ボツ小説の続きを「AIのべりすと」に書かせてみた
おはようございます、当方128です。
先日『#2000字のドラマ(あざとごはん)』企画でショートショートを執筆しました。その反省記事で「当初は蕎麦の話を書いていたが途中で行き詰まり断念した」みたいなことを書いていました。とはいえ蕎麦の話も既に1100字くらい書いており、このまま眠らせておくのも勿体無いので
AIに続きを書いてもらいました
(ちょっと何を言っているか分からない)
というわけで「AIのべりすと」先生にご協力いただきます。登録すれば無料で使えます。
まず、私が途中まで書いていた文章はこちら。
1.私の書いた部分(1129字)
『僕は蕎麦湯を入れない』
(※AI先生はタイトルを知りません)
物流倉庫の門を出る。真夏の朝でも微かに当たる風は心地よい。疲労と開放感の間で揺れながら産業道路の端を歩くこと12分。蕎麦屋の暖簾をくぐる頃には7時半を回っていた。
優しそうなおじさんに食券を渡し、コップに水を入れ、カウンターに着席。店内を見渡すと野郎が4人ほど。スーツをびしっと決めているか、少し汚れたつなぎを着ているか。いずれにせよ、これから仕事に向かう人々であることは確かだ。しかし僕はその逆。倉庫で10時間の夜勤を終えたばかりなのだ。謎の優越感に浸りながら、カラカラの喉に水を流し込む。秒で空になったコップを右手に再びウォーターサーバーへ向かう。
「178番のお客様ー」
おじさんの声を聞き、受取口へ向かう。もり蕎麦、かき揚げ、大根おろし、そして薬味とつゆの載せられたトレイを手に取り、すぐ左から塗り箸を貰い、朝限定サービスの天かすをたっぷりとかけ、席に戻る。「朝蕎麦」はここまで付いてたったの400円なのだ。これを仕事前の憂鬱の最中ではなく、頑張った自分へのご褒美としてありつけるのが夜勤者の特権である。
一口目は大根おろしと山葵だけを合わせると決めている。中細麺のちょっとした甘みとつゆの塩味が絶妙にマッチし、そこに大根のシャキシャキと山葵の刺激が加わる。空っぽの胃を優しくねぎらうカルテット。この一口目の為だけに睡魔と闘いながら10時間の労働に耐えていると言っても過言ではない。
しかし、異変は3口目だった。トレイの上に不意に零れ落ちる一滴は、決して嬉し涙ではない。僕の中に潜む悲しみは、いつも蕎麦の味を噛み締めることで思い出される。
***
少し変わった女性だった。ランドマークタワーの68階で夜景を見下ろしながら食べるフレンチに興味はなく、デートはいつも居酒屋のチェーン店だった。これくらいの雰囲気が丁度良いのだという。
「蕎麦が食べたい」
2時間制限により店を出ると、彼女は決まってこう言った。牛丼屋もラーメン屋も入ったことすらないのに、蕎麦だけはほぼ毎日食べるほど愛していた。注文するメニューは毎回もり蕎麦で、冬でも例外ではなかった。
「最後のこれが美味しいのよね」
そう言いながら残りのつゆに温かい蕎麦湯を注ぎ、一口。メインを啜る時よりも嬉しそうな表情を見せる。その笑顔を永遠に守りたいと思った。
別れは突然だった。結局僕は彼女の表情だとか仕草だとか表面的な部分しか見ていなかったのだろう。内面では少しずつ心が冷めていく彼女の異変に気付かなかった。それでも初めての恋人と9ヶ月も交際が続いたことを無理矢理褒めてくれた人も一人だけ居た。僕だった。
月100時間の残業や上司の叱責に3年間耐え続けたメンタルも一回の失恋であっさり崩壊し、3日後には辞表を提出していた。
2.AIの書いた続き その1(127字)
引き留めてくれる人など誰もいなかった。僕は今年32歳になり、無職という肩書きだけが残った。
そんな状況だからだろうか、最近になってやっと彼女が作ってくれた料理の味を思い出すようになった。カレーライス。肉じゃが。豚汁。おでん。どれもこれも味わったことがない程
3.AIの書いた続き その2(119字)
美味しかった。
「こんなもんさ。恋愛なんて」
僕の肩を叩きながら先輩社員が言う。あの時の彼も同じ台詞を口にしていたっけ。
しかし、今は違う。
味を思い出せないだけで、記憶の奥底には確かに残っているのだ。だからこそもう一度食べたかった。蕎麦の温かさ
4.AIの書いた続き その3〜9(785字)
と一緒に、彼女の優しさと愛情を感じたかった。
***
気付けばもう3分の1まで減っていた。急いですすり込む。つゆと薬味と蕎麦が渾然一体となって喉を通り抜けてゆく。
ふと思い出す。彼女と別れた直後、僕は毎日のように泣いた。何日も泣き続けた。
そしてある日、僕は思い立った。そうだ、自分で蕎麦を作ろう。彼女と同じものを食べよう。幸いにも学生時代に調理実習で作ったことがある。きっと出来るはずだ。
