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模擬カウンセリングを通しての学び

看護師を想定した模擬カウンセリングを振り返ります。


年齢:35歳 性別:女性 家族構成:独身
看護大学を卒業後、看護師として総合病院に勤務し勤続13年目。1年前より、病棟の副師長という立場(No.2)でプレイングマネージャー。
新病棟の立ち上げの話があり、看護部長から、今の病棟に残り管理者となるか、新病棟の管理者になるか判断を迫られている。
新病棟立ち上げにチャレンジしたい気持ちもあるが、プライベートで、近々結婚も視野に入れているため、今後のライフとキャリアについて考えると判断に迷う。


という事例で、60分間の面談に臨みました。
シュロスバーグさんの、転機を乗り越えるための4Sを、実際に意識して使用して、キャリアカウンセリングの中に、キャリア理論を統合していく経験ができたことは、とても大きな収穫でした。
実際に、対象者に適した理論を元に、カウンセリングを進め、状況を見える化することにより、お互いに理解が深まったり、クロージングの際、次の取るべきアクションが具体的になりました。

また、このようなツールは、各対象者に合わせて利用し、個別性を加味する事が重要であることも認識しました。
ツールを使う事で、逆に相手との距離が離れてしまうリスクもあります。

4Sで相談者を整理してみた


実は、この事例は過去の自分。
自分だけど自分じゃない。
客観的に自分を見るという経験もできました。
ちょっとほろ苦い。

過去の自分は、不器用で思うように立ちまわれませんでした。
それは、今に一生懸命で、周りが見えていなかったからだと振り返ります。
第三者にキャリア相談できていたら、また違った自分が居たかもなとも思います。

きっと、このような方は、潜在的に存在する。
でも、誰かに相談しようとは思わないよな、と考えています。
そんな方に、届く存在でありたいというのが、今の私です。

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