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創作大賞2024

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#創作大賞 #オールカテゴリ部門として応募した作品を纏めました!
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記事一覧

【詩】新月

今宵の空は綺麗だね だって今宵は新月だから たくさん たくさん星が見えるね 今宵の主役は新月…

【長編詩】宛先

初夏の頃、 届くはずのない手紙を出した 宛先のない手紙。 君はもう読んだかな  君が忙しい…

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【詩】一日

何気ない朝 カーテンを開けたら 眩しい日差しに目を閉じた テーブルには珈琲そして ロールパン…

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【詩】セロリ

人には好き嫌いがあって 時間が経てば好きになれたものがある 例えばパセリ。 彼はただ誰かに…

40

【詩】あなた

あの日 静かに電話が鳴って 悲しい知らせが私を包んだ 最期に一言かけたくて ありがとうを伝…

40

【詩】花言葉

その花を見る度 いつかの貴方を想い出す 花言葉は「優しい思い出」 貴方はいつだって柔らかに…

37

【長編詩】ふたり

僕が誘って 君を連れ出したら 秋を見つけて 君が笑った 君のお気に入りの 薄手のコート それに合う靴を探しに行こうって 歩いてたけど 鯛焼き屋さん見つけて ちょっとひと息 君が好きな イチョウの並木 いつも君のそばにいて  君と歩幅を合わせられたら 昨日の君を 思い出したら なぜか不思議と 頬が緩んだ ふと見た写真に 君の笑う顔 君の無邪気なとこが好きなんだって 言おうとしたけど なんだか難しくて やっぱりやめた 小さな悩みなんてどうでもいいやって思える  君との時間 この

【詩】文字

もしも残りの人生で たった1000文字しか使えないならば 僕は君に何を伝えよう 「嫌い」な…

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【詩】寂寥

埃を被った小さな車 君と遠出をしたのは いつ頃だろう それは意外な朝だった 君とふたり 予…

39

【詩】日々

今日一日の楽しみを 考えついたら起きれるの 今日はあなたに会えるから ただそれだけで目を覚…

53

【詩】彼

彼は 僅か3秒で 私が与えたテーマに沿った 5連の詩を描いた テーマは 「人生のエンドライン…

36

【詩】作家

或る朝 僕へ届いた 贈り物 鮮やかな赤いリボンで飾られた箱には 何も書かれていない原稿用紙…

43

【詩】脚本

桜はいつだって満開で 僕の春に美しい演出を加える 隣を歩くのは君で 新車の助手席で笑うの…

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【詩】途中式

山積みの教科書を読んで 答えを頭に叩き込んだ。 忘れるたびに また同じページを読んだ。 分からなければ 更に分厚い参考書を買い足した。 誰に尋ねても 数式の解き方は変わらなかった。 でも 今は違う。 山積みの本は 全て意見が違った。 直面するたびに 取り入れる意見が変わった。 分からなければ 一晩中悩み続けた。 誰に尋ねても 納得した回答は得られなかった。 私は 完璧な「答え」を失った。 全員が頷き、全員が納得する答えは もう幾ら探しても見つからなくなった。