蕎麦粉と小麦粉と水と塩さえあれば何とかなるはず……。僕はネットを駆使し、蕎麦打ちについて調べた。
「まずは蕎麦の実を石臼などで挽きましょう」
そういえば実家から送られてきた段ボール箱に蕎麦が入ってた気がする。僕は部屋に戻り、開封してみた。中には大量の蕎麦が入っており、その中には紛れもなく蕎麦が入っていた。しかも乾麺ではなく生麺だ。
「え? なんで?」
疑問を抱きながらも僕は蕎麦を茹でた。ざるにあげて水を切り、薬味とつゆを用意する。そしていざ実食
「……あれ……意外といける……」
今まで食べてきた蕎麦とはまた違った風味。コシがあり、噛めば噛むほど甘みが増してくる。これは蕎麦じゃない。むしろ小麦に近い。
「なんだよこれ、全然美味いじゃん!」
僕はすっかり感動してしまい、それからというもの、毎日毎日蕎麦を打ち続けた。
「蕎麦って意外と簡単に作れるんだね」
僕が話しかけると彼女は驚いた顔を見せた。
「あなたが蕎麦を打つの!?」
「うん。なんか急に作りたくなって」
「すごい! 私も一緒にやりたい!!」
こうして二人で蕎麦を作ることになった。
蕎麦打ちを始めてから一カ月後。ついに僕は彼女に振られた。理由は単純。蕎麦の出来が良すぎたから。同じものを食べたからといって元カノの記憶は戻らない。当然といえば当然の結果だった。
僕はもう二度と恋をしたくない。蕎麦は美味いけれど、それを誰かと共有することは多分出来ないと思うから。
5.感想
AI先生ありがとうございました。
しかし、途中からストーリーが矛盾しています。最初私が書きすぎたんですかね。冒頭の文章が短い方が上手い感じに仕上げてもらえるのでしょうか。
6.別作品の冒頭だけで再チャレンジ
では、『#2000字のドラマ』に正式にエントリーした作品『背中』の書き出しだけを引用し、AI先生に続きを書いてもらいましょう。
下ろし立ての水着。水圧強めだけど気持ち良いシャワー。照り付ける太陽で青く染まる水面。中学で初めての水泳の授業はワクワクしていた。していたはずだった。
「お前、背中の毛が異常に濃いな」
クラスで一番仲の良い男子生徒に言われてから全てが変わってしまった。私はプールに入る前にいつも髪をアップにしてまとめていた。だから背中まで丸見えだったのだ。
『うわっ! マジかよ!』
『見ろよこいつ、すげぇぞ』
『やだー、きもい』
私は教室に戻ることも出来ず、そのままプールサイドで泣いていた。
「…………」
私は目を覚ますと、そっと自分の身体を触ってみた。良かった、ちゃんとある。私はほっとして起き上がった。
昨日は寝る直前に思い出した中学時代の出来事のせいで、なかなか寝付けなかった。おかげで今日は寝不足気味だ。それでも何とか朝起きることが出来たけど、朝食を食べる元気はなかった。とりあえず歯磨きだけは済ませて顔を洗ったら学校へ行く準備をする。
今日から新学期なので始業式がある。体育館で行われる校長先生の長い話を聞くだけで一日が終わってしまう。そして明日は実力テストがあって、明後日は終業式。夏休みの間は学校に行く必要はないけれど、私には行く場所があった。
私が住んでいる街にある小さな神社では毎年夏祭りが行われている。そこでは盆踊り大会が行われるんだけど、中学生までは浴衣を着て行っても良いことになっていた。もちろんお小遣いの範囲内でね。高校生になったら着ることは無いだろうし、来年は受験勉強に集中することになると思うから今年が最後かもしれない。そう思うと何だか寂しい気がする。
「行ってくるね」
私は両親に声をかけると玄関を出た。外は既に暑かった。セミの声を聞きながら駅に向かって歩いていく
「あっつぅ~」
夏真っ盛りという感じだ。額に流れる汗をハンカチで拭いながら歩いていると駅前に到着した。この辺りは住宅地になっているせいかあまり店が無い。少し先に大型ショッピングモールがあるので普段はそこを利用することが多い。でも今日は目的が違うのでまっすぐ目的地へと向かうことにした。
神社の境内に到着すると、既に屋台の準備が進められていた。大きな鉄板の上に油を引いて生地を流し込むとジュワァッといい音が響いて食欲をそそる匂いが立ち込めた。その光景を見て私のお腹がグゥ~となった。
「あら? おはようございます。早いですね」
声をかけられたので振り返ると巫女さん姿の女性がいた。彼女はこの神社の一人娘で、名前は月夜野美雪さんと言う。年齢はまだ二十歳なのに大人っぽく見えるのはその落ち着いた雰囲気のおかげだと思う。黒髪ロングヘアーが良く似合う美人さんだ。ちなみに彼女も去年まで中学校に通っていた。つまり同級生なのだ。
7.感想
AIに任せれば良いというわけでもないらしい。
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