから、自ずと少しずつ反応が返ってくる。反応がなければ、承認されたこととして残っていく(議事録に残していく)。

そしてそれを粘り強く続けていくと、少しずつ賛同してくる人が現れてくるんですよね。私の場合は、最初にやる気のなかった後輩が「曖昧な仕事が少し何をやれば良いか見えてきました」というので、まず仲間になりました。そして次は、付属校の先生が「毎度忙しいのに丁寧に共有をしてくれてありがとう、一緒に頑張ろう」と。こんな感じで、段々と仲間が増えてきました。

そして仲間が増えると取りうる選択肢も増えてきて、文句だけ言って具体的なことを決めない人には、付属校の”先生”から全体に対してメッセージを引き出すような流れで発言してもらうと効果的だなとか。この先生というのがポイントで、教員至上主義の考えを持っている人が本当にいるんですね。そういう人の弱点をつく選択ができるようになってくるわけですね。

で、うまく回り始めると、みんな勝ち馬に乗りたいので、わざわざご丁寧にメールを送ってくださり批判してた人までもが「これは素晴らしい取り組みになりましたね」みたいなことを平気でメールしてくるようになるわけです(実体験です。反面教師です)。

この一連の流れの最初で「周りが協力してくれないから」と嘆いてみたり、「協力してもらえるように工夫しよう」という方向性に努力したりしていたら、多分どこかで詰んで終了だったと思います。

大事なのは「自分が」徹底的に考えて具体的に示して前に進める姿勢を貫くこと、多少やんや言われても無視してやり続けることだと思います。

自分を変えるのも結構難しいのに何考えてるかわからない他の人を変えようとするのは無理な話なわけですね。

この件、何事も自分の行動を変えるところが最初で、その後に他人が変わっていく(というかスタンスが明確になったので賛同者が現れた?)のだなと思える出来事でした。

まずはあれこれ言わずに、自分が徹底的に考えて自分の行動で示していく、恥を捨てて行動、行動、行動という姿勢を貫く。

これからも大切にしていこうと考えている姿勢です。

※ その時の経験からのTips集もまとめていますのでよろしければ↓↓↓

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