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我が子の訴え

ある日のことです。我が子が、
「放課後に学校へ行ってみたい」
と言いました。
私は担任の先生に連絡して日程調整して我が子に伝えました。

そのとき、我が子が
「学校に行ったら先生に言いたいことがある」
と言ってきたので、
「伝えたいことがあるの?」
と聞くと、
「今自分は学校には登校出来ていないけどオンラインスクールで頑張ってる。
それをなぜ出席と認めてもらえないのか、そして放課後5分10分いるだけで出席扱いになるのもよくわからない。
自分の中でどちらが意義のある時間かと聞かれたらオンラインスクールで過ごす方が意味があると思う。それを伝えたい」

なるほど。我が子にとって、[意味のある時間を過ごせているか]が重要なんだな。
それはそうだよな。うん。
そして言葉にして行動を起こそうとしている。
すごいじゃない。めっちゃ。

「わかった。じゃ、その日に伝えよう」

そして当日。教室内で話をすることに。

我が子がひと通り話し終えると、担任の先生からひとつ提案がありました。
「○○教室に行くのはどう?」

○○教室とは名称がいろいろあるようですが、いわゆる適応指導教室のようなところです。

「ここではオンラインもやってるらしいよ」
この言葉に我が子がすかさず、
「そこではオンラインが認められているんですか?」
○○教室ではオンラインでも学校の出席と同等扱いになるようで、そこに我が子は疑問が湧いたようです。
「そこでは認められているのになぜ自分が所属しているオンラインスクールは認めてもらえないのですか?」
先生も言葉に詰まっていました。
「うーん…それはちょっと…わからないんだよね」

この差はきっと公的なのか民間なのかの違いと推測されますが、先生も言いづらいのかなと感じました。

話しをしていく中で我が子の口数がどんどん減っていき…少し涙を堪えながら、
「納得いかない」
この言葉で話は終わりました。

先生もいろいろ考えてくださっているのはとても伝わりますし感謝しています。

今回は本人が自分で気持ちを伝えるということが私の中でメインテーマだったのでとても頑張ったと思います。

話を終えたあと、帰宅してから我が子が
「あれ以上、先生に言うより校長先生とか教育委員会とかに言ったほうが良い気がする」

それはもっと上の方に伝えないとダメなんだと我が子は今回の話し合いで感じたそうです。

決して担任の先生が頼りないと言う意味ではなく、現場の先生には決定権の限界があるのを我が子なりに感じとったとのこと。

我が子は確実に成長している。

そう思えた1日でした。

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