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📖〜NHKテレビ小説カーネーション 脚本     渡辺あや〜



先週は母の日でしたね💐
時期的にピッタリだった
2011年放送されたNHK朝のドラマ
『カーネーション』の
小説上下巻を拝読しました📖

たまたま先日、ネットニュースで
見かけたのですが
『カーネーション』が
映画化されるようで
大地真央さんが主演だそうです✨



ドラマは
全く観たことが無かったのですが
小説もあったんだなぁと
読んでみることにしました😊


だんじりで有名な岸和田を舞台に
商店街の呉服店の四人姉妹の長女
小原糸子さんの生涯のお話です♪

ファッションデザイナー
コシノヒロコさん
コシノジュンコさん
コシノミチコさん
三姉妹のお母様でいらっしゃる


ファッションデザイナー
小篠綾子さんがモデルだそうです✨


貧困、男尊女卑、戦争、食糧不足
急経済成長、バブル崩壊など
時代背景が色々過ぎて凄かったです💦
持ち前の明るさと男勝りな性格で
矢の如く行動して
自分の生きる道を貫いた方でした✨

だんじりと洋裁に夢中になり
愛してやまず


出会い、結婚、子育て、恋愛
裏切り、別れ、大好きな人たちの死、
人間の強さ弱さや、優しさ愚かさ
葛藤や苦悩、喜び
人生の数々の失敗と成功🌟



最後おばあちゃんになっても
新しいことに挑戦しつづけ
更に強く逞しく面倒見の良い
「お母ちゃん」キャラの糸子さんが

笑えてしまう時もあり
泣けてしまう時もあり
とても素敵に思えました💓




最後は感動して、涙が出そうでした🥹
病院内で開かれた
ファッションショーが良かったです♪


看護師さんはじめ
患者さんがモデルになるのですが
本格的に講師をつけて
ウォーキングの練習をしたり
美しくなる練習をしたり✨🚶

当日ヘアメイクで変身して
糸子さんのデザインの服を身に纏い
幸せそうに笑顔でランウェイを
闊歩する👠✨

あと半年と余命宣言を受けた
末期がんの患者さんが見せた
奇跡の感動的なシーンでした🥹




糸子さんは、仕事柄、人との繋がりを
大切にしてらっしゃったとは
思いますが


子供の時から
男に対しても女に対しても
上の立場の人にも
取っ組み合いや殴り合いの喧嘩を
するほど
(手は出しちゃいけないけど💦)


どんな相手にも筋を通し
共に涙したり、本気で向き合える方で
自由がなかった時代に
大変貴重な存在であったように
思いました✨

派手に大喧嘩したり
仲が悪くなっても
見えない縁が
ずっと繋がっていて
なぜか偶然再会したり
人つてに耳に入ったり
不思議と巡り合わせがあるのです🫧

糸子さんの面倒見の良さ
自分を曲げない強さ
仕事に対する覚悟や信念が
人への信用になり
周りの人からも慕われていたから
かもしれませんね🤗

この小説を読んで
92歳まで現役で駆け抜けた
糸子さんの志が感じられました✨


一言で言うと
「カッコいい男前なお母ちゃん」👵

「まぁ、うちかてまだ人生どないなもんか、ようわかってませんけど、たったひとつ、自信持って言えることがあるんです。
うちが何かをして、それが成功したときちゅうんは、必ず自分やのうて、相手のために思てしたときなんです。
欲かいて自分のためにしたことは、全部失敗しました。そら見事に」

「あげんのは、もらうよりずっと得や。ほんま、そな思います。」

「ほんなこと人一倍欲深い人間やないと言わへんで。初めっから欲ないような人は、こんなこと考えんでええんや。
欲深いからこそ、散々痛い目おうた挙句に辿り着くんやないか。」

カーネーション下巻より

「(ファッションが人を幸せにする)力があると信じたいし、信じてる。
やればやるほど知れてるちゅうことも
毎度突きつけられます。」

カーネーション下巻より




ファッションは
希望を見出すものだと
人に生きる力と喜びを与えた
素敵な女性でした🥰

糸子さんは
「カーネーション」の花が
大好きだったそうです💐
綺麗な花ですよね✨


読んでいただき
ありがとうございました🙇

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