kind_knot990

簡単にできるはずのことが意図的に混乱させられて複雑になったり、理解不能な不実なことが讃…

kind_knot990

簡単にできるはずのことが意図的に混乱させられて複雑になったり、理解不能な不実なことが讃えられていたり、世の中のパラドックスを自分なりに紐解いてみています。歪な構造に感覚が揺らがぬよう今日もなにかを見つめています。テーマは家庭。人。フィクション、ノンフィクションどちらも書きます。

マガジン

  • 【その顔とその顔とその顔】

    立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花よりも彼女は石楠花そのものだった。美しい薔薇には棘があるとはよく言ったものだ。あなたの隣にもそんな人はいませんか。

  • この世の中はクレイジー

    人生って、簡単に思われることなのにものすごく複雑で不可能になってしまったり、当然と思えることなのに何かに阻まれて難しくなってしまったり、それらはほとんどが人為的に変化したものに思えます。この人生の不条理に対する歯痒い思いを文章にしてみました。

最近の記事

夫婦で結婚記念で旅行に行くことになった。夫が最近ビジネスパートナーになった女性がその辺りに住んでいるのでランチに呼びたいという。その女性はバツイチで子連れで来たいとのことなのだが、どう受け止めるべきなのだろう。気分が乗らない。

    • バチが当たるという迷信

      昔話で育ったら本気でバチが当たるとか当たらないとか信じて大人になってしまった身の回りに、どうしようもなく悪い人っている。 長く生きてれば必ずひとりやふたり、そんな人はいる。 犯罪か犯罪じゃないかというのではなく、 根っから悪い人。 不調和選手権があったらダントツで一位の人。 そういう人たちって、いづれバチが当たるから 自分がやり返さなくたって、神様は見てるから‥って 迷惑被ったのに、天の神様にお願いして せいせいした気になっていることがある。 では、その悪いとされる

      • 【いつだって答えは自分の中にある】

        人は人と関わって生きている。いつも居心地いい人とばかりと関われるわけじゃない。 自分に合う人、自分にとって不利益な人がどんな人か、輪郭は分かっていた方がダメージは少なくて済む。 しかし、分かっていたとしても不利益を被った被害者は、自分へのダメージを認識しにくいことに問題がある。 認識しなければ傷ついてないわけではない。 ダメージを与える方はそれを熟知している。 じんわりと長い時間をかけていたぶり生気を吸い上げていく。 ハートの余力がなくなるように、じっくりと攻められ続

        • 『感謝の気持ち』

          〜新年早々  起きたてに思うことを書く〜 私は長年、年末年始には婚家の手伝いを身を粉にして手伝ってきた。年明け、中旬になると高熱を出して倒れることがよくあったほど、それはそれは忙しかった。 今はライフスタイルも変化し、気楽にのんびり過ごさせてもらっている。 しかし、こんなのんびりした年末年始を過ごせるようになるまでには私なりに乗り越えてきたハードルがあった。 この時期は馬車馬のように働き抜くのが当たり前と思っていたけれど、そのたづなを握っていたのは義母だった。 年末

        夫婦で結婚記念で旅行に行くことになった。夫が最近ビジネスパートナーになった女性がその辺りに住んでいるのでランチに呼びたいという。その女性はバツイチで子連れで来たいとのことなのだが、どう受け止めるべきなのだろう。気分が乗らない。

        マガジン

        • 【その顔とその顔とその顔】
          4本
        • この世の中はクレイジー
          7本

        記事

          [Christmas time is here.]

          あなたはどのChristmas time is here.が一番好きですか? この季節になると聴きたくなるクリスマスソング。 王道のマライアキャリー、ワム、バックナンバーやアリアナグランデなどなど どの曲が皆さんの一番でしょうか。 Christmas time is here.は以前に通っていた、とある習い事で、クリスマスシーズンだったのかこの曲がずっと流れていて、この季節のとっておきの曲になりました。 今日、何気なくアップルミュージックを見ていたら、この曲、スクロール

          [Christmas time is here.]

          【その顔とその顔とその顔】④

          備忘録 〜貴婦人編 その4〜 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花よりも彼女は石楠花そのものだった。ののちゃん 私は塾でバイトしていた。 個別塾だけど2人までの生徒を同じ時間に教える。 ある日薗坂さんから電話があって、娘を私に預けたいという。個別塾専用のテキストや教え方があるし、誰に教わっても同じなのだが、知っている人のところが安心だったのだろう。 私は快諾した。 娘はののちゃんと言って、なぜか彼女にひとつも似ておらず、常にぼぉっとしてる雰囲気の子だった。薗坂さんはの

          【その顔とその顔とその顔】④

          【良い友人の作り方】

          良い友人いますか。 これは友人の祖母の話です。 そのおばあちゃん、意地悪ばあさんで有名なんですが ひとり、とても仲良しのおばあちゃんがいます。 電話して話したり食事に出かけたり 毎日が楽しそうです。 そのおばあちゃん同士の会話、なんだろうと思ったら、お嫁さんの悪口でした。 で、ふたりともお互いをとっても良い友人だと思ってるみたいです。 相手のおばあちゃんはその家のお嫁さんの悪口を言っています。とても不幸せそうです。 友人のおばあちゃんは家の中でも、聞いてきたそ

          【良い友人の作り方】

          番外【自分劇場な人々】

          自分防衛隊に勧誘されるな。番外編でちょっと日頃の謎と鬱憤晴らさせて下さい。 結局、巻かれやすい性格なのと もやっとするとそこに留まりやすいので 不快感引っ張ってしまう。 今日はここにぶちまかします。 仮に花子さんと山子さんにします。 花子さん。 LINEで、突然沢山メッセージ送ってきます。 その内容に返事丁寧にするのですが 全然既読にならなかったりして、その上既読になってもスルー。 山子さん ある集まりがありまして前日に待ち合わせして食事してから行こうと誘いがありまし

