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#57【社内PJ】プロジェクト推進の心得〜知っておくべき15のポイント〜

こんにちは。

私は現在教育機関(大学)に勤めています。

その中で新規事業プロジェクト(新しく学校の歌を作る)を推進する体験をしています。

コンサルの関与はなし、
全て内部の関係者のみの構成です。

事業会社(学校法人ですが)のプロジェクトは、コンサルが入るプロジェクトとは違い、1つの会議の運営でも社内の権力関係がダイレクトに反映される。

色々わけが違うんですね。

私がコンサル時代にPJメンバーとしてアサインされてたプロジェクトとは似て非なるものという印象を受けています。

そこで今回は、自分の振り返りも含めて、
事業会社における社内PJ推進のポイントについて書いていきます。

以下15個が現在の私が思う重要なポイント。
全体としては綺麗に合理的に進める思考と泥臭い関係性構築の動きをミックスすることがポイントかと。ご参考になれば幸いです。


1.PJを進める会社の風土は理解する。

大学は、教員が役者、事務は黒子という風土です。結構この意識が根強い。なので、教員が言ったことの方が影響力があるわけです。
この風土で適切な進め方は何か?段取りは事務がやり、ミーティングの進行は教員に語ってもらう等、組織風土を考慮した進めやすさを考慮して推進した方が上手く進みます。

2.打ち合わせの時に誰に喋らせるか?

風土を考慮すると似てますね。事務がゴリゴリ進行だと意見が出づらい。偉い(職位ある)教員が進行すると意見が出やすい。人間の心理かもしれません。ここも大切。

3.メンバーの特性を細かく把握する。

この人はこういう性格であるとか、こういう振る舞いをしがちである、ということを初期の段階でしっかり把握する。中には腹の立つ良い顔しようとする人もいるんですが、逆にそれを利用する作戦も立てられます。良い顔をしようとするだろうから、ここでこういう発言をメンバーからされると認めやすい、という特性を使う。意識を向けていると、こういう使い方ができます。

4.メンバーそれぞれに適切なコミュニケーション手段を探る。

チャットで良い人、電話か対面で会って話さないと理解がしきれない人など様々。関係者程度ならそこまで気にしなくて良いですが、推進上重要な部分を担うキーマンは最適なコミュニケーションを心がける。

5.根回ししまくる。

スケジュール通り進める上でキーになる関係者にはウェットな関係性を作る努力をする。良い関係は成果に直結します。

6.キーマンとは同じ体験を共有しておく。

仲良くなるとやり取りもスムーズ。人間だから。嫌いにならない限り、知らないやつより、知ってるやつの方が良い。例えばキックオフ以外に小さなワークショップ等のイベントで場を共有すると以降のやり取りが格段とスムーズになります。

7.人選は計画を立ててから。

人選から入れるPJであれば、むやみに声かけすぎるとPJがデカくなりすぎて決めれなくなるし調整が難航するします。仮説ベースで良いので、細かい計画を立ててから人を選ぶというのが大事。そうじゃないと、当初貢献してくれると思ってたら想定外違って役割が浮く人みたいなのも出てきてしまいます。

8.いろんな人の話を聞きすぎない。

決めれなくなります。反対が多いのに押し切るのは駄目だけど、あれもこれも詰め込む的な思考は捨てていい。

9.スケジュールは運用に落として詰めまくる。

百戦百打 一瞬の心。青森山田よろしく、魂は細部に宿るは真理。やり切れるタスクをベースにスケジュールを引くのが大事。

10.メンバーの役割は明確にしておく。

中途半端に浮いてる人がいるとやらされ感が出て士気が下がります。

11.コアな推進メンバー(仲間)を作る。

PJ規模によると思いますが、3人くらいが良いんじゃないかと思います。1人だと無理。でも、6人とかだと多すぎる。信頼できる仲間であることが前提。

12.PJの広報は常に意識する。

全社的に新しい事業であれば尚更。どのように知ってもらうか、どうやったら巻き込めるかを考える。PJ以外の人を放っておくと、あのPJよくわからんがなんで予算が付いてんだ?とか、どっちかというとネガティブになってく印象です。

13.自分達のイメージがないところを委託で片付けない。

これやると超逆効果です。やりたいことや実現したい状態が明確で、そのプロセスのここを実現するための技術がないから、そこを外に任せる、とか。ここまでイメージ具体化してから依頼しないと、逆に仕事増やされます。

14.思考を止めるな。

意見出ししてる最初は楽しいけど、やり始めるとうまくいかないことがたくさん出てくる。100%計画通りになんでいかないですから、思考を止めてはいけない。そこで試合終了になっちゃいます。

15.お堅い雰囲気にしない。

みんな何話しても良い雰囲気作る。これ、めちゃくちゃ大事です。プロジェクトの運営がお堅い声のでかい人の公演になると終わります。

以上、現在の振り返りも兼ねて。
今後、新たな気づきがあれば改めて更新したいと思います。

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