VISAの制限

私は今、F-1visa（学生ビザ）でアメリカに滞在しています。このビサの制限こそ、留学生活を最も苦しめると言っても過言ではありません。今回は留学生ができない事 / できる事について紹介します。

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その① 働けない

学生ビザでは働く事ができません。カフェやレストランなど、働いてみたい場所があったとしても、留学生を採用してしまうとその会社側に責任が問われる上、私達留学生も不法滞在扱いになり、二度とアメリカに入国できなくなる恐れがあります。留学ビザはあくまでも語学学校や大学に「勉強」しに来ているわけで、働いてしまうと勉強していないと見なされてしまいます。

レストランで直払いで働らいている人の話を聞いた事がありますが、自分の身を守るのは自分です。やめた方がいいです。

外では働けない代わりに、週に２０時間以内であれば学校内で働く事ができます。食堂、図書館、チューター等のポジションがあります。働きたい学期の一つ前の学期末辺りに募集がかかっているので、通うカレッジのHPを確認して見て下さい。

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その② 単位数の制限

留学生は一学期間に１２単位以上(quarter system)取る必要があり、１２単位以上でフルタイムの学生と見なされます。１２単位以下になるとI-20を新しく更新するなどの措置が必要です。（私は１クラスドロップした時に、１２単位以下になり、事件が起きました。また別の記事で紹介します。）

アメリカのカレッジには、パートタイムの学生と言うフルタイムで働きながらカレッジに通えるシステムがありますが、留学生は上記の通り働く事ができないので選択できません。

この単位数の制限は、留学生が不要に働かない為のものであり、３〜４クラス以上取っていると、クラスの難易度にもよりますが、校内で働くのは時間的になかなか難しかったりします。

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その③ 奨学金が貰えない

学生ビザでは、アメリカ人が貰える政府からの奨学金は貰えません。FAFSTAやDream Act などがカレッジのHPには搭載されていますが、応募条件がアメリカ住民もしくは合法移民である必要があるので、留学生は応募権がありません。

その代わり、scholarship は応募可能です。応募できる項目があるか随時チェックして、エッセイなどを書いて応募しますが、当選１名や数名なので必ず貰える訳ではありません。

渡米前であれば、日本の奨学金制度に応募できるので、条件クリアのためにこちらに時間を使うことをお勧めします。

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その④ 学費

留学生とアメリカ住民の１クラスあたりの授業料には差があります。これは留学生はアメリカに税金を納めていないからです。パンデミック中、住民は十分な教育がオンラインでは受けられない、職を失ってしまった、等の理由で授業料無料を適用していたコミュニティカレッジもあった（ある？）ようですが、留学生には適用されません。

留学生は住民の３〜４倍払わなくてはいけないので、コミュニティカレッジだと１クラスあたり$900 - $1500 です（そのクラスの単位数による）。４年制大学になると、州立大学は一般的に私立より値段が低いとは言え、決して安くはありません。年間約$44000とあるので、１クラスあたり$4000 - $5000かかります… 。アメリカ人が有名私立大学に払う金額とそこまで変わりません。

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その他

そのほかに学生ビザではできない事は、自分の専攻に関連する外部のプロジェクトがあったとしても、必要条件に住民である事とあれば参加はできませんし、大学編入の際も、住民と留学生の必要なGPAが違う学校もあります。

自分が住民であれば、合法移民であれば… とビザの制限、主に金銭面で泣きたくなる事が多々ありますが、外国人として国に滞在する事の意味を日々考えさせられます。これは、日本で住民として暮らしている限り見えない側面なので、留学している価値を感じると同時に、アメリカで日々差別を受けている人々は、不平等さに対してこんな感情を持っているのかな、などと思ったりしています。

とは言っても、学費の差はもっとどうにかしてほしいです😭😭😭！！

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