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西日本旅行記

今から2年前、JR西日本から「どこでもきっぷ」とかいう神切符が発売されることを知った。
新幹線も特急も乗り放題...!?しかも3日間で2万2000円...!?
普段お金をケチって、新幹線や特急列車に乗ることがない拙僧にとっては、かなり衝撃であった。

どこでもきっぷの詳細

これは岡山に拠点を構えている身からすれば、使わない手はない。
そう思い立って、どこでもきっぷをふんだんに使った旅に出た。
以下、2021年11月5日〜11月7日にした旅行を記録していく。
なお、どこでもきっぷを使い倒すことに必死であったため、この旅行は観光要素が希薄であることだけ先に述べておく。

1日目


まず、拙僧が智頭急行線に一度も乗ったことがなかったことから、スーパーいなばで岡山から智頭に向かった。

そして智頭駅に着いたのち、すぐの普通列車で上郡駅まで折り返した(乗り潰しがメインだと、このように滞在時間が短いことはよくある)。
途中、駅の外観がピンクの塗装で有名な恋山形駅を見たりした。

次に、上郡駅からスーパーはくとで大阪方面に向かった。そこからは関西のJR線をいくつか乗り潰した(別に特筆すべき点もないため省略する)。

それからしばらくして、ユニバを訪れた。
「ん?お前はテーマパークなんて行く柄か?」
そう思った読者は正しい。別に拙僧はユニバを満喫するつもりも全くない。
ただ、テーマパークの入口ギリギリまで行って、満喫した気になるのが楽しいだけである。
皆さん気づいてないかもしれないが、テーマパークは入場しなければタダである
この楽しさにハマってしまい、後にディズニーにも同様の理由で訪れているが、まだそれは当分先の話である(その時のnoteは下記参照)。

ユニバーサルスタジオジャパン

ユニバの外もユニバ仕様(?)っぽくなってたから、雰囲気自体は味わうことができた気がする。ユニバを楽しんでいるであろう来場客に混ざるという場違い感が堪らないのである。
しかし、どこでもきっぷを使ってまで行く所ではないのは確かである。

そこからは、大阪の祖父母の家に晩飯を集りに...ゲフンゲフン、ご馳走になりに訪れた。

晩飯をご馳走になった後、祖父母の家に去り、未乗だったJR和田岬線を乗りに行った。
今は亡き103系がまだ走っていた時代である。このときに行っておいて良かった。

無事乗り終え、三ノ宮駅に戻ってきてからは、新神戸駅まで歩いて向かい(またもや地下鉄初乗り運賃をケチっている)、新幹線で岡山に戻った。
これで1日目は終了である。

2日目


この日は3日間の中で最も乗り潰し要素が強い。
まず、岡山から新幹線で新山口駅に向かった。新山口駅からはスーパーおきで江津駅まで行った。
途中、山口県の県庁所在地最寄駅である山口駅も通ったが、山口駅周辺は同年8月に訪れているので、今回はスルーした。
もっとも、noteにはその時の旅行記録を投稿していないため、せっかくだから(?)写真だけ載せておく。

8月に訪れた瑠璃光院

江津駅に着いたのち、すぐの普通列車で益田方面に折り返した。「なぜ江津で折り返し?」って思ったかもしれないが、それは翌月の島根旅行で松江方面から江津駅まで普通列車で行っているからである(要は山陰本線の乗り潰しである)。

益田駅からは、引き続き山陰本線の普通列車で長門市方面へ向かった。途中、海が綺麗な箇所が多々あった。

山陰本線からの車窓

長門市駅からは、現在不通となっている美祢線経由(早期復旧をお祈りしています)で厚狭駅まで行き、そこから新幹線で岡山に戻った。
これで2日目は終了である。

3日目


この日はまず、岡山から新幹線で博多駅へ向かった。
「え?それなら前日、山口に泊まった方が移動距離が少なくて済むのでは?」と疑問に思った人もいるかもしれない。
それはそうなのだが、宿泊費により旅費が高騰するのを避けたかったため、岡山までわざわざ戻ったというわけである。

博多駅からは、未乗だったJR博多南線に乗り、博多南駅まで行った。博多南駅のすぐ横には新幹線の車庫があり、一列に並んでいる新幹線が圧巻だった。

そこから太宰府天満宮に行ったのだが、どこでもきっぷはJR九州の路線では使えないため、途中の春日原駅まで運賃節約のためにわざわざ歩くという奇行に走った(そうすれば西鉄の春日原駅から太宰府駅までの運賃を払うだけで済む)。

太宰府天満宮

学問の神様である菅原道真が祀られているということで、大学での学業がうまく行くようにお祈りしてきた。

それから、西鉄で博多方面に戻り、キャナルシティ内で昼飯を済ませた。

キャナルシティ博多

かなり大きいショッピングモールだったため、ついでに中を色々見てみた。

次に、福岡最大の繁華街である天神を訪れた。天神でも時間があったため、付近を散策した。

天神地下街

その後、大濠公園と福岡城址を訪れた。福岡市内の移動は交通費節約のために全て徒歩だったため、ここで休憩をとった。

大濠公園
福岡城址

大濠公園は、都会の喧騒を忘れさせてくれる閑静な雰囲気が良かった(同様の理由で拙僧は井の頭公園も気に入っている)。公園自体が結構広かったため、割と長時間滞在していた気がする。

それから、博多駅に戻るついでに官庁があるエリアに行ってみた。福岡県庁からすぐの東公園には亀山上皇の立派な銅像があった。

亀山上皇立像

福岡市内で行こうと思った場所は大体訪れることができたので、しばらくして博多駅に戻った。

博多駅イルミネーション

時間の都合上、完全に暗くなるまで博多駅にいることはできなかったのだが、博多駅のイルミネーションもついでに楽しむことができた。

最後に新幹線で岡山に戻って、3日間にわたるどこでもきっぷを使った旅行が終了した。
特に3日目は歩いた距離が31kmを超えていた。今現在、この日は拙僧の大学生活の中で3番目に歩いた日となっている。

どこでもきっぷ最強論


この3日間で、いつもは乗ることがない新幹線や特急列車にたくさん乗ることができた。これも「どこでもきっぷ」のおかげである。やはり、新幹線や特急列車が旅行の際に使えると、時間の余裕も出てくるため、より多くの場所を訪れることができる。

拙僧は今も、JR西日本が再び「どこでもきっぷ」を出してくれることを熱望している(ちなみに奥能登・立山黒部に行きたい)。

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