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※療養2回目のきっかけ(後編)

前の記事の続きです。
(よろしければ前編からご覧ください)


◎精神科初診~退職~現在まで

ある日の仕事中に、ふいに上司に「大丈夫?」と聞かれたその言葉に今まで積み重なったものや我慢してたものが爆発し、目には涙が溢れていました。

上司に話を聞いてもらい、泣きながら余ってる力を振り絞り答える私。今思えばなんて答えたか覚えていません。


ちょっと休んだらどうかという上司の提案に、休んだら迷惑かけてしまうので休めないです(と答えた気がする)と、こんな状態なのにまだ自分を優先せずに、会社のことを優先する私。



その日から結局お休みをいただくことになりました。
これを機に精神科を受診した方がいいのでは無いかと思って、勇気がいりましたが電話をして問い合せてみることに。

するとその日の午後に予約がとれたので受診することになりました。

敷居が高いイメージの精神科。ドキドキしながら自動ドアのボタンを押し入ると、優しそうな受付のお姉さんと私の好きなジブリの音楽が流れてる。
その時間帯は他の患者さんとも被ることなく第1関門は突破できました。


名前を呼ばれてまず精神保健福祉士さん?カウンセラ一?の方とお話して家族構成とかお仕事とか困ってることとか色々とお話しながらPCに打ってまとめてくださっていました。


話しながら涙が溢れて、、、ティッシュ使っていいよ!
という言葉に甘えティッシュで涙をふきながら質問に対して答えていきました。



でも吐き出すことができて少し気持ちが軽くなった気がしていました。


その後、主治医に呼ばれて診察に。


先程話したことをまとめた内容を見ながら話をし、

自分が確認した作業に対して自信がもてないですか?信用できないですか?って聞かれた時、止まっていた涙が再び溢れていました。

主治医は、強迫性障害だと。強迫性障害について話してくださって強迫性障害については調べていたので知っていて、私もこれに当てはまるのではないかなと思っていたので、ちょっとホッとした気持ちがありました。

主治医から抗うつ薬の服薬を始めましょうということと、仕事には行けるのであれば行ってくださいとのことでした。

その日に診断書がでることはなくお薬のみでした。

しかしそれ以降も体調不良が続き仕事に行ける状態ではなかかったため、朝に休みますの連絡をするだけでも憂鬱で身体が震えてて朝起きるのがしんどかった。

恥ずかしながら母に電話をしてもらうこともあって、母には相当心配をかけたなと思う。

このまま休んでも会社に心配と迷惑をかけるし、状態が良くなることが全く見えなかったこともあり、休職というよりも退職が浮かんだ。

また途中でやめるのか、と今思えば立ち止まっても良かったのかもしれないがその時の私の状態としては趣味であった野球観戦でさえもしんどくて見れない状態。

また体重は5kg減量し食欲もあまりない。心は疲弊していて不安感、焦燥感、頭が回らない、涙がでる等であった。

数日後にまた精神科に行き、現状と仕事に行けてないこと退職を考えていることを伝えると、主治医は診断書を出すので休職を考えてもいいのではないかとおっしゃっていたが、私は退職をすることを心に決めていた。

その2日後ぐらいに会社と面談することになった。

1週間ぶりに会社に行くことになり、とても緊張していた。面談してくれたのは、あのAさんだった。

顔を見ただけで震えた。会社からも休職の話はでたが、私は退職しますと言った。

よく言った私。自分で自分を褒めたかった。

Aさんに気づいてあげられなくてごめんね。と言われたが、ほんとに何も分かってなかったんだなと感じた。

翌日に退職届を出し保険証を返却し退職となった。

後日給料明細が届き、休んだ分は有給休暇として扱われているものだと思っていたのに、欠勤になっていてほんとに意味が分からんかった。。。

それなら有給休暇を消化して退職すればよかったと後々後悔ばかり残ったが、もういいやと思ってその日から2回目の療養が始まった。

2ヶ月間は2週間に1回の頻度でそれ以降は月に1回の頻度で現在も通院している。

抗うつ薬を飲み始めた時は副作用があり、気持ち悪くなる日があったが少しずつ慣れていった。


療養と薬のおかげで良くなっているのが現状で、趣味であった野球観戦も苦痛に感じることはなく楽しめたり食事ができるようになり、おかげさまで体重も増えてます。

不安感が完全に無いわけでは無いけど、それなりに穏やかに過ごせています。

noteを再開したことで同じような境遇の方々に出会え、励ましたり励まされたりする中で目標も見つかり来年からは次の段階に向けて自分のペースで頑張ろうと思っています。

こういうふうに前向きになることができたのも家族はもちろん、皆さんのおかげだと思っています。


人は1人では生きていけなくて誰かに支えられて生きているということ、改めて強く実感している療養期間です。

空が青いなとか、今日は天気良いなとか、ここにこんな花が咲いてるとか、ちょっとしたことに気付いてそれを幸せと感じる日々。

この時間を大切に体調と自分を優先しながら残りも穏やかに過ごしていきたいと思います。

ここまで長々と読んでいただきありがとうございました。