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【教訓】人生ってのは、いいことがあれば悪いこともある

ウバといいます。
訪ねていただきありがとうございます。



世の中、本当によくできてるもんだと感心する。良いことと悪いことはバランスよくやってくる。山あり谷ありとでもいうべきか、とにかく平坦ではないらしい。

だからこそ、嫌なことや悪いことが起こっても暗くならないでほしい。きっとその先で良いことが待っているのだから。

逆も言えよう。良いことがあっても、調子に乗ってはいけない。その先で不幸が待っているかもしれないのだから。



と、いうのも。
臨時収入があったのだ。数万ではあるがありがたい。こんなときは、ぱあっと使うと決めている。家族に美味しいものでも食べさせようかと考える。

寿司か焼肉かな。それともステーキがいいか?とワクワクしていた。臨時収入については嫁さん以外知らない。子供のよろこぶ顔が目に浮かぶ。


さいしょ、異変に気付いたのは嫁さんだった。「ねえ、あんたの車ブレーキランプ点きっぱなしよ?」と頓珍漢なことを言ってきたのだ。

「いいか嫁さん?ブレーキランプというのは、ブレーキを踏まないと点かないんだぞ?」と言いながら車に向かうと点いていた。異常である。

さて、どうしたものか。とりあえず電源を入れたり切ったりするが、一向に消えない。バッテリーのターミナルを外して付けても消えない。

電化製品は、叩いたら直ることを知っているわたし。テレビだって、だいたい叩いたら直るもんだ。と、ブレーキランプを叩いても消えない。車は電化製品とは違うようだ。

スーパーファミコンをしていて異常があったとき、カセットの端子部に息をフゥフゥ吹きかけると直ることを知っているわたし。ブレーキランプに息を吹きかけてみたが、やはりランプは消えなかった。車はスーファミとは違うようだ。

さて、どうしたものか。わたしは兄貴に電話をかけてみた。兄貴は少し車に詳しい。わたしの兄はイニシャルがSMで、学生時代には女王様と言われていた。どうでもいい情報を書いてみたがどうだろうか。

数分後、大袈裟な道具箱をもって兄貴到着。頼りになる姿をしている。持つべきものは頼れる兄貴である。さっそくブレーキ部分をなにやらゴソゴソ……ゴソゴソ……


パキッ!……。臨時収入が消える音がした。


「とどめ刺したかもしれん」と兄貴。女王様がっ!!と怒りたいがそうはいかない。じっさいの兄貴は女王様ではなくラオウなのだ。勝てっこない。

さて、どうしたものか。とりあえずどうにもならないと判断。バッテリーが上がるのを防ぐためにターミナルを外して寝ることにしたわたし。あした車屋に頼もう。

翌日、朝イチで車屋に電話しGO。部品交換で直るとのこと。原因の部品以外にも壊れそうな部品があるらしい。そりゃ女王様の仕業だろう、許さん。

数日で部品が届くため、今日は応急処置をしておきますとのことだ。その車屋は兄貴の紹介だったため少し割引してくれた。女王様ったら……許す。

臨時収入は守られた。修理代は痛いが安く済んだ。まだまだ残っている。休みに美味しいご飯でも食べに行くか。兄貴の家族も誘おうか。皆のよろこぶ顔が目に浮かぶ。



車屋から帰宅。アイスコーヒーでも飲もうと冷蔵庫を開けると、そのまま扉が外れた。



臨時収入が消え去る音がした……



ここまで読んでいただきありがとうございます。
良い事と悪い事のバランスが悪すぎやしないかい?



それでは、佐世保の隅っこからウバでした。



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