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留学のきっかけ ー20代からの学部留学ー

私は、現在カリフォルニア 州で学部留学をしている日本人です。アメリカに住んで仕事をする事が子供の頃からの夢であったにも関わらず、まさか本当に渡米する日がくるなんて想像もしていなかったし、カリフォルニア に来るとも思いませんでした。そんな私が留学をするに至った経緯をお話しします。

まず初めに、私は10代ではありませんので、高校を卒業してすぐに大学入学と言うような、いわゆる当たり前の人生ではありません。
大学受験の失敗がその一因です。

高校は、進学校に通っていたけれど、大学へは進学しませんでした。本音を言えば、もちろん進学して国際関係の学部で思いっきり勉強するつもりでいました。しかし、受験勉強中に色々な事が重なり精神的なバランスを崩して、見事に受験失敗。浪人する事も可能でしたが、日本の大学に受かったとしても、アメリカで働く事がいかに難しいかは知っていましたし、アメリカの大学に進学する選択肢は当時全くありませんでした。夢が途絶えたと同時に、早く元の自分の精神状態に戻りたかったと言うのが正直なところで、進学も何もかも諦めたのでした。(私は弱い人間です。)

その後、アルバイト生活を経て、最終的に仕事はバーテンダーをしていました。生活には不便がなかったし、仕事も楽しんでいました。だけども心のどこかにはいつも、人生こんなはずではなかったと言う気持ちでいっぱいでした。と言うのも、上にも書いたように、私は小学校の頃から将来は英語を使ってバリバリ働く!と、なんの根拠もなく思っていたし、そうなると信じていたからです。しかし私は英語が話せなかったし、自分が想像していた ”バリバリ働く” 姿には程遠かったのです。確かに職種において優劣は存在しないし、本人が誇りに思う仕事であれば人生の満足度は高いのでしょうけれど、バーテンダーと言う仕事は私にとってそうではなく、一生続けられる職業ではないと思っていました。

そんなある日、常連のお客様から一言、「なぜ今の職業についたのですか。」と言う質問を受けました。おそらくその質問自体に深い意味はなく、単純に言葉通りの意味だったのでしょうけれど、私はうまく答えることができませんでした。確か「人とお話しするのが好きだからです。」のようなありきたりな言葉ですり抜けましたが、情けなかったのです。それに、一生懸命生きていない自分自身が悔しくなりました。「こうありたい」人生ではなく、「これでいいや」の人生でした。

そして、もしも人生がやり直せるとしたらどこからやり直すだろうかと考えはじめました。ざっくり言うと、これが留学を考え始める最初の出来事です。

学部選びなどについてはまた別の記事に書きます。



英語学習用:https://twitter.com/learningish00
旅先フォトグラフィー:https://www.instagram.com/trip.pics00

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