          番外【自分劇場な人々】

          【その顔とその顔とその顔】③

          備忘録 〜貴婦人編 その3〜 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花よりも彼女は石楠花そのものだった。あらゆるものがハイエンドの巻 ハイエンドなんて、遠くをさまよってる言葉だと思ってた。本屋に行くと、左から右まで雑誌が並んでると大抵店の奥に行くほど高級なものを扱う雑誌になっていく。彼女はそんな奥まった高級雑誌の中に住んでるかのような人だった。 あの紙面の中で繰り広げられている世界に登場する素敵に見える人たちは性格も素敵なのだろうか。少なくとも薗坂さんは、性格も穏やかで優しく

          【その顔とその顔とその顔】③

          【その顔とその顔とその顔】②

          備忘録 〜貴婦人編 その2〜 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花よりも、彼女は石楠花そのものだった。完璧な人の巻 薗坂さんは華奢な身体とその雰囲気にぴったりの フェミニンなワンピースをよく着ていた。 女性だったら彼女を見れば誰もが憧れるだろう。 艶めく長い黒髪の毛先が伸びたままつんつんしていることはなく、常に綺麗に巻かれていた。 一緒にいるとふんわりと素敵な香りがするが、 百貨店で香るような香水の香りでもなく、空間がただ心地よい香りで覆われているくらいの嫌味のない香

          【その顔とその顔とその顔】②

          【その顔とその顔とその顔】①

          備忘録 〜貴婦人編 その1〜 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花よりも、彼女は石楠花そのものだった。出会いの巻 初めて彼女を見たのは、地元の商店街だった。 田舎町の商店街で見かけたこともないような 一目でブランド物とわかるコートを着て 艶めく黒髪を綺麗に巻いてベビーカーを押して歩いていく姿は誰もが振り返った。 肌は陶器のように白く、目鼻立ちのはっきりした それこそ百合の花のような華やかな雰囲気だった。 しかし一番に際立ったのは今にもはじけてしまいそうなガラスのような

          【その顔とその顔とその顔】①

          【この世の中はクレイジー】⑦

          備忘録 〜従姉妹編 その7〜完結編亡くなった従姉妹とその母親について考えてみた完結編「希望」の巻 備忘録的に始めたこのブログもいよいよ完結編を迎えた。というか、完結させないとエンドレスになりそうなのでテーマとしては意図的に終わらせようと思う。 昨日の早朝から一気に書き始めたのだが、私はその前日、「ナルシスト」と「フライングモンキー」と「ターゲット」という関係性について一日中、YouTuberさんの動画を見て勉強していたのだ。一晩寝た後、R子とその母親の関係性をふと思い出し

          【この世の中はクレイジー】⑦

          【この世の中はクレイジー】⑥

          備忘録 〜従姉妹編 その6〜亡くなった従姉妹とその母親について考えていた「悲しくて、ただ悲しくて」の巻 備忘録的に書き始めた従姉妹編もその6まで来てしまった。 私の中にある整理していきたい一つ一つの出来事はレポート用紙1枚で済む話ではないんだなとしみじみ思う。 こうして十数年前を思い出しながら改めて従姉妹のことを思えば、今、ただただ悲しい。悲しい、それしかない。 私は何度も自分を責めたし、R子の選んだ道筋を憎いと思ったし、R子の夫も心底憎いと思った。でも責めても憎んでも

          【この世の中はクレイジー】⑥

          【この世の中はクレイジー】⑤

          備忘録 従姉妹編〜その5〜従姉妹とその母親について考えていた「おもちゃの世界の住人たち」の巻 前回、R子を取り囲む借り物家族を垣間見た話を書いた。 私はR子が産まれた頃から時々会ってはかわいがっていたのですっかり姉気取りでいただけで、R子の暮らしを共有していたわけではない。 おばとおばの姉やその嫁の「あっちの家族」を見て、R子が大学時代から私に取ってきた蔑むような言動の理由がわかったような気がした。 おばは会社員とはいえまあまあエリートなおじを夫に持ち、実家は病院経営で

          【この世の中はクレイジー】⑤

          【この世の中はクレイジー】④

          備忘録 〜従姉妹編 その4〜亡くなった従姉妹とその母親について考えていた。「借り物の家族」の巻 R子が亡くなった後、私はある日の朝、起きたら歩行困難になっていた。 本当に突然。前日までに予兆があったわけでもなくぶつけたりした心当たりもない。 総合病院の整形外科でありとあらゆる検査をしたが異常なかった。 ひと月ほどで少しずつ歩けるようになったがその当時は大変だった。 今思うと、R子が突然亡くなったショックをどこにもぶつけられず自律神経がやられたのかもしれない。 R子の死か

          【この世の中はクレイジー】④

          【この世の中はクレイジー】③

          備忘録 〜従姉妹編 その3〜亡くなった従姉妹とその母親について考えていた「人生って不条理なんだ」の巻 病院に着くと変わり果てたR子がベッドに寝かされていろんな管が繋がっていた。 脳幹出血を起こしたそうだ。 私が到着した時は今にも息を引きとってもおかしくない状態だった。 私は必死でR子の名前を呼んだ。 大丈夫、大丈夫だよ、R子、頑張って! 私は興奮していたのか、きっと元気になる、大丈夫とR子とおばに何度も語りかけた。 おじはどこかに行ってしまって見かけなかった。 お

          【この世の中はクレイジー】③